学校教育に「契約学習」を採り入れましょう!
「契約学習ネットワーク東海」は↑こちらから
(今回は特に教育関係者の方にご覧になっていただきたいコラムです)
みなさんは学校で「契約」について授業を受けたことがありますか?
おそらく高校までは「社会」の中に含まれているのではないでしょうか。
大学では、「契約法」なんて法学部の講座がありますね。
「申込」と「承諾」で契約は成立し...に始まる契約論です。
何かとっつきにくい学問ですよね。
でも世の中で必要なものを学んでいないような気がしませんか?
20歳になって感じるのは、「勧誘の電話」が突然増えること。
20歳になったら法律行為が原則単独で有効になるからです。
私自身もそうでしたし、悪徳商法の被害相談も、
20歳に近い方が圧倒的に多いです。
なぜ20歳過ぎの若者が次々に悪徳商法の被害に遭ってしまうのでしょうか?
これは、学校教育で「契約」の怖さについて、
全く教えられていないことが一つの要因です。
20歳過ぎの若者が社会にはばたこうとする前に、
「社会人直前教育」の一つとして必要なのが、「契約の知識」だと思います。
悪徳業者と被害者、行政のいたちごっこを見ていて、
消費者のレベルアップは必要だと感じるようになりました。
「クーリングオフ」という言葉をおぼろげに知っていて、
「何でもクーリングオフできるのでは?」と思っている人も多いのです。
自動車は商品自体が対象外だし、通信販売だと原則クーリングオフできません。
「不意打ち」による被害を防止する為に「特定商取引法」が制定されているのです。
私自身契約について日々情報を蓄積しています。
また、クライアントからの相談により実例が蓄積されていきます。
もちろん個人ばかりでなく、
商取引上の契約解除や契約トラブルのご相談も多く受けます。
というわけで... 学生や社会人、高齢者向けの、
「悪徳商法講座」を10月以降始めることにしました。
当面は愛知県内の尾張地方を中心に活動することになるでしょう。
特に力を入れたいのは「20歳を目前に控えた若年層」です。
講義の内容も即効性がありそうです。 |