コーチング四半期決算の功罪続・先生が儲ける時代バリュー投資スクールIRNETの思い出
営業キャッシュフローがマイナスの会社バフェット型企業SGターゲット・ジャパン・ファンド
渡辺幹夫氏続・清算価値ストリート・スマートアエラの取材

パーシャル・オーナー


ホーム | ショートコラム | ポートフォリオ | 株の本 | 株式セミナー | リンク集


ショートコラム(2005年8月)

■アエラの取材(2005年8月31日)
上に戻る

昨日はアエラの取材を受けていました。帰り際、記者さんから「お金持ちになったら、何をしたいですか、何に使いたいですか」と聞かれて、即答できませんでした。少し間をおいて「いつでもサラリーマンをやめることができます。何に使いたいかは1億円貯まったら考えます」と答えるのが精一杯でした。

著書やセミナーでは「投資は豊かな人生をおくるための手段です」といっておきながら、自分では「豊かな人生」のイメージができていなかったりします。

一般的に「お金持ちになったらしてみたいこと」とその反論を考えてみました。

・南の島で暮らす・・・たまに訪れるから楽しいのであって、言語、食生活、治安、病院などを考えれば、日本の方がいい。友達がいないと面白くないし、家族で移住すると子供の教育問題がつきまとう。
・豪邸に住む・・・家が広いとメンテナンスも大変。庭が草ぼうぼうでは興ざめ。
・趣味三昧・・・いくら釣りやテニスが好きでも、毎日朝から晩までできるものでもない。第一、飽きると思う。

人間、食べるに困らないだけの資産ができても「他人に認められたい、社会に貢献したい」という高度な欲求を満たされないと満足できないものです。私が休日の貴重な時間を使って、本を書いたりセミナー講師を行ってきたのは、副業というよりも「認められたい」という部分が大きかったように感じます。私にとっては、単に遊んで過ごす休日より、そちらの方が楽しいのでしょう。


■ストリート・スマート(2005年8月30日)
上に戻る

昨日、孔明さん橋口寛さんと昼食を共にしました。投資の話題からお互いのビジネスについてまで、3時間も話し込んでしまいました。孔明さん、橋口寛さん、貴重な時間をありがとうございました。

ファイナンスのプロ、橋口寛さんによると、私の考え方は「ストリート・スマート」というそうです。「コンサルタントやMBAの使う理路整然としたロジックとは違った、ストリートで結果を出すためのロジック」という意味です。

私は、金融や経済に関しては、まったくの素人です。持っているのは、10年間かかって、株式市場で手痛い失敗を繰り返しながら学んだ「傷だらけの経済学」なのです。

このあたりで、金融や経済についても勉強すると、体系化できていいのでしょうね。


■続・清算価値(2005年8月28日)
上に戻る

今回のコラムは清算価値(2004年4月30日)の続編です。

私が「超特価バリュー株「福袋銘柄」で儲ける週末投資術」の原稿を書いていた頃は、まだあった清算価値割れ銘柄も、出版直後の資産バリュー株の上昇により少なくなってしまいました。今年の3月に「年利46%の実践投資家が語る、週末バリュー投資術セミナー」を行ったときは、解説する資産バリュー株を探し出すのに一苦労でした(このときは不二電機工業を取り上げました。上がってくれてよかったです)。

そうはいっても、全くなくなってしまったわけではありません。大電社のバランスシート(平成17年3月31日)をご覧ください。

科目
簿価(千円)
金額(千円)
現金及び預金
2,511,170
100
2,511,170
受取手形及び売掛金
2,744,564
85
2,332,879
有価証券
120,236
100
120,236
棚卸資産
498,844
50
249,422
その他流動資産
64,052
0
0
有形固定資産(土地)
923,590
70
646,513
有形固定資産(土地以外)
188,868
0
0
無形固定資産
18,867
0
0
投資有価証券
1,722,024
100
1,722,024
その他資産
144,671
0
0
資産合計
8,936,896
7,582,244
 
流動負債
1,488,973
100
1,488,973
固定負債
321,680
100
321,680
負債合計
1,810,654
100
1,810,654
 
清算価値
7,126,241
5,771,590
 
時価総額(2005/8/26)
3,159,000

株価(2005/8/26)
585
1株当たり清算価値
1,069
1株当たり安全域
484

発行済株式数:5,400千株

時価総額(2005年8月26日現在)が清算価値を大幅に下回っています。安全域(グレアムの基準では2/3)も十分取れていますね。未だに残っている、貴重な清算価値割れ銘柄です。ただし、資産バリュー株の常として、直近の業績は冴えないです。PERは65倍以上になります。

私は「超特価バリュー株「福袋銘柄」で儲ける週末投資術」で「PER15倍以上の株を買ってはいけない」と強調してきました。では、この株は買えないのでしょうか・・・。

しかしながら、大電社のケースでは、資産バリューに着目しているので、PERは気にしなくてもいいと思います。本の方でも、よく読んでいただければ、PERにはいくつかの例外を認めています。それは、 景気循環株、 業績回復株、 含み資産株です。本当は、ここに清算価値割れ銘柄を入れておくべきでした。

配当利回りも2%近くありますし、上がるまで気長に待てるのなら、分散投資の一環として持ってみるのも悪くないですね。売却のメドとしては、一般論として、私は資産バリュー株投資で50%取れたら上出来と考えています。

株主欄には、興味深い投資家が名を連ねています。BBHフォー・フィデリティー・ロープライスストックです。このファンドは、本当に安い株しか買わないことで有名です。

以上、大電社についての質問にお答えしました。


■渡辺幹夫氏(2005年8月27日)
上に戻る

「自分の予想がまずまず当たると考えているのは、その人が特別な才能を持っているというより、単になかなか当たらない事実に気がついていないだけというケースが多い」

その本には、多くの証券関係者や株式評論家を敵に回してしまうような表現が平気で用いられています。「ファンドマネージャーの株式運用戦略」は、日本人著者の書いた本では、トップレベルの内容です。それもそのはず、著者の渡辺幹夫氏は15年間に渡り、ファンドマネジャーとして株式運用を経験してきたのです。

株式投資の良書といえば、米国の翻訳本ばかり・・・。そんな状況にうんざりしていた私は、この本をむさぼるように読んだものです。ショートコラムでもPERの呪縛4番バッターと守備の人で引用しています。

その渡辺氏の「株式運用戦略セミナー【低位バリュー株・アノマリー・行動ファイナンスの追求】」が10月23日(日)にあります。

トレーダーズショップのセミナー紹介ページによると、渡辺氏の相場観の重要な部分は
1.相場の子羊・アマチュア・不勉強者に対し合理的に差をつけ、彼らが自滅し負担してくれる損失部分をフトコロにいれるゲーム。
  ⇒「相場は、情報の追っかけをしている人が自滅することで儲けのチャンスが まわってくるということを、知識として理解している人たちが儲かる図式となっている」
2. 他人の過剰反応・知識不足・行動力不足に起因し繰り返される「間違い」こそ、自らの収益の源泉。
3. 少数の勝ち組になるために必要なのは 「(早耳)情報」ではなく、実践的な 「知識」と経験に裏打された 「知恵」。
とあります。奥が深いですね。

講師が「机上の空論は一切ありません」と言い切っているとおり、本音ベースのためになる話を聞くことができそうです。新しい職場は休日出勤が多いのですが、私も何とか参加したいと思っています。

特に、個人投資家のセミナーに出席されている方は、話を聞き比べてみると勉強になるでしょう。


■SGターゲット・ジャパン・ファンド(2005年8月26日)
上に戻る

私の著書「超特価バリュー株「福袋銘柄」で儲ける週末投資術」で反響が大きかったのは、「誤解の多いROEの使い方」と「SGターゲット・ジャパン・ファンド」の記述です。「誤解の多いROEの使い方」については、ROEとPBRの素敵な関係でフォローしましたので、今回は「SGターゲット・ジャパン・ファンド」 を取り上げます。

まずは、6月30日の上位組入銘柄です。時価総額の単位は百万円です。

コード 銘柄 株価8/25 時価総額 PER PBR EV/EBITDA
3105 日清紡績
884
184,048
22.7
0.82
9.8
5451 淀川製鋼所
655
120,642
15.2
0.83
4.2
5946 長府製作所
2,410
86,713
31.9
0.86
16.5
6349 小森コーポレーション
1,866
139,189
21.4
0.91
10.4
5901 東洋製罐
1,678
363,441
28.7
0.60
3.5
6201 豊田自動織機
3,180
1,036,173
23.5
0.91
12.6
9832 オートバックスセブン
4,340
163,374
54.4
1.03
9.9
7958 天馬
2,015
63,096
---
0.83
---
8759 ニッセイ同和損害保険
628
251,235
48.1
0.86
---
3106 倉敷紡績
290
71,612
26.4
0.84
6.6

相変わらず地味な銘柄が並んでいます。注目してほしいのは時価総額です。天馬の630億円が一番低くて、1,000億円以上の銘柄も多いです。流動性にはかなり気を使っているみたいですね。指標的にはPBR重視です。

パフォーマンスを見てみましょう。

5年間のパフォーマンス

まずは5年間のパフォーマンスです。TOPIX(998405.T)、さわかみファンド(71311998)と比較しました。さわかみファンドも健闘していますが、SGターゲット・ジャパン・ファンド(58311008)がぶっちぎりの運用成績です。TOPIXがマイナスなのに150%近いリターンをあげています。

3か月のパフォーマンス

次は直近3か月のパフォーマンスです。SGターゲット・ジャパン・ファンド、さかわみファンドともTOPIXに負けています。優秀なファンドでも、そういう時期はあるということですね。

今回、SGターゲット・ジャパン・ファンドを取り上げたのは、質問をいただいたからです。ここでお答えしておきましょう。週次報告書などは運用を行っているソシエテジェネラルアセットマネジメントのサイトで見ることができます。

Q1:銀行預金と比較して有望な投資先となりうるでしょうか。

A1:余裕資金で投資するのであれば、有望な投資先になりえます。運用手数料(信託報酬)は年1.785%ですが、楽天証券では販売手数料(通常は3.15%)が無料です。投資額も1万口単位(当初1口=1円)です。

Q2:このファンドのトップテン銘柄に投資しても、効果があるのではないでしょうか。

A2:自分でも調査をして、納得した上で投資するならかまわないと思います。しかし「何も考えずに」ということであれば、「生兵法は怪我のもと」です。


■バフェット型企業(2005年8月25日)
上に戻る

ビジネス・ゼミナール 証券分析入門」にはグレアムとバフェットの投資についての記述があります。バフェットの項については、「バフェットの法則」「バフェットの銘柄選択術」を引用してうまくまとめていると思います。

私の考えているバフェット型企業も「ビジネス・ゼミナール 証券分析入門」に近いイメージですが、より正確にいいますと、「マネーマスターズ列伝」ウォーレン・バフェットの章に書かれているとおり「ビジネス・フランチャイズ(営業上の特権的な強み)を持っており、値下げや利益の先送りを武器に競争会社が攻め込もうとしても攻め込めない、大きな「濠」に守られている企業」となります。

バフェットの銘柄選択術」ではコカコーラやジレットが「消費者独占企業」として取り上げられていますが、それ以外にもバフェット型企業はあります。

2社の比較

上のグラフをご覧ください。2冊目の本に掲載予定のもので、亜細亜証券印刷と大日本印刷の損益計算書より作成しました。亜細亜証券印刷の方が大日本印刷よりかなり儲かっていますね。これは、亜細亜証券印刷がディスクロージャー(企業の情報開示)ビジネスを宝印刷とともに独占しているのに対し、大日本印刷は業界最大手といいながらも競合が多く、チラシ一枚にしても町の印刷屋と価格競争を行わなければならないからと考えるのが自然です。亜細亜証券印刷はバフェット型企業の要素を持っているといえるでしょう。

ビジネス・ゼミナール 証券分析入門」を読まれた方より、私のバフェット型企業に対する考え方について質問をいただきましたので、簡単にお答えしてみました。


■営業キャッシュフローがマイナスの会社(2005年8月23日)
上に戻る

2冊目の本の原稿が出来上がり、少し時間も取れますので、メールでいただいている質問にお答えしたいと思います。まずは、営業キャッシュフローがマイナスの会社についてです。

一般的に、営業キャッシュフローがマイナスの会社は投資対象として避けるべきですが、例外もあります。

一つは不動産流動化銘柄やフージャースのような急成長中の会社です。これは、将来の事業展開を考えて、仕込みを行うためです。たとえば、フージャースは、1年後、2年後のマンション販売のために、より多くの事業用地を仕込む必要があります。事業用地を仕込むと、棚卸資産が増加して、営業キャッシュフローのマイナス要因になります。

フージャースの連結キャッシュ・フロー計算書(抜粋)・・・たな卸資産(事業用地)の大幅な増加により営業キャッシュフローはマイナスとなっています。

平成16年4月1日〜平成17年3月31日
区分
金額(千円)
税金等調整前当期純利益
2,857,580
減価償却費
5,685
貸倒引当金の増減額(減少:△)
△12
受取利息及び受取配当金
△1,723
支払利息
61,615
新株発行費
34,700
売掛債権の増減額(増加:△)
△6,422
たな卸資産の増減額(増加:△)
△6,026,402
前渡金の増減額(増加:△)
198,343
前払費用の増減額(増加:△)
△317,870
仕入債務の増減額(減少:△)
246,327
未払消費税等の増減額(減少:△)
25,612
前受金の増減額(減少:△)
890,055
預り金の増減額(減少:△)
1,548,541
その他
82,933
 小計
△398,035
利息及び配当金の受取額
1,699
利息の支払額
△61,127
法人税等の支払額
△758,275
 営業活動によるキャッシュ・フロー
△1,215,738

フージャースの連結貸借対照表・・・当年と前年の仕掛販売用不動産の差額が連結キャッシュ・フロー計算書のたな卸資産の増減額にほぼ等しいです。平成17年3月31日現在では、フージャースにしては珍しく販売用不動産(完成在庫:売れ残りのこと)を計上しています。僅か870万円なので、たまたまなのでしょう。

区分 平成16年3月31日 平成17年3月31日
現金及び預金
4,040,028
6,136,516
売掛金
9,039
15,462
販売用不動産
-
8,701
仕掛販売用不動産
6,345,050
12,428,902
未成業務支出金
66,151
-
前渡金
198,343
-
前払費用
315,479
629,861
繰延税金資産
78,612
137,975
その他
23,662
54,698
貸倒引当金
△54
△93
流動資産合計
11,076,313
19,412,025
(単位:千円)

もう一つは、消費者金融や商工ローンのような業種です。消費者金融や商工ローンでは、営業貸付金の増加が営業キャッシュフローのマイナス要因となりますので、順調に貸付を伸ばしている間は営業キャッシュフローがマイナスになります。

このような場合、事業内容を見ながら投資判断を行うことになります。「フージャースのマンション販売は好調で販売用不動産が発生していないから大丈夫」とか、「インターは営業貸付金が増加に転じたので(貸倒償却率が上昇しなければ)業績回復を見込める」とか、個別の判断になります。

キャッシュフローについては、10月に出版予定の2冊目の本でも少しふれています。


■IRNETの思い出(2005年8月22日)
上に戻る

今は昔、株式投資サイトがまだ少なかった頃の話です。週末はIRNETを見に行くのがちょっとした楽しみでした。ITバブル崩壊後は、長く苦しい下落相場が続きます。そんな中で証券会社の歩合外交員を勤めながら、未来かたる氏は読者を励まし続けたのです。「日本企業は復活する、日本株はまた上がる・・・」当時は大いに勇気をもらったものです。

そして、未来かたる氏の言ったとおり、株式市場は復調します。推奨銘柄もことごとくヒットして、今は新規のお客さんを断っているほどの繁盛振りだそうです。著書「カリスマバイヤー直伝 2007年までは株で稼げます!」も売れているようです。8月27日には「2007年までは株で稼げます!セミナー」セミナーが行われます。人数限定ながら、まだ残席があるようです。バリュー投資とは、少し違うのですが、投資の幅を広げたい方は聞いてみるといいかもしれませんね。


■バリュー投資スクール(2005年8月17日)
上に戻る

何とか2冊目の本も締切には間に合いそうです。9月には「バリュー投資スクール」で講師を務めますので、そろそろ準備にかからないといけません。

そもそも、この企画は、今年の3月に開催した「年利46%の実践投資家が語る、週末バリュー投資術セミナー」のアンケート結果から生まれたものでした。当日は180名満員御礼になったこともあり、初心者の方から中上級者の方まで幅広く参加されたのです。アンケートでは「PERなど、前半の投資指標の説明は不要である」から「後半の銘柄分析が難しすぎる」まで様々な意見をいただきました。

この方とも相談した結果、次回のセミナーからは、初心者(未経験者)向けと中級者(経験者)向けに分けて開催しようということになりました。初心者向けの内容が今回の「バリュー投資スクール」です。 2冊目の本では割安成長株投資について書いています。10月中に出版予定ですので、11月にはセミナーができます。テーマが「割安成長株」ということもあり、レベル的には中級者向けで考えています。

その前段階でのセミナーに参加したい方、あるいは今から投資の勉強をはじめたい方には今回の「バリュー投資スクール」がいい機会になると思います。ぜひともご検討をお願いします。


■続・先生が儲ける時代(2005年8月16日)
上に戻る

少し前の話ですが、7月7日のショートコラムで取り上げた「先生が儲ける時代」の榊原教授の「年利30%のスーパー大学教授が語る「科学的」バリュー投資法 入門ゼミナール」にちょっとだけ顔を出してきました。

榊原教授にお会いした印象は、写真よりソフトな感じでお話も上手かったです。こんな先生の講義なら、進んで受けたいですね。セミナー会場は常に笑い声につつまれていました。私が顔を出したのが、最後のところだったこともあり、実践的なお話を聞くことができました。

印象は
■このやり方なら大きな損は出ない
■投資基準が明確であり、まじめに取り組めば誰でも実践できる
■相場水準にかかわらず利益をあげることができそうだ
■ただし、胸がワクワクするような投資方法ではない
です。

著書「株式投資「必勝ゼミ」」を読むのもいいですが、微妙なニュアンスを知るには、セミナーDVDを見るのがいいと思います。話も面白いので楽しめますよ。

この榊原教授のセミナーDVD、実は3本出ています。
■2時間の入門版「DVD 超バリュー投資入門
■5時間の完全版「DVD 単純明快!!超バリュー投資 Prof.サカキ式株式投資セミナー【完全版】
■9時間のフルサイズ版「年利30%のスーパー大学教授が語る「科学的」バリュー投資法 入門ゼミナール
です。ちなみに私が顔を出したのは、9時間のフルサイズ版に収録されているセミナーです。


■四半期決算の功罪(2005年8月6日)
上に戻る

「最近は、1Qが少し悪いだけで百年の恋も冷めるくらい叩き売られるので世知辛い世の中になった」名言だと思いますので、KENさんに続いて、私もwww9945さんの公開プロフィールより引用させてもらいます。今週は、新興市場の調整と持株の四半期決算に振り回されました。

まず、クリップです。この銘柄はポジション調整を兼ねて、7月上旬に一部売却していました。ただ、MM(マーケットメイク)銘柄だったこともあり、予定の株数を売ることができなかったのです。一部売却していたのは、不幸中の幸いでしたが、指値を下げてまで予定の株数を売り切れなかったところに詰めの甘さが残りました。

その後、クリップの株価は下がり続けます。四半期決算を控えていることもあり、嫌な下げでした。
■単なる狼狽売りなのか?
■あるいは、四半期決算の情報が漏れているのか?
この段階では、何ともいえません。7月のコラムで疑わしいものは一旦外せと書きましたが、根拠のないうちは動きようがないのです。私の結論は「四半期決算の発表を待ち、悪ければ直ちに売り切る」でした。

8月5日(金)はクリップの四半期決算発表日でした。昼から東証の適時開示情報閲覧サービスをチェックします。13時の段階では発表なし、14時では・・・ありました。決算は「増収減益」です。すぐにネット証券の画面に切り替え、買い気配にぶつけます。MM銘柄はこういうケースでは不安なのですが、今回はすぐに売ることができました。減益になった理由は書いてありましたが、数字として出た以上、疑わしいものは一旦外せです。次の中間決算が良ければ、その段階で買い戻せばいいのです。

他の銘柄では、スルガやクレディアが好決算にあまり反応せず、不動産流動化銘柄やフージャースが下げた関係で、8月の一週目は7月の上げを帳消しにするほど下げてくれました。www9945さんKENさんも書かれていましたが、四半期決算時代に対応した新たな投資方法を模索する必要性があるのかもしれません。極論では、四半期決算前に利益確定をしておいて、良ければ買い戻し、悪ければ他の好決算銘柄に乗り換える方法が考えられます。

バリュー投資を根底としながらも、世知辛い世の中に合わせて、投資家も変わっていかざるを得ないのでしょうか。そう感じた次第です。


■コーチング(2005年8月1日)
上に戻る

コーチングが静かなブームになっています。私には関係のない話だと思っていたのですが、そうでもないことがわかりました。

私のプロフィールの最下段に未来年表があります。これは「目標は紙に書いて貼っておくべき」という「人生後半戦のポートフォリオ」のすすめに従い作成したものです。するとどうでしょうか。効果はてきめんなのです。

例えば、2005年当初の目標は下記のとおりでした。
・大阪でもセミナーを行う
・二冊目の本を出す
・配当収入を給与所得の10%まで持っていきたい

今は7か月経過したところですが、
・大阪でもセミナーを行う(達成)
・二冊目の本を出す(執筆中)
・配当収入を給与所得の10%まで持っていきたい(達成できそう)
と達成圏内にあるのです。

これは、「いつまでに、何をしたいのか」目標を明確にすることにより、そう努力するからだと思います。私は自力で行ってきたわけですが、自分で実行するのが難しい方は、平本流「コーチング・マジック」セミナーなど、プロの手を借りる方法もあります。

いずれにせよ、投資が人生を豊にするための手段である以上「いつまでに、何をしたいのか」 を明確にするべきですね。そして、その目標に沿って投資をすすめることが本筋だと思います。



メール | プロフィール | アクセス統計 | このサイトについて

最終的な投資判断は、みなさまご自身でなさるようお願いいたします。
Copyright (C) 2003-2009 パーシャル・オーナー by 角山智