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10月15日
早朝に駆けつけてくれた母に子供を預け、一人でS病院へ
受付でO先生宛の紹介状を渡し外科待合室へ
マンモグラフィー・問診・触診・エコー
念のため、と細胞診          
細胞診とは、太い注射器のようなものをしこりにドスンと刺し
ピストンのように10回吸引する
お世辞にも手馴れたとはいえない手つき
かなりの激痛
吸引したものに血液が混ざってしまったからと2度やり直し
医師は「強く刺しすぎちゃったかな〜」と軽く言っていたが
刺されるほうは たまったものではない
しこりの周りは内出血で紫色に腫れしばらく痛みが続いた
結果は24日に出るという事で,そのまま帰宅
後に知ったこと
この医師は紹介してもらったはずのO先生ではなかった

24日までは、淡々と過ごしていた
子供がまだ小さいので、日々の生活にをこなしているうちに
当日が来た という感じ

10月24日
S病院へ
この日は主人が付き添ってくれた
「何かあったら呼ぶね」と主人を待合室に残し、一人で診察室へ
この前の先生と違う?
名札を見ると、この医師こそがO先生だった

残念だけどね…とてもやさしい口調で告知が始まった
細胞診の結果 クラス5 間違いなくガンであること
マンモグラフィーの画像から、石灰化が乳房全体に広がっている為温存はできないこと
ここまで、自分でも驚くほどとても冷静に聞いていた
そして 入院・手術の話になったとき
初めて涙がこぼれた
子供たち、どうしよう
不安と恐怖で胸がいっぱいになった
それでもはっきり思った
「この病院で,手術は受けたくない」
細胞診での医師への不信感
初日、紹介してもらったはずのO先生に診てもらえなかった疑問。それを先生に伝えることはできなかったが、入院は違う病院を探します。と診察室を出た
心配顔の主人に何も言えず、会計を済ませ外にでた
「ごめんね、やっぱり癌みたい」そう告げると
「そうか…」あとは黙って手をつないで歩いた


帰り道、病院を探すため書店に立ち寄った
乳がんの本を1冊買った
乳腺外科のある病院を調べ
自宅と実家の中間にある病院を選んだ
主人も知っている総合病院だった
早速電話で問い合わせたところ
11月4日までは予約でいっぱいだった
明日にでも見てもらいたい気持ちだったが、焦っても仕方ない
予約をお願いした

翌日S病院へ行き、レントゲンと紹介状をもらった
O先生は快く紹介状を書いてくれた

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