これは、私が学校の教員をしていたときに書いた文章です。
学年末の文集に、「夢」というテーマで生徒に短文を書かせました。
その文集の冒頭に載せたモノです。
実は担任をしていたクラスの親に向けて、
当時感じていたことを私なりにソフトに書いたわけですが、
今読むと何だか自分に書いている文章のような気がします。
確かに私たちの世代は知らず知らずのうちに、
夢をなくしてしまいがちです。
日々に流されがちです。
そして、自分で勝手に壁を作って生きているものです。
僕らはいつでもリアルを見つめすぎていて、
勝手に枠の中に収まっている気がしてなりません。
でも、そんな壁って、ホントにあるものなんでしょうか?
これがいわゆる「Wonder Wall」なんでしょう。
リアルばかりが人生でもない気がします。
特に法律に関わっているとリアルな世界の出来事だらけですが、
誰しもそれを望んでいるわけではないんですよね。
リアルは苦しくて悲しくて、時に耐えられません。
でも、そんなとき、支えになるのが夢じゃないでしょうか?
いつ何時でも、夢だけはなくしたくないと思っています。
でも、一番なくしやすいものでもあります。
常に気をつけていないと、ある日突然なくなっています。
常に夢を持っている魅力ある大人でいたいものです。
いまでもやはり、そう思います。
「Wonder Wall」を突き破れる人間でありたいと思います。
あの頃持ってた夢をかなえられたか?
あの頃なりたかったモノになれているか?
あの頃の気持ちを忘れていないか?
これをフッと考えるだけでも、
それは何かの大きな分岐点のような気がします。
最後に、引用をひとつ。
”俺たちの望んでいたことは、
意味のあるものになっていくことだった”
Paul Weller 「Remember How We Started」 より
上の文章を文集に入れて配った後、
私は教員を辞めて行政書士を目指しました。
教員も素晴らしい職業ではありますが、
自分自身もまだ夢を追ってもいいのではないかと思ったのです。
この道を選ぶことが私にとってさらに意味があるような気がしました。
そしてやっとできたのがこのサイト。
Back Up Web はそんな基盤の上にできているのです。
あなたの「Wonder Wall」を打ち破る手伝いができればと思います。
words by K・Fujikawa |