にっぽん丸 青森
対馬 食べる食べる
隠岐 旅程表
佐渡
三内丸山遺跡 青森港からタクシーで、絶対に行ってみたかった三内丸山遺跡を目指しました。
 
 三内丸山遺跡は、世界遺産『北海道・北東北の縄文遺跡群』で国の特別史跡になっています。2018年に完成した縄文時遊館から入場料410円を払って入場します。
 遺跡の大きなジオラマがあります。その奥が時遊トンネルで、トンネルを出ると目の前に遺跡が広がります。
 
 最初の説明板は「環状配石墓と道路跡」です。環状配石墓が地上に再現されています。
 定期的にボランティアによる無料のガイドがありますが、ボランティアガイドは5分ほど前に出発していたので追いかけました。2番目の「南盛土」で追いつきました。
 
 盛土は、竪穴建物や穴などを掘った時の土や焼けた土などが最大2mほど盛土され、中には石器や壊れた土器、土偶などが多数見付かっています。ここでは発掘した盛土の断面を見学できるようにしています。
 3番目は、「居住地域の竪穴建物の復元」です。
 
 縄文時代中期の物を復元しています。屋根材は不明なので、茅葺き、樹皮葺き、土葺き3種類で復元したそうです。
 
 4番目は、「大型竪穴建物跡」です。長さ10m以上あるものを大型竪穴建物跡と呼ぶそうです。見学している遺跡は縄文時代前期のもので、長さ15mもあるそうです。
 5番目は、「大人の墓(土壙墓)」です。道路の両側に向かい合うように列状に並んでいたそうです。約500基見付かっていて、副葬品が出土した例もあるそうです。
 
 6番目は、「掘立柱建物」です。掘立柱建物は地面に穴を掘り、直径50~70㎝ほど柱を立てて床や屋根を支える構造をしたものです。倉庫などに使われていたようです。
 7番目は、「北の谷(低湿地)」です。縄文時代前期にはゴミ捨て場として利用されていたようです。湿地のため漆器や動植物の遺物などが沢山見つかっています。  8番目は、「北盛土」です。南盛土と同じように沢山の遺物が見付かっています。ここでは平面的に見せています。
 
 9番目は、「子どもの墓」です。子どもは土器に入れて埋葬されました。大人の墓と違って住居の近くに埋葬されています。800基以上も見つかっているそうです。
 10番目は、「大型掘立柱建物跡」です。
 三内丸山遺跡のハイライトです。直径、深さとも約2mの柱穴が6本見つかり、中には直径約1mの栗の柱が残っていました。復元した建物は、調査・分析した結果から4.2m間隔の柱を立てて3層の建物にしたそうです。とにかく巨大で圧倒されます。
 
 最後に復元された大型竪穴建物の中を見学してボランティアガイドは終わりました。それから、ベストポジションで記念写真も撮っていただきました。とても丁寧で親切なボランティアさんで良かったです。有り難うございました。
 常設展示室(さんまるミュージアム)を見学しました。貴重な出土品を見られます。また縄文人の暮らしの様子などを展示しています。まず、大型掘立柱建物跡から出土した栗の大木が目を引きました。そして色々な土偶があります。大型板状土偶は国の重要文化財です。
 沢山の土器が出土しています。漆塗りの製品も出土しています。ヒスイ製の大珠もあります。糸魚川産だそうです。木の皮で編んだ縄文ポシェットは国の重要文化財です。
 縄文シアターでは、遺跡を紹介する映像を上映していました。縄文体験工房やミュージアムショップなどもあります。「れすとらん五千年の星」で縄文食を頂いて帰途に着きました。
ねぶたの家ワ・ラッセ 青森駅近くのねぶたの家ワ・ラッセに寄ってみました。
 
 青森ねぶたの由来や歴史、製作工程などの紹介と歴代の名人の昨比などを展示しています。なんといってもすごいのは、ねぶた祭りに出陣した大型ねぶたの実物が何基も展示してあることです。その迫力に圧倒されます。
ページのトップへ戻る
秋の日本一周クルーズ
青 森
次へ
戻る