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         BGMは、一高第40回記念祭寮歌「春東海の櫻花」。いざ青春の感激を 紅の血に描きてん。

 桜
桜の名木
    

 日本五大桜の他にも各地に桜の名木は多い。ここでは岐阜県・臥龍桜、中将姫請願桜、岩手県・石割桜、栃木県・岩しだれ桜、北海道・血脈桜、神奈川県・長興山枝垂桜をご案内します。
 桜の木にはそれぞれの故事来歴があって、それらを知ることにより、いっそう親しみが深くなります。



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臥龍桜 

 岐阜県宮村・大幢寺境内にある江戸彼岸桜、山坂をかけ上る枝幹の姿が龍の姿に似ているところから、臥龍桜といいます。枝が垂れて地に付き発根して母樹からの養液が不要となり、そこまでの部分が枯損しています。昭和48年国の天然記念物指定。
 季節になれば、JR高山本線の車窓からも斜面をかけのぼる龍のごとき桜花をまじかに眺めることが出来ます。
 
 


 中将姫誓願桜
 蓮糸で曼荼羅図を織り上げた奈良当麻寺の中将姫が岐阜・願成寺に来て、女性の災難除けに植えた桜といいます(一説に中将姫自身の病気平癒を観音に祈願して植えたものという)。ヤマザクラから突然変異した珍しい種類で、昭和4年国の天然記念物に指定。  


 石割桜
 大きな花崗岩の割れ目に生えるエドヒガンの老木、場所は盛岡地方裁判所構内とまためずらしい。約350年前落雷によって出来た割れ目に桜の種が落ち込んで生育したものとする説と、石のひびに桜の種が落ち込んで生育につれて石を割ったともいいます。大正12年国の天然記念物指定。
 


 岩しだれ桜
 徳川家光の生母お楽の方が植えたという「岩しだれ桜」、数千条の花糸を垂れ下げる光景は優雅そのものです。栃木市は太平山の麓太山寺境内にあります。

 


 血脈桜
 北海道松前・光善寺境内のさと桜。血脈とは「極楽浄土に行く証文」のことで、伝説によれば二百数十年前、上方見物に出かけた鍛冶屋の娘が奈良・吉野山から持ち帰ったものという。  


長興山枝垂桜
 神奈川県入生田、稲葉氏一族(春日局の子孫)の菩提寺であった長興山紹太寺跡に、今も往時を偲んでか、春が訪れるとひっそりとひとり咲く樹齢200年、幹周り4.7メートルの枝垂桜。近年、やや樹勢が衰えたとはいえ(そのため平成17年の春は、ライトアップは中止された)、なおも豪華で優雅な姿は、見事である
 


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