グァンタナメラ(Guantanamera)号に乗り込み、まず部屋割り。 ツアー客は、ドイツからの年配夫婦2組、若いカップル1組、フランスからの4人家族1組と私ら5人の計15人。
1階に2人用部屋が4つ、船底に4人用部屋が2つだったかな? で、私ら5人は2人用部屋と4人用部屋に別れないといけなかった。
Hei&Kayoは、MasaeさんとTomikoさんを2人用部屋にして、私と3人で4人用部屋にしようかと提案してきたけど、 これっていちおう、Hei&Kayoのハネムーンなんだよね? この提案は、Masaeさん、Tomikoさんと私で即却下。せめて、2人で過ごせる時間を持たせないとね。
ということで、Masaeさん、Tomikoさんと私は船底の部屋に・・・。それにしてもなんとゆーか、 1階のデッキ沿いにある2人用部屋と雲泥の差とゆーか・・・窓がなくて燃料臭い部屋は、船酔いを余計に誘う予感・・・。
隣の部屋はフランスからの4人家族だったんだけど、彼らも渋い顔。まぁ、仕方ないか・・・。

 ハシゴを上って2階デッキに集まり、ガイドのJorge(ホルヘ)が、午後の日程の説明をする。午後のツアーは2時出発。
ということで、船が移動している間は、1階食堂へ行き、サンドイッチとフルーツのランチ。 それから、再び2階デッキでくつろぐ。 とりあえず、風にあたっていれば、船酔いは軽減される。今のところ、まだ平気。
同様の小型クルーズ船が、2〜3隻同方向へ走っているのが見える。 その後、行く先々でいっしょになってたんで、同日程を組んでいた別会社ツアーの船なのだろう。 バチャス・ビーチ

 船は、乗船した場所からそう遠くないサンタ・クルス島(Isla Santa Cruz)北側の バチャス・ビーチ(Playas Bachas)へと着いた。
海岸の近くで船は停泊して、ボートに乗り換えて行く。 このとき、船着き場がないビーチから上陸する場合は、足が濡れてもいいように短パン(または水着)にサンダルでの ウェット・ランディング(Wet Landing)になる。

 左写真はバチャス・ビーチの写真。砂浜の白色から水平線の群青色へブルーグラデーションがキレイ。 そのまま空のブルーへ溶け込んでいる・・・って、逆だっけ? 空のブルーが、海へ溶け込んでいる??
とにかく、こういう景色見ていたら、宇宙から見た地球が青いというのが実感できる。

 早速、夢にまで見たウミイグアナのお出迎え。 波打ち際で、気持ちよさそうに日光浴している姿を見ていると、心の奥底から癒される感じ。やっぱ、カワイイ!! って、大半の人が「えーっ?」って言うかもしれないけど、よく見れば愛嬌ある顔しているでしょ??
もちろん、イグアナからはある程度の距離を置かなくちゃいけないけど、それでも2mも離れていなかった。 今では、人が危害を加えることがないって知っているのか、お構いなしでくつろいでいる。 なんかウレシイ。信頼関係できているってゆーか、共存できているってゆーか・・・私にとって理想郷って感じ。 緑の大地へ続くウミガメの足跡

 みんなでビーチを散策。Jorgeがなんか説明していたようだけど・・・うーむ、覚えてないなぁ〜。 相変わらず、肝心なとこで役立たずってやつですねぇ・・・。
岩場には、ウミイグアナはもちろん、ガラパゴスレッドクラブペリカンはじめ、他の鳥類も見ることができた。
白い砂浜には、空へと登っていくかのようなウミガメの足跡も続いていた。 その足跡を追って砂浜を登ると緑の大地が広がる。ここからは、ウミガメの足跡は緑の大地へと続いていた。(右写真)
空に目をやると、黒い体に真っ赤なノド袋を持つグンカンドリが優雅に舞っていた。

 ビーチ散策のあとは、フリータイム。 海で泳ぐもよし、日光浴もよし、ビーチ散策もよし・・・ってこれくらい?
私はウミイグアナの傍で日光浴し、海にちょびっと浸かり、髪を結んでいたゴムがないことに気づいて、捜索(?)のため ビーチを歩き回り・・・充実していた? それにしても、ゴムが見つけられなかったのが心残り。ウミイグアナやウミガメや水鳥などが、間違って口にしないかしら? って気になって・・・。
オアシス? ウミイグアナとともに ともに泳げる?
緑の大地の手前には、浅い湖と言うか、水溜り (?) が一部分だけ広がっていた。 水鳥たちが遊んでいるのをしばし眺めていたんだけど、海の傍と言わなければ、砂漠のオアシスって感じ? 日光浴ではなくて、木陰でくつろいでいたウミイグアナ。 添い寝でもしたい気分だったけど、お邪魔かな?それでもしばし、傍で眺めてさせていただきました。 で、満面の笑み (?) の私・・・。 ウミイグアナが泳ぐ海で一緒に泳げるなんて最高!って言いたいところなんだけど、 もっぱら泳げない私は浸かるだけ。こんなキレイな海だといつも泳げそうな気分になるんだけど・・・泳げたためしがない。


 再び、ボートに乗り込み、停泊中の船へと戻る。 部屋に戻り、シャワーを浴びる。その間、船は次の場所へと移動し始める。 早く着替えてデッキに行かなくちゃ、酔ってしまう。
食堂には、コーヒー、紅茶がいつでも作って飲めるようになっていた。もちろん、クッキーなどのお菓子も。 コーヒー片手に2階デッキへ上ってくつろぐ。

 船は、サンタ・クルス島(Isla Santa Cruz)西側そばに位置するちっちゃな島、 プラサス島(Isla Plazas)沖合いへ着く。 船が移動しているときは大丈夫だったのに、停泊すると船酔いの気が・・・。 と、そこへ1隻のボートが近づいてきた・・・続きは下写真で。
食料・・・ 黄色い物体 バナナ
船のスタッフとともに3日分ぐらいの食料が運ばれてきたみたい。たくさんの卵、スイカも・・・。 そのボートのあとに漂う黄色い物体・・・なに?ってよく見るとバナナ。なんでバナナが漂っているの? そのバナナの行方は?
・・・救出 (?) されて、我が船の2階デッキに吊り下げられた。
いただき!
もちろん、最後は私らのお腹の中へと・・・


ガラパゴスの夕日  少々ぐったりしつつも、あちこちの船に繋がれているボートの上で、たくさんのペリカンが羽を休めているのを眺めていた。 日も落ち、夕日がキレイ。いつの間にか、停泊の小型船が増えていた。(右写真)
夕食の時間になり、食堂へ集まる。一枚の大皿を持って、一人ずつカウンターに行き、スタッフについでもらう。 サラダ、フリホーレス(豆)、ごはん、トルティージャ・・・と、たくさん食べれない私は、ちょっとついでもらったときに ストップをかける。たくさん食べたい人は「Mas!(マス);もっと!」と言えば、たくさんついでもらえる。
おいしそうなんだけど、船酔い気味でムカムカしてあまり食が進まない。酔い止めの薬飲んでいるんだけど・・・。

 食後は2階デッキでウェルカムパーティということで、とりあえず、外の風に当たりたいがゆえ向かう。 とはいえ、イスに座り込んだまま、ぐったり。
スタッフの紹介のあと、ウェルカムドリンクで乾杯って、うまそうなんだけど、気分悪すぎて飲・飲めないぃぃ〜! ぐやし〜!結局、気がついたら客のほとんどは船酔いで部屋に帰ってて、元気そうなのはHeiちゃんとTomikoさんぐらい?
私も部屋へ帰って休みたいとこだけど、外の空気に触れているほうがまだ楽。 Heiちゃんに「私デッキで寝たいんだけど、いいかどうか聞いてくれる?」とガイドのJorgeに聞いてもらう。 Jorgeは「どうぞどうぞ」ってな感じ。よかった。
と、Tomikoさんが「私も一緒にデッキで寝るわ。こういうとこで寝てみたかったの!」うーむ、さすがTomikoさん。 冒険心好奇心旺盛な方だ。
二人して部屋へ戻り、毛布と枕を持って再び2階デッキに上り、毛布に包まる。 「この状態で明日から大丈夫かいな?」と心配しつつも、星を眺めながら眠りに就いた。


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