しこり発見
2001年夏頃
右胸のしこりに初めて気付く
胸が痛かった 刺すような鋭い痛み。息を吸うときに気になっていた。そして、何気なく触れたしこり。
すぐに夫にも確認してもらったが、骨だね?とそのまま放置
いつだったかある人の乳がん体験談をテレビで見て、『乳がんは脇の下辺りにできるものなんだー』と、何となく思っていたから胸の内側にあるしこりと 癌とが結びつかなかったのかもしれない。
その後も胸の痛みが続いたため、病院へ
受付で受診科目を相談、呼吸器内科を受診
レントゲン・血液検査
喘息があるので咳のための痛みだろうという結果
好酸球(白血球)が多いので気になると言われた
2002年9月
40度の高熱と背中の痛みで救急病院へ
腎炎で入院
同じく、好酸球が多いと指摘
2003年6月
不正出血が続いたため、初めての子宮ガン検診へ。
結果は異常なし。ホルモンバランスの崩れが原因だったようだ
今思えば、この頃から私の体は、必死に SOSのサインをだしていたのかもしれない。普段 大したことはやっていないけれど、日々の生活・子育てに追われ、やはり自分のことは後回しになりがちだった。
どこかが痛むたび、弱い自分に嫌気がさした。怠け者だと反省もしていた
良くいえば真面目だけど、融通がきかない。そんな私の性格
もっと自分を信じて大切にしてあげればよかった
2003年10月
微熱、なんともいえないだるさが続いていた
右肩・腕に思い痛みがあり、シップをしないと眠れない
そして、10月13日の夜
ずっと忘れていた しこりに触れた。 前とは違う、いやな胸騒ぎがした
病院へ行こう
このとき初めて、乳がんという言葉が浮かんだ
翌日は タイミングよく夫の休日
子供を預け病院へ
どこを受診しようか迷ったが
子宮ガン検診を受けた産婦人科へ行った
問診・触診・エコー
一通りの診察を終えると、すぐにS病院へ行くよう言われた
乳腺の勉強をしている外科のO先生宛に紹介状を書いてもらう
翌日O先生の診察がある事を電話で確認して帰宅
帰り道、携帯から母に電話をかけた
「乳がんの検査で引っかかっちゃった、明日子供見てくれる?」それだけ言うのがやっとだった
帰宅後、主人に「癌かもしれないよ」と言うと 「絶対違うよ」と自信ありげな主人の答え
悪いほうばかりへ考えてしまう私を笑い飛ばして勇気付けてくれるいつもの主人の声だった
「そーだよね」私もいつものように受けながらも今回はダメかも…と思っていた
気持ちが張りつめていたせいか、涙はでなかった
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