80mkII愛友会 別館

先月発売された「アドベンチャー・タイム」シーズン6のDVDがamazon.comより到着したので視聴しました。

Adventure Time - The Complete Sixth Season (Amazon.co.jpアソシエイト)

前シーズンから1年3ヶ月，発売を楽しみにしていました。
前巻のシーズン5は52エピソード収録という大ボリュームでしたが，今回は43エピソード収録と減少。1巻あたりのボリューム減らしていいからDVD発売間隔を短くして欲しいと思っていたので，この方向性には賛成。というか，まだ多すぎるくらいです。


今回の話も色々とぶっ飛んでいました。この，話について行けなくて置いてけぼりにされる感覚がたまらなく好きです。
ストーリーの方もフィンの正体／本作の世界における過去や未来が示されたりと，色々なことが明かされてきてます。

今シーズンではゲスト回として日本人の湯浅政明氏が監督を務めるエピソード「FOOD CHAIN」が放映されたことが話題になっていました。
かなり独特な作風の監督で，先日見たスペースダンディでの参加回ではかなり異質な雰囲気の話だったのが好みで期待していたのですが，本作においては割と普通の話だったという印象だったです。
期待が大きすぎたのもありますが，何よりも本作自体が異質で変な作品なので見事に溶け込んでしまったというのも大きいと思います。
個人的には，もう一つのゲスト回である「WATER PARK PRANK」の方が激しく異彩を放っていて好みです。やり過ぎて本作の世界観から大きくはみ出しているようなエピソードなので，人によって大きく好みが分かれそうではありますが。


しかし，相変わらず大好きな作品ではあるのですが，前シーズン辺りから観念的／概念的な話が多くなってきており，私の英語力の低さも加わってストーリーについて行けずに振り落とされそうな状態になってます。
中でも，今シーズン19話の「IS THAT YOU?」は，3回見たけれどまだ内容がよく理解できていないという状況です。
ストレートで馬鹿馬鹿しいストーリーだった初期シーズンと違い，最近のシーズンは小さい子供だとついて行けないんじゃなかなという気もします。

また，ストーリーの方は次から次へと伏線的な登場人物やエピソードが増えていることもあり，少々散漫になっているかなという印象も受けます。
前シーズンで決着が付いたかと思ったリッチは不安定な状態で復活した上に，フィンの父親らしき小悪党なのか大悪党なのかよくわからない人物も出てきて，さらに意外な登場人物がとんでもなく強力で邪悪な敵だったりと，そこら中に火種だらけの状態。退場したかと思った登場人物もビシバシ復活するし「男塾かよ！」とツッコミ入れたくなるような話の広がり方を見せています。
他にも，久々に登場したスーザンの正体とかベティのその後とか謎や伏線は増えるばかり。この先どのように収集を付けるのか楽しみでもあり怖くもありといったところです。