観 光 編
< 第6日 ジャイプール >

★ 民主主義に負けた… ★

ジャイプール市内  今日はいよいよお楽しみ、象のタクシーに乗ってアンベール城観光の日。…と思いきや、朝食を終えてレストラン前のソファで くつろぐ一行の元にやってきたガイドさんはちと困り顔。
「今日はジャイプールで選挙が行われているのでアンベール城は閉まっています。」
マハラジャの一存で宮殿ホテル宿泊日が変更になったと思ったら、今度は民主主義による 妨害(?)とは、ジャイプールとはどうも相性が悪いらしい。日本の感覚だと「選挙は日曜日」と思いがちだが、ここでは違うようだ。 アンベール城は明日デリーに向かう前に立ち寄ることになり、宮殿ホテル内のスィート ルームを見学してから他の見どころを求めて街へ出た。
 一般の家も赤砂岩で造られた建物が多いジャイプールは、その色から「ピンクシティ」と呼ばれているのだが、朝の陽光 の下で見るとかなり痛みや汚れも目立つ。ピンクといっても鮮やかなピンクとかパステル系ではなく、良く表現してコーラルピンク というところ。
 アンベール城を見学できない分、通常は外から見るだけの風の宮殿や天文台の中に入って見学しましょう…という話だったのだが、 それらもみな閉鎖。最後の期待をかけてシティパレスに向かって歩いて行くと、まさに投票用紙を配布している場所に行き 会った。投票用紙を見せてもらったりしてから歩き出すと、いつのまにかしもべ3号の背中にシール状の選挙ビラ(?)が!  本人全く気づいていなかったらしい。 (^^; これまた選挙に来ていた地元の人々に大ウケでした。
背中に選挙ビラ


★ 着た見た買った! ★

 幸いなことにシティパレスはオープンしていた。ここも要するにマハラジャの宮殿で現在は博物館になっているのだが、 建物の一部には今もマハラジャの末裔が住んでいるのだそうな。
 展示されている楽器・衣装・武器・絵画などを見学する。絵画にはマハラジャと後宮のおねーちゃんたちを描いた細密画が多い。 その中でもマハラジャとおねーちゃんの2人のみが描かれているものと、マハラジャを複数のおねーちゃんが囲んでいるものの2種類が あることに気づいたので、前者を「ラブラブ」、後者を「ウハウハ」と命名。
 中庭に展示されている巨大な銀製の壺は、マハラジャがイギリス旅行の際にガンジス川の水を入れて行ったもので世界最大とか。
シティパレス
 こうしてシティパレスの見学が終わってしまうと今日はもう見るところがない。そこで宮殿ホテルに戻って庭でバーベキューランチを 食した(この時、マハラニ(マハラジャ夫人)が来客と共に食事のため宮殿ホテルのレストランに来たのを目撃。さすがに上品そうな 老婦人だった。)後は、ジャイプール名産の
宝石木綿サリーを買いに行くことに。昨日のお買い物ヒートアップですっかり予定が遅くなったこともあって恐縮 していると、ガイドさん曰く
昨日でみなさんのペースはつかめました。今日は時間があるから大丈夫です。」
指輪  ガイドさんの読みは正しく、再度女王様たちはヒートアップした。 (^^; 特に宝石店では店の人がサービスで見せてくれた 元々マハラジャのものらしい3.5カラットのダイヤの指輪や、純金・ルビー・エメラルド・パールで出来ている ネックレスがスゴかった。見せてくれるだけでなく、なんと身につけさせてくれる。指輪もネックレスも重い。ネックレスなんか すぐに肩が凝るに違いない。一応値札がついているのだが、ちゃんとゼロの数を数えられなかった。間違いでなければネックレスの1つ は360万ドルと書かれていたような…。むろん女王様たちは分相応(財布相応?)なものを購入。 ネックレス
 この日はインド最後の夜ということで、夕飯時もちょっとだけドレスアップ。しもべ2号はディナー風景を撮ろうとテーブルの横に 三脚をセットして悪戦苦闘していた。(結構ハタ迷惑?)そして、隣のテーブルにいた赤いイブニングドレスの金髪美女が「撮りまし ょうか?」と言ってくれたのを断ってまでセルフタイマーで撮った写真はボケボケ… (T_T)。
 部屋に戻ってからはこの旅で各自購入したサリーやパンジャビードレス、今日木綿サリー屋でオーダーした巻スカートなどに次々 着替えてのファッションショー大会開催。ルームサービスで取ったビールを飲みつつ、いよいよ最終日の明日に備えて気合いを入れ直す のだった。(そうこうしている間もなぜか次々蚊が飛んでくるので撃退におおわらわ)
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