観 光 編
< 第7・8日 ジャイプール→デリー→成田 >

★ とうとう象に乗る ★

 旅も最終日。昨日の選挙のせいで、今日の日程が盛りだくさんになってしまった。
 まずはクルマでアンベール城に向かう途中、風の宮殿前で写真撮影。正面から見ると立派だが、実は奥行きがなくてちょっと 書き割りみたいな建物である。だが、赤砂岩が青空に映えて美しい。
 しもべ2号が職場へのみやげにインドのお菓子を買いたいというので、 ジャイプール市内の有名菓子店にも立ち寄る。ガイドさんも自分の家へのみやげを購入していた。基本的に量り売り。
風の宮殿
象ラッシュ  30分程でアンベール城がある山の麓に到着。ついに念願の象のタクシーに乗る。10段くらいの階段を登ったところに 「象乗り場」があって、首の上に象使いを乗せた象が次々にやって来ては横付けするのだ。顔に派手なペインティングをしたり、背中に 刺繍の入った布を掛けている象がほとんど。象の背中にはチャチな鉄枠が取り付けられていて、乗客(定員4名)はこの中に腰を下ろす。 最初に2名が座ると、象が方向転換して反対側にもう2名が乗り込むのだ。乗客が着席すると鉄枠が閉められ、象使いの合図(結構 先端の尖った鉄の棒を持っている)で象が山道を登り出す。
 象が歩き出すと揺れる揺れる! 写真を撮るのも一苦労である。自分の足が象の横っ腹に触っているので、象が歩く度に 筋肉の動きが伝わってきてヘンな感じだ。しかも女王様1号が乗った象は風邪気味だったのか、しばしばクシャミ。うかうかして いると鼻しぶきが飛んでくる。朝日を浴びた鼻しぶきが虹色に輝く光景は、やっぱりメルヘンというよりはシュール…。
 山道の曲がり角のところが登る象と下る象でラッシュ状態になっていたり、各象の能力や気分によって多少違いはあるが、およそ15 分で山頂着。
 アンベール城内部は、壁や天井一面に小さい鏡を埋め込んだ装飾が特徴的だ。普通に見ていても美しいのだが、鏡の 間と呼ばれる部屋で案内のおじさんがドアを閉めて室内を真っ暗にし、ロウソクに火を灯して動かすとあら不思議。周囲の鏡が ロウソクの光を反射して、ロウソクの動きに伴って動いているかのような幻想的な感覚が味わえる。ちょっと写真を撮るのは困難 だと思うが…。もうちょっとゆっくり見ていたかったが、スケジュールの都合上、急ぎ足の見学になってしまったのが残念だった。

 一行はジャイプールに別れを告げ、高速道路(「比較的高速で走行できる道路」程度に思うべし)を通って一路デリーへ。

アンベール城


★ ツアー名に偽りアリ?! ★

 午後3時頃にデリーに到着し、遅い昼食を摂る。最終日にしてようやくツアー名 タンドリーチキン食べ放題」にありついたのだ。だが…いざサーブされてみると、食べ放題ではなく普通に1人前の タンドリーチキンが出てくるだけだった。おかわりできる雰囲気でもない。しもべ2号がガイドさんに食べ放題ではないのか聞いて みたが、ガイドさんは「食べ放題」という意味がわかっていなかったようだし、おそらくこのツアーにそんなサブタイトルがついている ことも知らないようだった。
 この日は3女王様ともイマイチ胃の調子が良くなかったし、しもべたちもタンドリーチキンをバクバク食べるには疲れてすぎていた ようだが、これはやはりJAROに言うべきかも?と思う女王様1号だった。

 食後は紅茶専門店に連れて行かれて最後のお買い物。この店は昔「なるほど! ザ・ワールド」のロケで斉藤由貴が来たときの写真を大切に飾っていた。さらに時間つぶしに複数のみやげもの店が入った ショッピングセンターに寄ってから空港へ。お世話になったガイドさん&運転手さんと一緒に写真を撮って別れる。

 空港では、搭乗券に書かれた搭乗ゲート番号と空港内の表示が違っていて搭乗手続きが開始されてからようやく正しい搭乗ゲート が判明したり、機内に乗り込んでからなかなか出発しないな~と思ったら「偽造パスポートで乗り込んだ人の荷物を降ろして いるのでしばらくお待ち下さい」というアナウンスがあったり。 (^^; 修行や取経の旅でなくても、やっぱりインド旅行 は山アリ谷アリ。最後までインドらしいと言えばインドらしい幕切れではありました。

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