プンタ・スアレス  サンタ・フェ島から南東へ向かうこと約6時間。朝目覚めると、船は エスパニョーラ島(Isla Espanola)の沖合いに停泊していた。
7時に朝食をとり、8時すぎには島の西側のプンタ・スアレス(Punta Suarez)へドライ・ランディング。 早速、アシカ親子のお出迎えあり。昨日からアシカ王国を旅しているみたい。

 くつろぐアシカたちの傍には、不気味な色合いのものがうごめいていた。 ウミイグアナ(レッドマリーンイグアナ Red Marine Iguana)
黒い体にまだらな赤い模様、そして厳つい顔。イグアナ好きな私と言えども、お世辞にもカワイイって言えない様相・・・。 同じウミイグアナでもサンタ・クルス島のは、カワイイって思えたんだけど?
おまけにサンタ・クルス島で見たウミイグアナたちは、上体を持ち上げ太陽に向かって日光浴してたのに、ここのウミイグアナたちは 重なり合ってたり、それぞれが思い思いの格好で日光浴してる。 よく見ると、"きをつけ"をしているもの、大の字になっているもの、バンザイをしているもの・・・ あまりにもだらしない格好で岩に這いつくばっていて、やたらウケる。・・・やっぱ、カワイイ!のかな?? 断崖

 砂浜や岩場を通り抜け、ごろごろとした山道を上る。道中、ウミイグアナの赤ちゃんや、 カラフルな模様のヨウガントカゲガラパゴスシラガゴイ、 ガラパゴスマネシツグミ、ガラパゴスノスリ、ガラパゴスアホウドリ、ガラパゴスアオメバトダーウィンフィンチなどなど、たくさんの鳥たちにも会えた。
そして、また違った雰囲気のある断崖の海(左写真)へと出ると、 アカメカモメガラパゴスアオアシカツオドリ(Galapagos Blue Footed Boobies) などなどが羽を休めていた。
ご対面!(Hei撮影) ガラパゴスアオアシカツオドリの赤ちゃんが白いふかふかの羽毛に覆われてカワイイ。 結構近くまで近づいても、鳥たちは「コイツは何者?」ってな顔してじっとしているんで、 面白い写真が撮れる。

 断崖の海へと出てからは、海沿いにUターン。岩がやたら黒いと思ったら、溶岩石? そう言えば、ガラパゴス諸島って海底火山で出来た島。どうりでザラついた感じの石が目に付いた。
Blow Hole と、他のツアー客とかが岩場に座り、海の方をじっと見ていた。なんだ?と思って見てみると、しばらくして岩の間から潮が吹き上がった。
おぉ、ここには潮吹き岩穴(Blow Hole)があったのか・・・ 休憩も兼ねて、しばしみんなで岩場に座って、自然が作り出すショーを眺める。
こういうときって、デジカメが活躍するんだけど、あえて一眼レフでタイミングを計りながら撮ってみた(左写真)。 鳥楽園

 そこから少し行くと、断崖の上の岩場は真っ白。その向こうに広がる海の青さ、空の青さが引き立つ・・・って、 岩が白いわけではなく、黒い岩の上にウミドリたちの糞が覆いかぶさっている。 ここはウミドリたちの楽園なのだろう。(右写真)
ガラパゴスマスクカツオドリ(Galapagos Masked Boobies)の 他にもカツオドリの仲間がたくさんうごめいている。 そんな中にお邪魔するも、鳥たちは逃げるどころか、優雅に日光浴。 それにしても、石灰岩?って思うくらいに糞で真っ白。別世界にいる気分だった。

 2時間ぐらいの散策のあと、船に戻り、昼食までそれぞれデッキでくつろぐ。船は、エスパニョーラ島の北東部 のガードナー・ベイ(Gardner Bay)へと移動。
移動にはいつも数羽のグンカンドリが並走(?)、いや並飛行(?)している。 で、停泊中の船の傍には、どこからともなく数羽のペリカンたちが集まってくる。 これって、何かしらのおこぼれを期待しているんだろうね。
昼食前だったか、昼食後だったか忘れたけど、下のデッキから、船員が魚の内臓か何かを空に投げると、 ちょうど2階のデッキあたりで、グンカンドリがキャッチ。すごい間近で見れて面白い。 キャッチし損ねて海に落ちたのは、ペリカンたちが食べてたけど。
ガードナー・ベイ セビーチェ・デ・カラコル エストファド
午後に上陸するガードナー・ベイ(Gardner Bay)。 白いビーチが広がる。 セビーチェ・デ・カラコル。セビーチェ(生身魚のマリネ)は私が好きな中南米料理。 カラコル(巻貝)のセビーチェは初めて。 エストファド(シチュー)とポテトと野菜サラダ。 お肉は牛肉だったよーな?

 昼食後、すぐにツアーが始まることはない。だいたい2時か2時半から。その間は シエスタ(お昼寝)の時間。船員たちもガイドも思い思いにゆっくりくつろぐ。心地よいひと時。
すっかり船の揺れに慣れたのか、初日の酔いが嘘のよう。このまま、のんびり船で旅するのもいいかなぁ。 ガードナー・ベイ

 水着に着替え、2時半にガードナー・ベイへウエット・ランディング。 と、白い砂浜に横たわる黒い物体・・・ここにも少ないけどアシカたちがくつろいでいた。
そこから岩場のある方へと散策。岩がある付近にはウミイグアナ(レッドマリーンイグアナ Red Marine Iguana)と、 ガラパゴスレッドクラブがちらほら。
と、波打ち際をポコンと頭を出して泳いできているウミイグアナ見っけ。 お食事から帰ってきたのね〜って、ウミイグアナ上陸ミニストーリーなるものが出来上がった。

 ここでは、のんびりと散策や泳いだりして、それぞれがくつろぐ。
私はというと、ウミイグアナと同じ格好していっしょに写真撮ってもらったり(水着姿ゆえ掲載却下)、 Kayoちゃんといっしょに波打ち際でおもしろポーズとって写真撮ってもらったり(色気なしで水着姿ゆえ掲載却下)、 アシカの寝転ぶ傍で寝転んだりと2時間程度、気ままに楽しく過ごせた。
楽園 アシカとHei シュノーケル中
青い海、白い砂。楽園・・・ 寝転ぶアシカを撮るHeiちゃん。 シュノーケル中。何が見えたのかな?

 船に戻って、夕食までくつろぐ・・・って、くつろいでばっかり??船旅だからね・・・。
夕食のあとにまた翌日のツアー説明があり、就寝までくつろぐ・・・って、 フランス人家族と仲良しになったHei&Kayoとともにみんなで遊ぶことが多くなったかな?
チョクロのサラダ ドュルセ・デ・プラタノ
白い粒々はチョクロ(白いトウモロコシ)。チョクロにしてはちょっと実が小さめ。 ピラフ風(ソバメシみたい)と焼いた肉と茹でブロッコリー。 ドュルセ・デ・プラタノは甘く煮た(?)炒めた(?)バナナ。 甘いのが苦手だけど、どことなく酸味があっておいしく食べれる一品。

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