入院まで
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11月4日

総合病院へ  この日も主人が付き添ってくれた
外科ではなく、乳腺センターというフロアーに案内された
ピンクのいすが並ぶ明るい待合室 優しいBGMが流れている
セカンドオピニオン・温存希望の患者が全国から集まっていた

待っている間 問診表に今までの経緯を記入
エコーを撮って、主人と一緒に診察室へ
「やあ、おまたせ」とA先生が現れた
触診・エコー・持参したマンモの画像を見て
やはり、全摘が必要との診断
「残してあげたいんだけどね」先生の言葉が印象的だった
そして、全摘後に同時再建または二次再建という
選択もあるということを教えてくれた
別室で形成の先生からの説明もうけた
私にではなく、夫へという感じ
男の立場からは理解しようのない、乳房を失う…ということを、けして押し付けではなく、わかり易く話してくれた
この時、再建は必要ないと考える男性がまだまだ多いことを
あらためて知った

夫は初めから再建に賛成してくれていたので、同時再建で手術をお願いした
A先生・形成の先生のスケジュール、手術室の空きを調節するため、この日は入院予定が決まらなかった


11月10日
S病院で借りた細胞診の標本を持って 再び総合病院へ
A先生が確認。 やっぱり間違いなかった
手術の日取りが決まる。11月17日入院 18日手術
長時間の手術になるので個室に入ることになった



入院までの一週間
何も手につかない…入院のしたくはほとんど母に任せてしまった
インターネットで乳がんリングを知り、同じような病期や年齢の人を探した
主人も何冊か本を読んでいてくれた
心強かった
子供の世話であっという間に一日が過ぎるけれど
夜になると不安でたまらなくなる
子供は実家に預けることになった
しばらくお別れ
毎日 毎日 泣いてばかりの日々…
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