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太宰府 太宰府市は、7世紀に軍事・外交を主務とした大宰府が置かれた地域にあります。大宰府政庁跡や太宰府天満宮など多くの文化財のある観光都市になっています。
 
 博多空港の国際線ターミナルから、太宰府ライナーバス「旅人」に乗って40分ほどで西鉄太宰府駅前に着きました。駅前から大勢の観光客で賑わっています。石造の鳥居からが天満宮参道です。二つ目の鳥居を過ぎると馬場参道に変わります。振り返っても凄い人出です。
 三つ目の鳥居をくぐると天満宮の境内です。境内図がありました。  右に直角に曲がると心字池に架かる太鼓橋です。
 
 太鼓橋の上から正面に楼門があります。楼門を入ると重要文化財の本殿なのですが、令和の大改修のために正面には大きな写真の幕が張って見ることができません。右に回り込んで飛梅の方から本殿を見ることができました。飛梅は、「東風吹かばにおひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」と菅公が歌に詠んだら、菅公を慕って都から一夜にして飛んできたと伝えられるものです。
 本殿の裏には筆塚などの石碑があります。大きな「能見宿祢公碑」がありました。能見宿祢は、相撲の祖神として知られていますが、菅公の祖先でもあります。大きな力石「松竹梅」が並んでいます。  「天神の杜」には約1000本以上の樟があるそうです。その中でも樹齢千年を越える大樟が2本あります。ちょうど新緑の季節。清々しくも、圧倒されました。
 
 天満宮の裏手の山に九州最古のお稲荷さん「天開稲荷社」に行きました。パワースポットと言われているらしく、雰囲気のある参道です。本殿の裏手に登ると、「奥ノ院」といわれる石室があります。いかにもパワースポットという雰囲気がありました。
 
 九州国立博物館に寄りました。天満宮の東神苑から「虹のトンネル」というエスカレーターと動く歩道ですぐに着きました。70歳以上は無料です。この博物館は、東京、奈良、京都に次ぐ4番目の国立博物館として2005年に開館したそうです。常設の「文化交流展示室」を見学しました。アジアの各地との繋がりを展示していました。
 午後は、天満宮から水城東門跡までの太宰府歴史の散歩道を歩きました。三笠川沿いに歩き始め、朝日地蔵堂から観世音寺に向かいます。
 清水山観世音寺です。天智天皇が斉明天皇の冥福を祈るために発願されたもので、746年に完成したそうです。古くは九州の中心的な寺院で、日本最古の銅鍾の国宝「梵鐘」がありましたが、現在は九州国立博物館で展示中です。隣には、元は観世音寺に置かれた戒壇院があります。僧侶が戒を受ける場所で、奈良の東大寺、下野の薬師寺とここで、天下三戒壇と言われたそうです。今は、独立して臨済宗のお寺になっています。
 大宰府政庁跡です。7世紀後半から12世紀前半にかけて九州一帯の統轄、外交、軍事の拠点でした。ほぼ都の宮殿と同じような構造になっていたようです。大宰府政庁跡のすぐ脇に太宰府展示館があります。入場料200円です。当時の大宰府のジオラマなどが展示されています。また、「令和」の由来となった「梅花の宴」の様子や食事を再現していました。
 水城跡です。水城は、「白村江の戦い」の敗戦により日本を守るために築かれた濠と土塁です。長さ約12km、幅約80m、高さ約9mの土塁が現存しています。東門そばの水城館では、水城についてのパネルや資料が展示されていて、土塁の上部には展望台が設けられています。
天拝山 大宰府の南に位置する258mの山で、菅原道真が無実を訴えるためにこの山に登り、天道に向かって祈ったという伝承があります。山頂からは太宰府、筑紫野の一望できます。→日本の山/天拝山参照
 天拝山から、太宰府、筑紫野の展望です。
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