ギーシェのクレリック ◇

Followers' Alignment:
ケイオティック。クレリックはケイオティックでなければならない。

Special Clerical Powers:

History:

Personality:

Allies:
特に味方はいない。
同じケイオティックアライメントをもつイモータルたちでさえ、ギーシェを避ける。

Enemies:
ローフルのイモータルは、ギーシェの諸活動にとっては邪魔者でしかない。

Appearance:

Symbol:

DMing Notes:

ギーシェのクレリックにとって、
他者が苦痛にもがく姿こそが最高の喜びとなります。
従って、相手が誰であろうと苦痛にもがいていれば、
それを助長しさらなる苦しみを与えようと試みます。
あるいは、(迷惑なことに)いま健康な状態にあるものへ新たな苦痛を与えようとします。
相手がたとえアンデッドモンスターであっても、
フィンガーオブデスでそのヒットポイントを取り戻すようなことはしません。
そのときはもちろんレイズデッドをかけます。
逆に、生きている人間に対してはフィンガーオブデスをかけます。
このことは何も、ギーシェのクレリックにとっての他人だけがあてはまることではありません。
冒険をともにしてきた仲間(こんな連中と旅にでる者はそうそういませんが)や、
親兄弟、恋人ですら、苦痛を与える対象となりえます。
この世で唯一、苦痛を味わってはいけない者こそが、自分なのです。
自分だけは、苦痛からすぐに解放されるよう、
他のクレリック同様にキュアの呪文を使います。
他人には決して使おうとはしません。
ギーシェのクレリックはそのように非常に自己中心的であり、
ケイオティックアライメントの権化でもあります。
このような行動理念から、ギーシェのクレリックたちはギーシェから、
苦痛と破壊をもたらすための特殊な呪文を授かります。
また、味方をかばうよりかは敵をひどい目に合わせるように呪文を選びます。


*の付いている呪文はリバースさせることができます。
レベル1レベル2レベル3
  1. コーズライトウーンズ*
  2. ディテクトイーヴィル
  3. ディテクトマジック
  4. ダークネス*
  5. ポイゾンニードル
  6. プロテクションフロムイーヴィル
  7. ピューリファイフード&ウォーター
  8. コーズフィア*
  9. レジストコールド
  1. ファインドトラップ
  2. ホールドパーソン*
  3. ノウアライメント*
  4. ペイン
  5. レジストファイア
  6. サイレンス15'半径
  7. スネイクチャーム
  8. スペクタクルハンド
  9. スピークウィズアニマル
  1. コンティニュアルダークネス*
  2. キュアブラインドネス
  3. コーズディシーズ*
  4. グロウスオブアニマル
  5. ロケートオブジェクト
  6. カース*
  7. シェアウーンズ
  8. スロー
  9. スピークウィズデッド

レベル4レベル5レベル6
  1. アニメイトデッド
  2. クリエイトウォーター
  3. コーズシリアスウーンズ*
  4. ディスペルマジック*
  5. クリエイトポイゾン*
  6. トーチャー
  7. プロテクションフロムイーヴィル10'半径
  8. スピークウィズプラント
  9. スティックトゥスネイク
  1. アンプリファイダメージ
  2. コミューン
  3. クリエイトフード
  4. コーズクリティカルウーンズ*
  5. ディスペルイーヴィル
  6. インセクトプレイグ
  7. クエスト*
  8. フィンガーオブデス*
  9. トゥルーサイト
  1. エアリアルサーヴァント
  2. アニメイトオブジェクト
  3. バリアー*
  4. クリエイトノーマルアニマル
  5. キュアオール
  6. ファインドパス
  7. スピークウィズモンスター*
  8. ターントゥストーン
  9. ワードオブリコール

レベル7
  1. アースクェイク
  2. デスペナルティ
  3. ホーリィワード
  4. アブリタレイト*
  5. ライフドレイン*
  6. サバイバル
  7. トラベル
  8. ウィッシュ
  9. ウィザードリィ



コーズライトウーンズ
コーズディシーズ
コーズシリアスウーンズ
コーズクリティカルウーンズ
ライフドレイン

ギーシェのクレリックは、これらの呪文の正呪文を他人にかけることはほとんどないが、
自分自身の為にかけることは当然ありうる。

フィンガーオブデス
アブリタレイト

ギーシェのクレリックの敵がアンデッドモンスターである場合は、
レイズデッドやレイズデッドフーリィをかけることになる。


ポイゾンニードル(毒針)
距離:120
時間:1 ラウンド
効果:自動的に標的に命中する毒針を出現させ射撃する
この呪文により、クレリックは毒針を出現させ、
それを敵に向かって飛ばすことができる。
この毒針は、命中しても1 hp のダメージしか与えられないが、
被害者が対毒ST 判定に失敗した場合、
更に1d4 ポイントの毒によるダメージをこうむる。
ST判定に成功したら毒によるダメージは受けないが針が刺さったことによるダメージは受ける。
毒が効かないクリーチャー、例えばアンデッドやコンストラクトへは、
毒による追加のダメージは発生しないが、針による打撃はうける。
この毒針は本物の針として物理的な打撃を与える。
5レベルごとに射撃できる毒針の数が2 本増える。
例えば、13 レベルの場合、射出する毒針の数は5本である。
シールドの呪文はこの毒針の攻撃を回避する可能性がある
(つまりST 判定の機会が与えられる)。


スペクタクルハンド(亡霊の手)
距離:90 ft + 15 ft/ レベル
時間:2 ラウンド/レベル
効果:輝く半透明な手を作り出す
この呪文は、術者の生命力をほんの少し使って半透明な魔法の手を作り出す。
この手は、呪文の距離内であれば術者の思い通りに動く。
術者はこの亡霊の手で相手に触れることができ、
4 レベル以下の接触により効果を及ぼす呪文をかけることができる。
その際の命中判定には、
術者の命中判定表が使われるが+2のボーナスがつく
(ストレングスのボーナスは付かない)。
この手は、呪文を通すこと以外には使えない。
従ってこの手で殴ってもダメージは生じないし、
この手で遠くにある花瓶をつかむこともできない。
この手で呪文をかけるときは術者はそれ以外の行動を取れないが、
術者が手で呪文を使わないときには、
この手は術者のすぐそばに浮遊している。
手は、術者が望むか、ディスペルマジックがかけられるか、
呪文や魔法の武器によるダメージが与えられる(手のACは-2である)まで存在する。
ダメージによって手が消滅させられた場合、
術者は1d4ポイントのダメージをこうむる。
この呪文の距離は屋外でもヤードにならない。


ペイン(苦痛)
距離:60
時間:6ターン
効果:20'×20'内の対象に苦痛を与える
この呪文は、範囲内の対象に動作に伴う激痛を与える。
対呪文ST判定に成功することでこの効果から免れることができる。
苦痛に見舞われている間犠牲者は、
ダメージ、命中判定、モラルに-1の不利な修正が加わる。
スペルキャスターが呪文を唱えるための精神集中も苦痛によって妨げられるが、
呪文を唱えようとするたびに対呪文ST判定を行い、
成功すれば呪文をかけられる。
失敗した場合は、苦痛で精神集中を妨げられたことになり、
呪文を唱えられない(空費はしない)。
この呪文は、アンデッドやコンストラクトなど、
実際には生きていない生物には影響を及ぼさない。


シェアウーンズ(痛み分け)
距離:接触
時間:3ターン
効果:一人の生物が与えたダメージを分かち合う
この呪文の影響下にある者は、
自分が相手に与えたダメージの半分(端数切上)
を自分も受けることになる(相手は半分しかダメージを受けない)。
ただし、接近戦によって与えるダメージだけが対象であり、
ボウなどの飛び道具や手投げ武器、呪文によるダメージは対象外である。
例えば、この呪文の影響を受けたファイターが、
接近戦で8ポイントのダメージをオグルに与えたとしたら、
本来オグルは8ポイントのダメージを被るところを、
ダメージを与えたファイターとともにこの8ダメージを分かち合い、
各々4ポイントのダメージを被ることになる。
同じファイターがダガーを投げて4ポイントのダメージを与えた場合は、
オグルは通常通りに4ポイントのダメージを被り、
ファイターに被害は及ばない。
対呪文ST判定に成功すれば、この呪文の効果を受けない。
ディスペルマジック(通常の確率)、リムーブカース、
ディスペルイービルの呪文によりこの呪文の効果は取り除かれる。


スロー(遅滞)
距離:240
時間:6ターン
効果:半径30ft以内にいる生物のスピードを半分にする
この呪文はマジックユーザーのヘイストの逆呪文に似ているが、
持続時間と効果範囲が異なる。
それ以外の点は同じである。


クリエイトポイゾン
通常のクリエイトポイゾンの呪文と同様の効果に加え、
ギーシェのクレリックはより幅広い効果を持った任意の毒も作り出すことができる。
ただし、一回のクリエイトポイゾンで作り出せる毒の効果はひとつである。
例えばこの呪文により、自白剤や痺れ薬を作り出せる。
いずれの毒も、対象は対毒ST判定に成功することで効果を免れることができる。


トーチャー(拷問)
距離:接触
時間:6ラウンド
効果:一人の生物に拷問と同じ苦しみを与える
この呪文は、指先から爪をもがれ、全身の皮をはがされ、
(”鋼鉄の乙女”のように)スパイクを打ち込まれたときと同じような苦痛を対象にもたらす。
苦痛に見舞われたクリーチャーは、
何か行動を起こそうとする(攻撃する、移動する、持っていた武器を落とす、
呪文をかける、眠る、考える等)たびに対呪文ST判定を行わなければならず、
失敗すると苦痛のために何も行動できなくなる
(その場で痛みをこらえるためにじっとしていることはできる)。
成功した場合は、苦痛に打ち克ち、望んだ行動を取れるが、
移動が1/3、ダメージ判定に-2、命中判定に-4、ACに+2のペナルティをこうむる。
しかしこの場合でも、呪文を唱えるために必要な精神集中を妨げることはない。
トーチャーの呪文の持続時間中にキュアの呪文をかけることで、
トーチャーの呪文を終了させることができるが、
同時にヒットポイントを取り戻すことはできない。
苦痛から逃れるためのST判定に6回失敗すると
(つまりトーチャーの呪文の持続時間中ずっと、
何かの行動をとろうとしていたが、
痛みでそれらを妨げられていた場合)、
激しい苦痛のためにその犠牲者は発狂する。
発狂状態の具体的な行動はDMが決める。
例えば、わけのわからないことをぶつぶつとつぶやきながら、
よだれをたらして草をむしっているだけ、など
(発狂中のPCはDMによって管理される)。
これはキュアオールの呪文で治すことができる。
トーチャーの呪文はアンデッドやコンストラクトなど、
実際には生きていないクリーチャーには何の影響も与えない。


アンプリファイダメージ(被害拡大)
距離:120
時間:3ターン
効果:4体までの生物が受ける被害を増幅させる
この呪文は、犠牲者の負傷に対する耐久性を減らし、
少しの怪我でも大きな負傷にさせてしまうことができる。
この効果から逃れるためには犠牲者は対呪文ST判定を行い成功させなければならない。
ST判定に成功した場合は一切の影響を受けない。
呪文の効果を受けた者は、
その持続時間中に受けたダメージを1点余計に受けなければならない。
ただし、武器や爪以外によって引き起こされるいかなるダメージも増やされない。
例えば、犠牲者が1ラウンド中に剣とアローでそれぞれ、
4、3ポイントのダメージを受けた場合、
アンプリファイダメージの呪文はそれぞれ、
5、4ポイントのダメージにしてしまうが、
同じラウンドにライトニングボルトによって引き起こされた20ポイントのダメージは増やされない。
アンプリファイダメージを単体にむけてかけた場合、
増幅されるダメージは1ではなく1d4になる。
この呪文は魔法の武器からしか打撃をこうむらないコンストラクトなどには効果がない。
ディスペルマジック(通常の成功確率)、ディスペルイービル、
10レベル以上のリムーブカースで取り除かれる。


ターントゥストーン(石化)
この呪文は、マジックユーザーのフレッシュトゥストーンの逆呪文と同じである。


デスペナルティ(死の宣告)
距離:60
時間:99ターン
効果:対象を徐々に死に至らしめる
この呪文は、持続時間中、
対象のヒットポイントを1ターンあたり1ポイントづつ奪い去る(ST判定の余地はない)。
また、犠牲者の頭上には、術者にしか見えない数字が浮かび上がり、
その数字は犠牲者の現在のヒットポイントと同じである。
つまり、術者はあと何ターン後に犠牲者が死にいたるのかを知ることができる。
ただ、このカウンターは二桁の精度しかないため、
100 ヒットポイント以上を持つ者でも"99" と表示されてしまう 。
(そしてその犠牲者はこの呪文では決して死ぬことはないだろう。
他の要因でヒットポイントを失わない限りは)
この呪文によって失われていくヒットポイントは、
犠牲者に痛みを与えないため、ただただ、
いつ死ぬかわからない恐怖がつきまとうだけとなる。
また、呪文の持続時間中は、この呪文により失われたヒットポイントを、
一切の魔法による手段や自然による手段で取り戻すことはできない。
しかし、呪文の持続時間中に例えば戦闘によってヒットポイントを失ったとしたら、
それらに関しては通常通りの扱いとなる。
デスペナルティの効果を取り除くには、リジェネレイションの呪文か、
ディスペルイービル、17レベル以上のリムーブカースが必要であり、
ディスペルマジックは通常の成功確率である。
もし犠牲者がリジェネレイションリングなどの魔法の品の影響下にあれば、
対呪文ST 判定に成功させることによりデスペナルティの被害から逃れることができる。

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