よく知られたイモータルたち ◇ | ||
このキャンペーンワールドにおいて、比較的よく知られているイモータルの紹介です:
(イモータルを設定するときのガイドラインはこちらです)
各イモータルにはアライメントも設定されていて、そのイモータルのクレリックは、
できるかぎり自分の仕えるイモータルのアライメントに合わせるようにつとめるのが普通です。
ローフルのイモータルとケイオティックのイモータルは、
その志向の違いからしばしば対立関係にあります。
ローフルのアライメントを持つイモータルはパラディンを、
ケイオティックのアライメントを持つイモータルはアベンジャーを、
それぞれ有しています。
ニュートラルのイモータルは、パラディンやアベンジャーにあたるものを所持していません。
特に指示のないイモータルのクレリックは、D&D の通常のクレリックの装備のルールに従います。
つまり、あらゆる防具とブラジョニングウェポンの使用、ターニングアンデッド、呪文です。
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ドルイドも存在している。 ドルイドはコンパニオンルールとは異なり、1 レベルから選ばれることができる。 コンパニオンルールの通り、ドルイドになれるのはニュートラルのアライメントだけである。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
もし、クレリックと彼が仕えるイモータルとのアライメントが合致している場合、そのクレリックはイモータルから特別な寵愛を得る: クレリックの経験レベルが上がったときに、+5% の追加経験点を得る (新しいレベルにおいてロールボーナスを1.0 ポイント消費したものとして算出せよ) |
特定のイモータルのクレリック : |
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教義と制限: |
ジェネラルクレリック |
彼らは、ある特定のイモータルに仕えるというよりかはむしろ、 あるアライメントを持ったイモータル全体の考え・志向などに共感を覚え、 それぞれのアライメントの勢力自体に加勢する、一般的なクレリックたちのことです。 例えば、ローフルのクレリックは、ナイトアローンやラウニィなどの協力者であり、 それぞれの信奉者でもあります。 ローフルのクレリックは、ローフルの勢力の助けになるよう、日夜励んでいます。 ジェネラルクレリックのルール的な扱いは全て、通常のD&Dルールに従います。 |
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ナイトアローン |
正しい行いを肯定します。 法が全てであり、秩序に則った人間らしい生き方をすべしであると説きます。 悪を絶対に許しません。法と秩序を司ります。 良く見かけるナイトアローンの聖堂は、その地方の警察組織と結びついています。 (彼らがよく裁判をとりおこないます) ナイトアローンのクレリックは、通常のクレリックの武装制限を受けます。 | |
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フォー・ガネス・ディマン |
怒りと制裁を司ります。やられたらやりかえすという、過激な考え方です。 絵画などに見られるフォー・ガネス・ディマンは、 燃えるような真っ赤な髪を振り乱し、悪に制裁を加えている姿が主流です。 フォー・ガネス・ディマンのクレリックは、通常のクレリックの武装制限を受けます。 加えて、よく火とウォーハンマーを用います。 | |
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ラウニィ |
世界の時と運命を司ります。 彼女は樹の影で機織をしている美しい女性として描かれます。 糸は全ての生命の運命、織機は世界、 すでに織られた部分は今までの歴史を表すといわれます。 友愛を旨とし、勤勉・勤労・質実剛健を推奨します。 また、不必要な殺生を禁じています。 生き物であれば尊重しますが、死者を冒涜するものとしてアンデッドを嫌います。 このような理由から悲しみや憎しみの源としてのケ=ヴィシュと、激しく対立しています。 | |
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セレディス |
セレディスは、正当な権利を保護する法律や、愛する者を護るべき戦いの術を司ります。 およそ生きている限り、生物は何かを「護る」ための戦いからは無縁であると断言して良いでしょう。 それは自分の名誉を護るための戦いであるかも知れませんし、 (欲望から生み出された汚れた財産と地位を守るための自己防衛本能ではありません) 病気や怪我からその身を護る戦いかも知れません。 その身が1児の母ならば、我が子を危険から遠ざけてやるだけでも一種の戦いであると言えるでしょう。 また守護者セレディスは、他者への愛情と守護を司ります。 愛する者や自分自身のために、降りかかる火の粉は払えなくてはならない、と教えます。 大切な者を護るための戦いに赴く者、 大切な何かを護りたいと祈る者に手を差し伸べる護りと保護のイモータルです。 無闇な戦いを否定し、護りの術法に長けています。 絵画に見られる彼は、風を操って光の国に侵入してきた闇の勢力を配下の巨大鳥と協力して退ける、 緑の髪を優雅に靡かせる美貌の青年として描かれます。 | |
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ブライド |
卑怯な行いを否定し、正々堂々とした態度を尊重します。 戦いに赴く者の勇気を司ります。 ブライドのクレリックは、武装の制限がありません。 勇気を示すのに外見は必要ないと考え、 各自で最も相応しいと思える武装を選ぶ事が美徳とされています。 実際に絵画などに描かれるブライド自身も、 戦ごとに様々なスタイルを取る為、武装が一定していないのです。 また、ブライドのクレリックがネームレベルに達すると、 ファイターと同じようにコンバットオプションを獲得する機会が与えられます。 | |
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シェイルローム |
和平を司ります。また一方で、深い怒りも司ります。 基本的に温厚なのですが、一度その怒りの炎がつくと、ただ事ではすまされません。 海は、穏やかなときもあれば、荒れ狂う嵐のときもあるがごとくです。 シェイルロームのクレリックは、海での戦いに備えて重武装を控えますが、 スピアやトライデント、スポントゥーンなどの槍で戦うことがあります。 ネットなども良く用います。ランスは使いません。 もちろん、海で活躍しない事が判明している時にはプレートメイルを身につけるでしょう。 | |
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ユウエア |
優しさを司ります。無益な殺生や争いを否定します。 また、破壊活動を行ないません。伝説では、ユウエアの姿を見た全ての男性は、 その優しさと美しさに魅了されてしまうと言われています。 ユウエアのクレリックは、戦を想定した装備は取りません(ドルイドの制限に従います)。 ユウエアのクレリックはまた、 攻撃的な使い方をされるリバーススペルを使う事を禁じられています (コーズフィア、フィンガーオブデス、アブリタレイト等)。 | |
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"ペテンと知略の長" |
このイモータルには、一般的な呼び名というものがありません。 というよりもむしろ、ペテン師として活躍するためには、 真実の名前などは誰にも知られてはならないのです。 また一方で、知略のイモータルとしても知られており、 こちらの方面では非常に優秀な軍師として知られています。 彼は歴史書では、ペテン、謀略、詐欺などと書かれることもあり、 また一方で軍師、知略、発想の人とも書かれます。 それは、歴史書を書いた人間にとって、彼がどういった立場をとったか、 によるものです。 彼(性別も定かではありませんが便宜上こう呼びます)は、 混沌の勢力が強い地域では法を助けるための作戦を、 法の勢力が強い地域では悪漢どもに悪知恵を、 それぞれさずけ、彼ら自身の力で逆境を変化させるように仕向けます。 どちらの勢力に援助するときでも、 そして彼の思惑通りことが運び傾いた天秤が元に戻ったとして、 それらがすでに、彼の考え出した世界のバランスを保つための策略だったのだ、 とあとから気付かされるのです。 みんな彼のために踊らされていただけなのです… | |
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ボルケン |
この世のあらゆる知識を求める、学者肌のイモータルです。 彼は、常に図書館か彼の書斎(あらゆる知識が溜め込まれていると言われている) において本を読んでいます。そして、与えられた時を無駄に使うことなく、 知識の吸収にあけくれます。 こうして得られた知識は、彼を豊かな人物にするために使われます。 万物あらゆる事柄にはすべて、それ以下にはなりえない根源的な「真理」が隠されています。 物が塔から落下するのも、人がそう考えそう行動するための思考過程も、 必ずすべてにこの世の真理が働いているのです。 ボルケンは、その真理を探究するために日夜励んでいるのです。 余談ながら、私たちのすむ日本でよく言われる「本の虫」という言い回しは、 ユリニアでは「ボルケンに憑かれた」と表現されます。 | |
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メルビット |
法と秩序を軽蔑しています。 人は他人に縛られていはいけない、絶対の自由が保証されて当然だと説きます。 この女神は、「魔がさした」という精神状態を作り出すことで知られていて、 一匹狼の殺し屋や通り魔的な犯罪を助長します。 そういう犯罪者たちの言い分は、 「オレがやりたかったからそうしたまでだ」という、 いたって個人的で反社会的なものです。 メルビットのクレリックは、その教義から一切の制限がないので、 (訓練次第で)如何なる武器・防具の類いを扱えます。 毒ももちろん、彼らにとっては「有効な」武器です。 予想通り、メルビットはナイトアローンと非常なまでの対立関係にあります。 | |
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ケ=ヴィシュ |
時には力、時には頭で、他者を支配することに生きがいを感じるイモータルです。 彼にとって他人が作った法とは自らを規制する以外の何者でもありません。 法とは、自らの手でもって自らによりよく働くように作られなければならず、 他者はそれに従わなければならないのです。あるいは、従わさせなければならないのです。 自らの法を自らが犯してしまった場合はどうでしょうか? そんなときはこうすればよいのです;「たったいまから法律が変わったんだよ…」と。 彼は、このような理不尽な帝国の帝王です。しかし理不尽ではあっても、彼は決して暴君ではありません。 手下が死んでいなくなったらどうでしょうか?彼がしなければならない雑用が増えてしまうではありませんか! ケ=ヴィシュが彫刻や銅像にされる機会があるとして (大抵は人々に受け入れられないのでそんなおおっぴらには製作されません)、 そのようなとき彼はよく、小型のシールドとポールアームをもった身長2 m 近くの男、 という姿を取っています。 ケ=ヴィシュのクレリックはそれをよく真似します(さすがにポールアームは片手では振り回せませんが)。 また、ケ=ヴィシュのクレリックによるターンは、 アンデッドをターンするかわりにコントロールしてしまいます(マスタールール参照)。 | |
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キュキィェラビュール |
彼女は衰退や堕落、退廃といったものを司ります。 貞淑だった乙女を猥雑な中年に貶めるのも、 壮健だった若者を脆弱に老いさばらせるのも、 栄華の絶頂にある国を退廃させるのも、 これらすべて、彼女の御業によるものです。 人は、努力などすべきではないのです。 ちょっとしたことで、明日にも死んでしまうかもしれないのが生命です。 永遠など望むべくもないのですから、人はその場その時だけを楽しんで生きるべきなのです。 くだらない意地も重苦しい理想も、自分を苦しめるだけのものに過ぎません。 そんなものは捨て去り、美食を求め芸術を堪能し、心行くまで見目麗しい異性で快楽を貪るべきなのです。 従って彼女の教えを忠実に守る者の末路は、破滅以外にはありません。 余談ながらこのユリニアにおいて、 『怠け者』『ひでぇヤロウだ』『ちくしょう!』 を意味する言葉として、"キュッキィの息子" というものがあります。 対話の相手に対してつかうとこの上ない侮蔑の言葉となるので注意が必要です。 自慰行為またはそれに耽る者、生殖器を表す俗語としての『キッキー』もあります。 卑猥なジョークしか飛ばさない三流のやられ役などに使わさせると効果的です。 | |
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ルグナヴァルナ |
人々を悪の道へと誘い込む、闇の指導者です。 ルグナヴァルナの司るものは奸知姦計、つまり悪知恵の類の思考です。 愚かなる者は知者に騙されるのが必定であり、騙された者は人間である資格すらないのです。 詐欺や陰謀はルグナヴァルナがもっとも推奨する尊き行いであり、 自分が騙されたり法律によって投獄されたりすることは逆にもっとも忌むべきものとされます。 | |
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ラカラカーン |
自分の要求を通すためには、全ての障害物を排除せよ、と説きます。 そんな彼の教えを忠実に実践する人間は、 必然的に他者を殺害する選択をとることになるでしょう。 「あの娘と結婚するのは俺だったのだ」 「いつも俺は2番手だった…」 こんな心境に陥った人間に、さっと手を差し伸べてきます。 そして、卑劣な後押しをするのです。 あるいは、「あの国の豊かな土壌があれば、わが国の飢饉を救えるのだが」 と考えた支配者がいるとすると、まずまちがないくラカラカーンの声が届き、 次には戦争となります。 | ||
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ギーシェ |
彼は、実に理不尽なことを人々に説いて回ります。 「お前がこの世に生きることは、すなわち、世界全体の幸運の量が、 お前ごときに使われてすり減らされてしまうことを意味するのだ。 私は、世界の人々のために幸運のこれ以上の流出を防がなければならない」 これが、彼が殺人を犯す理由です。次の台詞はこうです。 「しかしながら、お前が使い果たした世界共有の幸運は、 お前の不幸によって回復させられる。使われてしまった世界の幸運は、 誰かが苦痛にゆがむときに、それだけ多く回復する」 しばしば、『お前』ではなく、『お前たち』と使われることもあります。 理由はどうでもよいのです。純粋に殺戮を楽しみたいだけなのです。 苦痛にゆがむ他者の顔は、 それがすなわちギーシェにとっては最高の喜びなのです。 | ||
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モドル |