買 い 物 編

<文責:女王様1号>

※値段は99年11月末頃のものです。($1≒105円、1ルピー≒2.5円)
ツアーで行く店なので値段は高め(苦笑)です。

★ インドの服・布 ★

 インドの衣裳と言えば、第一に思い浮かぶのがサリー。ツアーでも当然サリーショップに連れて行かれます。今回は ベナレスでシルクサリーの店、ジャイプールで木綿サリーの店に行きました。
 店内では店員さんたちが手ぐすね引いて待ちかまえており、ちょっと興味を示すとあっという間に試着開始。お手軽なシール状の ビンディを額に貼られてサリー姿の女王様一丁あがり。サリーの巻き方にも色々種類があり、3通りくらいの巻き方をしてみせて くれた。
シルクサリー
「ナマステ~」 by 女王様1号。→
パンジャビードレス  しかし旅の思い出にはなっても、日本でサリーを着る機会もないし、自分一人じゃうまく着付けられないし…ということを言った りすると勧められるのがパンジャビードレス。基本は上着とズボンなのだが、やや値段の高いものにはベストとマフラーもつく。 (写真参照…上にカシミヤショールを羽織っているので見にくいけど)
 1枚のサリーの布地からそれら4点セットを仕立てられるようになっているらしい。
 1着(女王様1号が購入した4点セットの方)約8,000円(値切りナシ)。調子に乗って買ってしまったが、後から「高いぞ」 とやや後悔。だってパンジャビードレスだって日本で着る機会ないし。 (^^;
←パンジャビードレス姿の女王様1号&5号。
 それでは日本でも着れるものがほしい場合はどうしたら良いか?というと、巻スカートなどをオーダーする、という方法 があります。布を選んでその場で採寸。当日の夜か翌朝にはホテルに届けてくれる。
 右写真で各女王様が着ている巻スカートはそれぞれがジャイプールでオーダーしたもの。女王様1号のものは仕立て代コミで約 6,000円(値切りナシ)。
 女王様5号と6号はベナレスでもスカートをオーダーしたのだが、なぜか仕立てあがりの丈が希望より短く(半端な丈になっていた) ご立腹であったため、ジャイプールでリベンジ?したのでありました。
木綿サリーのスカート
「このスカート丈はOK」 by 女王様5号、6号、1号。→

 サリーの布だけ買って帰り、自分で好きなものを作るのも楽しいかも。女王様1号にはサリー生地で浴衣を作るという野望が あり、浴衣に使えそうな木綿サリーを数枚買ってみた。値段はモノによりけりという感じで1枚2,500円~5,000円
 サリーとして着るわけではないと言っても「サービスだから」とサリーの下に着るシャツ&ペチコートをくれる。(「それはいらん から負けろ」と言えば聞き入れてくれることもあった。)
 女王様1号の野望「インド系浴衣」が実現する日が来るかどうかは今のところナゾ。


★ 象眼細工 ★

 アグラでタージマハル見物の興奮醒めやらぬうちに連れて行かれるのが象眼細工の店。でもご安心を、ボリボリな値札を見れば 興奮も醒めます(笑)。八角形の白大理石に色とりどりの宝玉で花模様を描いたテーブルの天板(と言えばいいのか?)など、 そりゃもう豪華で見事なものですが、日本の一般家庭でこれほどのテーブルが似合う家に住んでいる人がどれほどいるのか…。

 自分用にもみやげ用にもお手軽なのが小箱系。蓋だけに細工が施されているものは安く、箱の側面にも細工があるものは高い。 1号は主として緑色の孔雀石の象眼細工が入っている丸型小箱を購入。一応側面にも細工アリ。
 もう1点、割といろんな種類の宝玉が使われている飾り皿も買った。(1号宅には既にベネチア、イスタンブール、グラナダ で買った飾り皿があり、飾り皿コレクションが増えつつある。)
 肝心のお値段は、元々小箱が$60で皿が$220だったのだが、最終的に合わせ技で$200に決着。
象眼細工


★ 宝飾品 ★

 インドは各種宝石の原産地なので値段も日本に比べると安いようだが、だからといって激安!というわけではないので購入するまで には相当長い検討&交渉を要する。最終的にスタールビーの指輪を買った女王様6号などは、ジャイプールの宝石店にいた約 1時間の間、最初から最後まで指輪のショーケースの前に座りっぱなしとなった。 (^^)

猫目石ペンダントトップ  スタールビーもちょっと珍しいかなとは思ったのだが、どうしても指輪自体のデザインがイマイチという感じが否めなかった ので、1号は猫目石のペンダントトップを買った。「猫目」に相当する縦のラインがちょっと斜めに入っているので他の石より は安かった(猫目石の価値はラインのシャープさで決まるんだそうな)のだが、それでも32,000円(値切り後価格。最初「8万 円」とかふっかけてきた。)した。
 がっっ! 帰国してよく見たら、ヒビが入っていた…(泣)。

 ちなみに若い女性(一応ね (^^;)が宝飾品を買おうとすると、指輪でもペンダントトップでもやたら周りに小粒ダイヤの飾りが ついたようなのを勧められる。もちろんシンプルなのよりお高いし、「どこにつけて行けばいいんだ」というくらいハデ。でも彼らの 考えでは「シンプルなのは年をとってから」らしい。(単に「商売」かもしれないけど)


★ カシミール地方産品 ★

パシュミナ  これが噂の、女王様たちを逆上させた(笑)カシミアストール。カシミア山羊の喉の部分の毛だけを使っている高級品で、パシュ ミナと呼ばれるもの。パシュミナがNYや日本でも流行った(らしい)ということは、帰国してしばらく経ってから知りました。 ファッションにうといもんで。 f(^^;
 そんなことは知らなくても、一度手に取ってしまったらもう離すのが難しいシロモノ。恐ろしくソフトで軽くて暖かい。1号が身に まとっている薄茶色のが、染めていないカシミア山羊そのものの色。この色は店に1枚しかなく、本当は女王様5号も欲しがったのです が、1号は死んでもパシュミナを離しませんでした。(オニ)
 このパシュミナは上から3番目のランクのものだそうで、$280。ちなみに最高級のパシュミナストールは$3,000。まと うだけまとわせてもらったが、さすがに給料1ヶ月分のストールには手が出ません。
↑ご満悦の女王様5号、1号、6号。
 他にここで1号が購入したのがティータイム用刺繍入り布製品(適切な名称がわからない)。ティーポットが冷めないように かぶせるカバーの中に、ナプキン5枚セットとテーブルセンターが入っている。刺繍のモチーフは花模様。手芸方面にもうといので 上手く表現できないが、結構密度の高い(?)刺繍である。
 1号はグリーン系のセットがほしかったのだが、なぜかその色はティーポットカバーだけが既に売れてしまっていた。店の人が 「ノープロブレム。」と言って、ブルー系のティーポットカバーにグリーン系のナプキンとテーブルセンターを突っ込んで売ってくれた …。セットで$60
刺繍製品

 カシミア製品というと真っ先にセーターなどが思い浮かぶが、そういうものはあまり売っていなかった。言えば出してきたのかも しれないが。


★ 木モノ ★

象in象  ガネーシャや象in象(腹の部分が格子状になった象の内部に更に小さな象が入っている)の木彫りの像もおみやげ 向き。もらった方はあまり嬉しくないかもしれないが。1号が買った象in象は値切って$20
 小さなものだし、安いものはかなり雑な造りなので、プラスチック製の牙が片方取れていたりするもの多し。注意深く選びましょう。

 他に大量バラ撒き用みやげ(をいをい)としては木製の扇子やペーパーナイフなど。店の人は白檀製を「ホンモノ」といい、 それ以外を「ニセモノ」と呼んでいました。白檀の香りが苦手という人も結構いるので、「ニセモノ」でも十分なんじゃないかという 気がしますが。
 「ニセモノ」ペーパーナイフ10本で$20。最初は$40と言っていたのを半値まで値切ることに成功。…でも交渉が長引いて あやうく置いて行かれるところだった。 f(^^;


★ 紙モノ ★

 時期が時期(11月末)だったためか、あちこちでカレンダーを売っていた。インドの神々を極彩色でリアルに描いたタイプ が多いのだが、う~ん、これを1年中部屋に飾るのはちょっと…と思っている時にベナレスのバーラト・マタ寺院内の売店で見つけた のがガネーシャがインド風メルヘン調(???)に描かれたもの。これなら怖くない。 (^^;
 結局GO GO INDIA隊の全家庭がこのカレンダーを購入した。今頃みんな飾っているに違いない。お値段は100ルピー
ガネーシャカレンダー
1・2月分のカレンダーの絵。→
ネズミ(右下)はガネーシャの乗り物だそうだが…つぶれるぞ。
 絵ハガキは各所で売っているが、おそらく適正価格は1枚3ルピー程度。ジャイプールの紙製品問屋?みたいな店でその値段 でした。

 …そーいえば組立紙模型好きの1号は、インドに行く前「タージマハルの組立紙模型」を夢見ていたのだが…そんなものは影も形も なかった。象眼細工屋にちゃちい大理石製のタージマハルが売られていたっきり…。


★ 食品 ★

 デリーの紅茶専門店でピンからキリまであれこれ紅茶を見せられた。1番高級なダージリンが$20。3種紅茶がセットになった ものや、かわいい布袋入りのもの、お手軽ティーバックまで、みやげとして渡す相手や財布と相談。

 紅茶の他に同じ店で買ったのがマサラ。要するにカレー粉。家でカレーライスを作るときの隠し味に入れてみたら、香辛料の 利いた、いつもとはひと味違うカレーになりました。$3

 いつの日か自分でダールセーブを作る日のために、街中の店で買った豆スナックは 一袋20ルピー


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