にっぽん丸 上五島
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上五島 長崎県五島列島は現在、五島市、新上五島町、小値賀町の3自治体になっています。新上五島町は、2004年に有川町、上五島町、若松町、新魚目町、奈良尾町が新設合併してできた町で、中島島、若松島を中心に有人島5島、無人島60島を含む地域です。今回は上五島地区の青方港に入港しました。オプショナルツアーの「上五島はやまわり半日観光」で蛤浜、海童神社(車中から)、頭ヶ島天主堂の3か所を観光しました。
 蛤浜です。どこまでも続く遠浅の白い砂浜と青い海は、環境省選定の海水浴場百選にも選ばれているそうです。
 しばらくは車窓からの風景です。ここは、海童神社です。ナガスクジラの顎の骨の鳥居で有名で、ここ有川地区がかつて捕鯨で栄えていたことを示しています。  小河原海岸です。透明度がとても高く、海辺の磯遊びが楽しめるところだそうです。
 ハマンナ辺の高台から野崎島方面の眺めです。  赤尾・友住などの崎浦地域は、崎浦の五島石集落景観地区として国の重要文化的景観に選定されています。車窓からもチラチラですが石垣が見えました。
 
 
 裏山から見える赤い屋根の建物が国指定重要文化財の頭ヶ島天主堂です。250年にも及ぶキリシタン禁止令によって弾圧されて潜伏していた信者たちが、明治になって迫害が終わってから造った教会群の一つです。町内には29の教会が点在するそうです。近くの石を切り出して地元の鉄川与助の設計施工によって1919年に完成しました。内部は撮影禁止ですが、花のモチーフをたくさん使った意匠です。隣接する司祭館も石造りで、試しに建てられたといいます。
 
 隣接する「島のふれあい館」は、昭和30年代の生活空間を再現しています。キリシタン墓地の墓石の上にはクルスが添えられていて独特な物です。この一帯は、「頭ヶ島の集落」として世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺跡」になっています。30分ほどの見学時間でしたが、見ごたえがありました。
 クレーンが建ち並んでいるところは、上五島国家石油備蓄基地です。世界初の洋上タンク式石油備蓄基地で、日本の石油需要の7日分に相当する440萬㎘の原油を貯蔵しています。1988年に完成したそうです。  プラプラと歩いて青方の中心地に向かいました。港からは30分ほどかかります。観音岳公園の展望所に行こうと思っていましたが時間が足りませんでした。残念!
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