ココイチが値引きをしない理由、14日の大阪セミナーを中止します、
ハンズマンの大阪出店、グランディーズの業績修正、東京セミナーの開催可否、
日経平均2万6千円、29日の東京セミナーを中止します、「インフラ関連企業」音声CD、
投資家の降伏
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ショートコラム(2020年11月)
■投資家の降伏(2020年11月29日) |
ハワード・マークスの著書『市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学』で一番印象に残っている箇所を引用します。 資産の価格が2倍や3倍に上昇している、あるいは半分に下がっている、という事態に直面すると、多くの人が、自分が愚か者で間違っているかのような気分を味わう。そしてブームで儲けている人や、価格下落の難を逃れた人に強い嫉妬心を抱き、抵抗を続ける意志を失うのである。 市場参加者は、ほかの者が稼いだカネ、そして自分が稼ぎ損なったカネのせいで苦しみ、その傾向(そして苦しみ)がさらに続くことを恐れる。そこで、群集に加わればその苦しみが終わると考えて降伏する。結局は、かなり価格が上がってしまった資産を買ったり、大幅に下落した資産を売ったりするのである。 今後「株価は高すぎる」と静観していた慎重派の中にも、直近の株価上昇に抗えず、降伏する投資家が続出するかもしれません。 私の心の中でも、ときおり、もう一人の自分がささやきます。「ほら、今日も日経平均が上がっている。この際、トレーダーに転身して、株価上昇に乗ったらどうか」と。 長期投資家としては、ここでギブアップしないよう、気持ちを強く持ちたいと思っています。次の弱気相場まで、相当待たされるのを覚悟の上で。 |
■「インフラ関連企業」音声CD(2020年11月25日) |
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開催を中止した11月のバリュー投資塾「インフラ関連企業」の代替として、音声CDを作成しました。 今年に入り、個人的にコツコツと進めてきた、我が国のインフラ整備から恩恵を受ける小型株に関する調査・分析をまとめたものです。 ご購入を希望される方はメールにて、氏名、郵便番号、住所、電話番号を記入してお申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。 なお既にお申込み・ご入金をいただいた分は、明日26日中に最寄りの郵便局から発送予定です。
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■29日の東京セミナーを中止します(2020年11月20日) |
11月29日(日)開催予定のバリュー投資塾(東京セミナー)「インフラ関連企業」を中止します。 体調もほぼ元に戻り、個人的にはぜひともやりたかったのですが、新型コロナウイルス感染者の急拡大を受けて、ここは自重すべきと判断しました。 既に入金されている方に関しましては、音声CDへの振り替え、または返金の対応を取らせていただきます。 |
■日経平均2万6千円(2020年11月17日) |
本日、日経平均が29年半ぶりの2万6千円を付けました。とにかく11月に入ってからの上昇は凄まじく、5日移動平均線を上回って推移しています。 トレーダーはまたとない腕の見せ所、一方でバリュー投資家は傍観するしかないという、流儀によって明暗の分かれる相場です。 このような勢いの上昇は記憶になく、過去のデータを調べてみると、日経平均が最高値を更新した1989年後半まで遡る必要がありました。 1989年の7月後半、9月中旬から下旬にかけて、そして最後の打ち上げ花火となった11月から12月にかけての都合3回、5日移動平均線を上回る力強い上昇を演じています。その翌年、バブルは崩壊しました。 果たして、今回の上昇はいつまで続くのでしょうか。個人的には、高みの見物を決め込むつもりです。 |
■東京セミナーの開催可否(2020年11月15日) |
11月29日(日)のバリュー投資塾(東京セミナー)「インフラ関連企業」に関して、予定通り開催すべきか否か、決めかねております。 ご心配をおかけした体調は、ほぼ2週間に及んだ38度の発熱も下がり、快復に向かっています。病院で様々な検査を受けたものの、結局、原因は分からずじまいでした。 そんなわけで、東京セミナーの準備に取り掛かろうと思っていた矢先に、新型コロナの第3波がやってきました。このまま感染者が増え続けるようであれば、中止もやむを得ません。 最終的には今週の状況を確認しつつ、11月22日(日)までに結論を出したいと思っています。もうしばらくお待ちくださいませ。なお東京セミナーを中止した場合、代替品として音声CDを発売する予定です。 |
■グランディーズの業績修正(2020年11月13日) |
昨日、グランディーズ(3261)が業績予想の修正を発表しました。今まで未定だった2020年12月期に関して38%減収、74%営業減益を見込んでいます。修正の理由は次のとおりです。 建売住宅販売につきましては、本感染症の影響による上期の販売の遅れが響いておりますが、ここにきて集客数や契約数は回復しつつあり、直近の販売動向をもとに予想数値を算定しております。 投資用不動産販売につきましては、緊急事態宣言の発令や自粛要請等の影響により商談時期を遅らせた結果、当期での販売を見送ることとしております。また、民泊による収入は、保有する物件の大半が稼働停止しており、急激な回復が見通せないことから、低調に推移する見込みで算定しております。 同社はいわゆるローカルビルダーです。大分、別府を地盤として、低価格の建売住宅を主力事業としています。そのような会社が投資用不動産はともかく、民泊にまで手を広げたことが裏目に出ました。 今後、経営者がどのような舵取りを行うのか、注目したいです。 |
■ハンズマンの大阪出店(2020年11月10日) |
九州でホームセンターを展開しているハンズマン(7636)が、2021年中に大阪府松原市に旗艦店を出店します。同社にとって9年ぶりの新店です。 大園社長は、ダイヤモンド・チェーンストアのインタビュー記事で、その経緯について次のように述べていました。 少し前までは福岡県でずっと探していた。しかし、なかなかでてこなかった。それで、広島県や岡山県でも探し始めた。7年間で1000件くらいの提案があったが、立地が満足できなかった。 われわれは立地が良くないと力を発揮できない。だから出店しなかった。 今回の大阪府の話は立地が良かった。ここで出店しなければ、ハンズマンはもうどこにも出店できなくなると思うくらい。将来を考えるとここで出るしかないと考え、決断した。 同業他社が出店競争を繰り広げている中、満足できる立地に出会えるまで、新規出店しなかったところに凄みを感じます。オーナー経営でなければ、できない決断でしょう。 投資チャンスをとことん待ち、チャンスが到来すれば思い切った投資を行う。大園社長も、名経営者としての素養を備えているようにお見受けしました。 ハンズマンの新店がオープンした暁には、もちろん現地視察に出向くつもりです。今から楽しみにしています。 |
■14日の大阪セミナーを中止します(2020年11月6日) |
11月14日(土)開催予定のバリュー投資塾(大阪セミナー)「インフラ関連企業」を中止します。 理由は私自身の体調不良です。実は10月下旬より発熱が続いており、病院で検査を受けているものの、未だに原因が分かっておりません。 このような状況下にあるため、開催は難しいとの結論に至りました。なお11月29日(日)開催の東京セミナーに関しては、2週間後に改めて判断したいです。 大阪セミナーへの参加を予定されていた方には、誠に申し訳ございません。まずは治療を優先したく思っております。 |
■ココイチが値引きをしない理由(2020年11月3日) |
プレジデントの記事『ココイチが値引きをしない理由「うちのカレーはうちでしか食べられない」 』を読みました。 チェーン店嫌いの私ですが、セミナー講師の仕事で東京に出張する際、会場の近くにココイチがあれば、なるべく利用するようにしています。 チェーン店にしては、ココイチのカレーは安くないです。その分、客層が良く、店内で不愉快な思いをすることがほとんどありません。 あの値段で、それなりに美味しいカレーを食べられ、快適な時間を過ごすことができれば、自分にとってはフェアバリューです。むしろココイチのカレーが、東京出張時の楽しみでした。 競争の厳しい飲食業において、長年にわたって好業績を続けているのは、根強いファンに支えられているからだと思います。 |
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