早朝6時半にShinyaさん、Chihiroさん、ジャンセン教授のもとで働くグサネーロスの一人ルース(つづりがわからない・・・)と私の4人で、グアナカステ国立公園へ向けて出発。
グアナカステ国立公園(Parque Nacional Guanacaste)は、サンタ・ロサ国立公園とはパンアメリカンハイウェイを挟んですぐお隣りの内陸側に広がる国立公園。 それなのにサンタ・ロサ国立公園と大きく違うのは、熱帯雨林地帯に位置すること。 公園内には、オロシ火山(Volcan Orosi;1440m)とカカオ火山(Volcan Cacao;1859m)が聳えている。
集落内 集落内
ルースの乗用車からACGの4WDジープ型に乗り換えのため、車所有のACGスタッフの家がある集落へとやってきた。ルースとスタッフのやり取りがあっている間、しばし周辺をウロウロ散策。
車を乗り換えてからは、ムチ打ちになりそうな道をひた走る。途中、川のような場所を横切ったり、確かに4WDジープじゃないと無理。
セクトル・サン・クリストバル
セクトル・サン・クリストバル(Sector San Cristoval)。 サン・クリストバル地区のセンター。もともとこの建物は牧場主が使用していたもの。 現地ACGスタッフ(名前忘れた)が、植林プロジェクトについて案内、説明してくれた。

植林地
熱帯雨林を伐採して、牧草地となっていたところ。
手前は'95にパイオニアの木をそのまま植林したが、牧草の方が生命力が強かったようで育たなかった場所。
奥の方は'96に牧草地をトラクターでかきまわし耕してからパイオニアの木を植林して育った場所。
森再生の兆し 再生した森
スタッフの後ろの木の下に、最近、ジャガーが横たわっていたらしい。 森が少しずつ回復して、動物も戻ってきていると喜んでいた。 パイオニアの木は成長が早い。そして、少しづつ集まってきた鳥たちや風が運んできたいろいろな種が芽を出し、8年でここまで森が成長した。(左写真奥の'96植林地内)
赤い実
サクランボみたいでおいしそう!と思ったけど、食べれないとのこと・・・ザンネン。 この赤い実は、小鳥たちのための食料。それでもあまりにものみずみずしさに撮った写真。

牧草地と森の境目 牧草地と森の境目
ここは、牧草地と森の境目。少しずつだけど、森が広がっていってるそう。
植林失敗地
ここも'95にそのまま植林してうまくいかなかった場所。

植林失敗地
腰の深さまである牧草。牧畜のために植えられた牧草は根強い。奥の方には'95に植林した木々がある。
右写真がその木々。そのまま植林したものは9年経ってもこの程度。それだけ牧草が栄養分を取っている。 '96にトラクターでかきまわし耕して植林した森(上写真)とは雲泥の差。
育たない木
植林地
'99に最初にメディーナの木を植林した場所。 成長が早いメディーナの木で森を再生したあと、あとから成長してきた在来種の木々に光を当てるため、このあとは幹に薬を注入して枯らす段階へ。ちなみに枯れたあとは土に返って森の栄養分となるとのこと。それにしても1本1本に薬を注入なんて大変な作業。まだ試行錯誤の段階だけど、うまくいくといいな・・・。

メディーナの木 イイ感じ
メディーナの木。5年でここまで成長。森再生のために重要な木。 丸太に 『狩猟禁止』の看板。そこから生える一本の木がなんともカワイイ。
昔と今
左下写真は'97にトラクターで耕して植林しているところ。そして、右が現在の姿。着実に森が復活してきているのがわかる。
以前と今が見比べてわかりやすいようにと撮った写真。ACGスタッフがいいアイディアだと褒めてくれた。褒められると素直に嬉しい・・・。


 今、メディーナの木を植林している場所は4ヶ所。いずれ成長したそれぞれの森がつながり、ひとつの森へとなるそう。
そして、いずれ緑の回廊を作ることで、離れ離れの国立公園や自然保護区をつなげるという壮大なプロジェクトが動き出しているとのこと。そうなれば、動物たちが広範囲の森を自由に行きかうことが出来るようになる。そのためには大変な労力とお金と時間が必要だけど、森を奪ってしまった人間が償うのは当然だと思う。
それにしても、メディーナの木には感謝しないといけない。 あっと言う間に森を作り、他の木々が育ち始めたら、枯らされ・・・それなのに枯れたあとも森の養分となり、人の犠牲となった森再生に重要な働きをしてくれているんだから。

 サンタ・ロサの熱帯乾燥林の再生に比べ、まだまだ悪戦苦闘中の熱帯雨林再生。 サン・クリストバルの植林地をあちこち見てまわったけど、改めて実感。 森を失うのは簡単だけど、もとの森へと再生するのはとても大変なことだと・・・。
ちなみに'96植林地は、NGO団体『にっぽんこどものじゃんぐる』が支援したところです。




 今度はACGスタッフも乗せ、さらに荒れた道を走ると家々や学校などが出現。 えぇ?こんなところに村があるの?今まで走ってきた道が生活道に思えなかったので、不意を付かれた感じで驚いてしまった。
村を通り過ぎ、しばらく走ると道端に大きなバン型の車が2台停まっていた。 その横には、広場があり、小さな家が建っていた。 ここは、セクトル・カリベ(Sector Caribe)。カリベ地区のステーション(センター)。

 ちょうどここから車で1時間ぐらいのところにある学校から、PEB(生物教育プログラム)のため来ている子供たちが、ステーション内で講義を受けているところだった。講義が終わってからはすぐに外へ出て、ランチしたり、サッカーして遊んだり楽しんでいた。
そんな子供たちをボケーっと見ていたら、2〜3人の女の子たちがやってきて話しかけてきた。 私達が日本人ということで、その子たちは一人の日本人女性の名前を言って、知っているか聞いてきた。 その女性は村でとてもよくしてくれたそうで、日本人に対して愛着がある感じだった。 たぶん、その女性は青年海外協力隊で来ていた人だろう。いろいろ話して、彼女たちはサッカーの輪の中へと入って行った。
セクトル・カリベ ステーション ランチ中
セクトル・カリベ (Sector Caribe)。 正式には『リンコン・レイン・フォレスト保護区のカリベ生物学ステーション』。 中には入らなかったけど、ここがステーション。かなり古びた感じ。 PEBで来ていた子供たち。ランチ中。毒蛇から守るために子供たちの足に皮のプロテクターを着けている。

サッカー 作業所 イモムシハウス?
食後は先生も一緒になってみんなでサッカー。子供たちの笑い声が心地いい。 写っている2台の白いバンにこれだけの子供たちが乗って来るなんて・・・信じられる?! 広場を見渡せるような場所にあるのは、屋根付ステージっぽい作業所?下がっているビニール袋にはこの地で採取されたイモムシたちが・・・。 一つのビニールにはイモムシが一匹とエサの葉っぱが入っている。このイモムシがすべて成虫になるまで、グサネーロスが管理している。

木の実採取中
サン・クリストバルから一緒だったACGスタッフが、長い棒を持って木を登り出した。 木の上から落としたのは、50cmぐらいはありそうなサヤ。
グアバフルーツ ビワみたいなフルーツ
そのサヤを開けると、真っ白いフサフサした実が並んでいる。それを口に入れると、ふわっとして甘い。おいしい。中に大きな種が入っている。グアバフルーツだよと言われ、え?グアバ??・・・ 一般的なグアバフルーツと名前が同じだけど、ここではグアバフルーツはこの実のことを言うらしい。 このフルーツは、なんて言うのか忘れてしまった。ビワみたいな感じでおいしかった。 これも広場の木になっていたもの。
小さい頃からなんだけど、自然になっている木の実や山野草を採ってその場で食べるのって大好き。私にとっては、贅沢気分を味わえる・・・根っからの野生児??

 PEB(生物教育プログラム)のため、地元の子供たちをそれぞれの学校(グアナカステ地方の海辺から山奥まで30校以上)から各ステーション(センター)に連れてきて教育するのだけど、一般的な交通手段がないので、ACG所有の大きな4WDバンで送り迎えしているそう(上写真内に写っている車)。
しかし、1台のバンで運べる子どもって限りがある。バンの後ろ側は窓際に長イスがあって、大人4人ずつが向かい合って座れ、後ろの扉から乗り降りする感じ。それに運転手と助手席で10人乗りのバン。
今回も30人近い子供たちを2台のバンで運ぶって、後ろにどれだけ詰め込まれて乗っていることか・・・。見ていると、座っている人のひざの上に座ったり、地べたに座ったりしているみたいだけど、道が悪いので危険だよね?仕方ないけど・・・。それにしても、車から子供たちが次から次へと降りてくるのを見ていると、まるでマジックショーでも見てるみたいだった。

 ちなみにACG所有のバスがあるらしいけど、道路事情が悪いため故障したりして、修理中はPEBもお休みになったり・・・ただでさえ、国立公園の維持に莫大な費用を要しているんで、新しいバスを買う余裕もないとのこと。
そこでNGO団体『にっぽんこどものじゃんぐる』の子供たちが日本のある自動車大手企業宛てに手紙を出したところ、約2ヵ月後に寄付という運びになったそう。すぐに動いてくれるなんてさすが大手。 すごく有難いのだけど・・・贈られた車は5年前の中古業務用ワゴン車だったらしい・・・。

 まれに企業を始めとして、現地事情もよくわからないまま、善意だけの一方的な価値観での支援というのを目にすることがある。例えば、自分達で道路を作れるようにとか言ってユンボなどを現地に寄付されても、肝心の動かすための燃料を買うお金もないので、使うこともなく放置されたままとか。食糧難だからと援助する側ではよく食べているものだけど、現地ではほとんど食べられてないものを配給されても、これまたどうしようもない。
また、ごく一部だろうけど先進国個人旅行者からは、自国感覚で現地の小さな子供たちに自分が持っていたキャンディーをあげてるのを見たりする。しかし、この貧しい子供たちにキャンディー与えていずれ虫歯になったとき、病院に行くお金もないのにどうするの?キャンディーあげるくらいなら、1コインの方がずっといい。
折角の善意・・・どうせなら、現地の人たちにムダなく活用できるよう現地目線に立ってからやってほしいと思う。

 今回のPEBのための折角の善意も、現地ではあまり使えない車だったりする。まぁ、舗装された道(パンアメリカンハイウェイと街中ぐらい?)では十分使えるけど、各ステーション(センター)やPEBに来る子供たちが住む村の道路事情を見れば、4WD仕様でないとダメだってわかるはずなんだけど・・・。
そんな現場に立ち会ってたShinyaさんも当時の「じゃんぐる新聞」の手記に同様な本音を書いてあった。それを目にした支援企業の担当者が抗議してきたらしいけど、抗議以前に現地の意見に耳を傾け考え直すべきことじゃないかと思う。 まぁ、相手は大手ゆえ、支援してもうらう側としてはこれから先のことも考えると、ここは下手に出ないといけないのかな?

 ちなみに、PEB(生物教育プログラム)の詳細については、後日の《PEB(生物教育プログラム)編》に記載。




 セクトル・カリベから、再びもと来た道を帰る。途中のガビランにある小さなレストランで食事することになった。朝、セクトル・カリベへと向かう途中、ルースがここに寄って昼食の予約をしてた。 はっきり言って、なんでこんなところに?と言うようなところに、感じのいい宿と小さなレストランがある。
ガビランの宿 ガビランのレストラン ランチ
室内は2段ベッドだけがある部屋。建物横に簡素な作りの仕切られた屋外箱型空間が4つほどあり、それぞれ中を覗くとトイレ2つと水シャワー2つがあった。 宿のすぐ横にあるレストラン。といっても、小さな食堂みたいな感じ。屋根から下がっているのは鳥の巣。もちろん、使用済みのもの。 次から次へと運ばれる料理をそれぞれ食べれる分だけ皿にとる。特におばちゃん自慢の自家製サルサソースは絶品だった。一人あたり C$2500 ($6弱)だった。

マンサーナ・デ・アグア
マンサーナ・デ・アグア
マンサーナ・デ・アグアというフルーツ。直訳すれば、”水のリンゴ”。左写真は木になっているけどまだ熟してない。熟したものをもらい、車の中でかじると、甘酸っぱくておいしかった。
ランの花 ランの花
レストランの庭に咲いていたランの花。花びらの色合いがとてもキレイ。 同じくレストランの庭に咲いていたランの花。白とピンクのグラデーションがキレイ。

 食後に出されたのは、やかんみたいなポットに入ったコーヒー。カップに注いで、一口口に含むと、コーヒーの味と香りにびっくり。こ・これぞホントのホントのコーヒーの味だ!と超感激。 コーヒー好きな私ゆえ、日本でもこだわりのコーヒーとか、珈琲専門店などのおいしいコーヒーを飲んだことはあるけど、今までにないほどの衝撃を与えた。後にも先にもこれほど味のある美味ーーーーーいコーヒーに出会ってない。

 このレストランはジャンセン教授もお気に入りで、セクトル・カリベへ研究者や見学者が行った帰りは必ず食事に立ち寄る場所らしい。食事もコーヒーもおいしいし、おばちゃんも素朴でいい人。 庭にはフルーツがなっている木があったり、いろいろなランの花が咲いていたり、食後にぶらつくのも楽しい。 グアナカステ国立公園に来たら、是非また行きたいレストラン。
ただ、ここへ来るための交通手段はタクシーかマイカーのみ。体力あれば、歩いてもいいけど・・・?

 サン・クリストバルで案内役の彼とはおさらば。 そして帰りに寄ったのは、セクトル・ゴンゴラ(Sector Gongora)、ゴンゴラ地区のステーション。古い廃屋のような建物の裏手では、4人のグサネーロスが作業をしていた。
グサネーロス(Gusaneros)とは、グサノ(Gusano;イモムシ)を扱う人たちの意味。 彼らはACGに生息する蝶、蛾の特定など、ジャンセン教授を始め、その他の研究者たちの手足となって働いている。 詳しくは後日《グサネーロス編》で説明するとして、仕事内容を簡単に言うと、それぞれの研究者が特定する幼虫などを採集し、3日に一度は食糧の葉っぱを換え育て、成虫になったら標本にして、研究材料となるそう。ただ、一匹一匹すべてにあらゆるデータを残さないといけないので、毎日毎日が大変な作業らしい。しかし、グサネーロスのすごいところって、あらゆる種類のイモムシや幼虫の名前、そして、それぞれの食べる葉っぱなどを熟知していること。
グサネーロス作業中 グサネーロス作業中 グサネーロス作業中
一人はナイロン袋担当、一人はビン担当、一人はデータ入力担当でやってた。もう一人は・・・スーパー? 手元足元には、それぞれのナンバーが書かれた入力済みのビンや袋がわんさか。管理するのも大変。 ずらずらとぶら下がったイモムシのお宿の向こうには、はるばると草原と森が広がっている。

 まだまだ終わりそうにないということで、急遽お手伝い。 テーブルの上に並ぶビンの中には、小さなイモムシが一匹ずつ入っていて、乾燥してきた古い葉っぱを除き、新しい葉っぱを入れるという単純作業なんだけど・・・まず、葉っぱを取り出し、小さなイモムシを探さないといけない。 見つけたら、そのイモムシを取って、新しい葉っぱと一緒にもとに戻す。
が、ご承知の通り、イモムシ苦手な私が触れるわけがない。でも、これしか手伝えることがないゆえ、どうすべきか考える。と、小枝を使ってイモムシ移動という苦肉の策をとることにした。 多少慣れるまで時間がかかったけど、なんか作業自体が面白くて、イヤじゃない。

 と、一人のグサネーロスが「今からスーパーに行ってくる」とのこと。「スーパー?」と不思議な顔していたら、 彼はニッコリ笑って「そこ」と森を指差し、森の中へと消えて行った。
森の中って、イモムシたちにとっては食糧庫。だから彼はそれぞれのイモムシたちのため、そこへ食糧調達しに行く。つまり、スーパーへ買出しに行くようなもの。そう思うと森の中もなんか違った意味で楽しめる。彼らの発想って面白い。

 そう言えば、ここでまた遭遇してしまった新たなトイレ体験
レストランでトイレ済ませてきたはずなのに、またすぐに催してきた。やっぱコーヒー飲みすぎ? そこで、「トイレどこ?」と聞くと、「ない」との返事が・・・へっ?ない??グサネーロスのおばちゃんもニッコリ笑って「ないのよ」と言っている。
他のグサネーロス曰く、ここら一帯がトイレとのこと。なるほど・・・自然の中のトイレか・・・って、見晴らしのいい草原でするのは目立つだろうし、かといって、森の中でやってガラガラヘビなんかにお尻を咬まれたくないし・・・。

 と、グサネーロスの一人が薦めたところは、建物横にある古いガレージみたいなところ。・・・マジ?と思ったらマジだった。確かに彼らからは見えないんだけど・・・屋根も付いているんだけど・・・自然の中と言えば自然の中。はっきり言って見晴らしがいい。
まぁ、子どもの頃から山奥や川へ行ったときなんか、岩陰で用を足したりしてたもんで、自然の中でのトイレって初めてというわけじゃない。そんなに抵抗はないけど、いまだに開放的すぎて落ち着かないのは確か。男性陣はクセになるらしいけど??
とにかく、見晴らしのいいガレージみたいなとこでのトイレもそう体験できるものじゃないかも?と思いつつ、さっさと済ませた。

 私のトイレ体験って、国内にしろ海外にしろ、小さい頃からの珍体験、面白体験が何故かいろいろある。 なんと言っても、私にとっての珍トイレ体験の最高峰と言えば、ブラジルでの地底湖で鍾乳石を見ながらのポリバケツトイレかな?(ボニート《シュノーケリング&珍トイレ編》にて)
面白体験もいろいろで、特に、「これってMr.ビーンのギャグシーン?」と笑えてしまうようなことが米国やタイであったと言うか、やってしまったと言うか・・・。(たぶん、文面ではうまく表現できないので詳細却下)
とにかくはっきり言って、今の日本のトイレほどウォシュレット機能が付いて便利でキレイなトイレはない。それに慣れてしまうと海外ではいろんな面で不便を感じてしまうかも?でも、その国のトイレ事情を垣間見れるって、それはそれで楽しめる。

 一通りお手伝いを済ませ、ルース、Shinyaさん、Chihiroさんと宿舎へ。 水シャワー浴びて、夕食までそれぞれ思い思いに過ごす。本日もまたShinyaシェフが腕をふるう。
食後だったか?ギターを弾いていたJeff(入国&サンタ・ロサ国立公園の宿編)が、Shinyaさんと私に何やら話しをしだした。
〜男性3人で森を歩いているときのことらしい。一人のすぐ横の茂みにガラガラヘビがいるのに気づき、避けようと別の方へ足を踏み出そうとしたら、そこにもまたガラガラヘビがいてその人が動けない。3人とも絶対絶命的状況の中、立ちすくんでしまったらしい。そこで、Jeffが思いっきり彼の腕を掴んでそこから飛ばし、慌てて逃げ出し免れたとのこと。〜
って「彼の腕を掴んで・・・」と興奮極まって話していたJeffは、いきなり私の腕をグヮシ!っと掴んで飛ばそうとした。オオィ!コラッ!痛いじゃんか!・・・Jeffはどうも”熱血人間”って感じ?
それはさておき、食事をする宿舎から私が寝泊りする宿舎への近道にほんのちょっとした茂みを歩くんだけど、そこにガラガラヘビがよくいるとのこと。それ、早く言ってよね。すでに何回も通っているんだから・・・。

 夜、部屋を出て、トイレへ向かうとき、ちょうど建物の外の角っこにカエルの置物みたいなのがあった。 「あら、カワイイ!」と思ってそのままトイレへ行き、再び部屋へ戻るとき、「ん?なんでこんなところにわざわざカエルの置物置いてるの?」と不思議に思い、そのカエルの置物をじっくり見ると、喉のあたりがゴロゴロと動いている。
え?本物のカエル?えぇーっ!ガマガエルみたいにでかいのに、お目々クリクリでめちゃくちゃカワイイじゃん。 部屋に戻ってShinyaさんに話すと、サポ・ヒガンテ(Sapo Gigante)というカエルらしい。(後日宿舎そばで跳んでたのを見つけ、撮った写真あり⇒コスタ・リカの生物たち



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