アレナル火山国立公園&タバコンリゾートからつづく

 朝8時ごろに朝食(アレナル火山国立公園&タバコンリゾート《サルチー&サルセロ編》にて)を食べに行く。
ツアー代をカードではなくUS$キャッシュで支払って欲しいとのことだったので、お金を下ろして払わなくては。 昨日行ったアレナル火山日帰りツアー代US$75と、翌日から行くトルトゥゲーロ1泊2日ツアー代US$209と、 そのあとのモンテベルデ2泊3日代US$199の計US$483。 US$500ぎりぎり下ろすより、後々のため、せめてUS$200〜300ほど持っていたかったので、現手持ち金US$160に+US$100ということで、 US$600下ろすことにした。 国立劇場

 カテドラルの先のセントラル通り(Av.Central)付近に大きな銀行が集まっているようなので、散策がてら向かうことにした。
ホテルを出てまず大通り(Av.2)を西方面に歩いていくと、右手にサン・ホセの象徴と言われている 国立劇場(Teatro Nacional)がある。 国立劇場の窓を割りたくないから、コスタ・リカでは革命が起きないと言われるほど誇りにされている歴史的建造物。(左写真)
1890〜97年にヨーロッパの一流の技師が参加して、パリのオペラ座を模倣して建てられたそう。 正面の屋根には、舞踊、音楽、名声をそれぞれ表現している3体の彫刻が立っている。 中は豪華絢爛らしく、見学もできるそうだけど、ちょうど入口には蝶ネクタイにタキシードの男性が何人か立っていて、 入りづらい雰囲気だったので行かなかった。
1年を通して、ミュージカルやバレエなどが演じられているそう。

カテドラルと中央公園  国立劇場を過ぎてすぐ、左手にカテドラル(Catedral)中央公園(Parque Central)が見えてきた。
中央公園の通り挟んだところにバーガー・キングがあり、すぐ横に『ATH(A Todo Hora)』と書かれたATM が並ぶ建物 があった。2〜3人外で待っていたので、私もそこに並んでここでお金を下ろすことにした。 右写真はこのとき撮った写真(左側がカテドラル、右側が中央公園)
しかし、ここのATM ではUS$が下ろせなかった。とりあえずコスタ・リカ・コロンも手持ち1,000円足らずという状況だったので、 ここで¢40,000(約12,000円)を下ろした。

 US$が下ろせるATM を求め、セントラル通り(Av.Central)へ向かう。 銀行へ直接行けばいいのだろうけど、なにせ今日は土曜日。休業日。土曜日も開けている銀行もあるらしいんだけど・・・。
セントラル通りは多くの人で賑わい、一部は遊歩道(歩行者天国?)となって広場のような広さ。 そこにおしゃれなというか近代的デザインの建物があり、中はATM が並んでいた。 セントラル銀行(Banco Central)直営のATM だったような?
ここならUS$が下ろせるだろうと入ってみると、US$の選択ボタンがない。 常駐の銀行スタッフが一人いて、その人に聞いてみると、ここのATM では下ろせないとのこと。

 またウロウロして、別の銀行横のATM に入ってみてもやっぱりUS$が下ろせない。 どうしようかと思っているときに、通りで物売りか何かわからないけど大声で叫んでいた人が 私を見て、「チーナ!チーナ!(中国人女性の意だけど、アジア人女性の総称みたいなもの?)」と叫んだ。
グアテマラで散々声かけられていたこともあって、うんざりしていた私はとうとうカチンときてしまい、 「No soy China!!(チーナじゃない!)」と思わず言い返してしまった。 彼に悪気はなかったんだろうけどさ・・・。まぁコスタ・リカではグアテマラほどピロポ(アンティグア・グアテマラ市内観光の 《街角散策》にて) はひどくなかったかな?

 すでに12時半をまわっていた。お腹がすいて機嫌が悪くなったのかも?と言うことで とりあえず腹ごしらえしようと、目に付いたのがタコ・ベル(TACO BELL)
アメリカのファーストフードチェーンだと思うんだけど、タコスとかブリトーとかメキシコ(TEXMEX;テキサス&メキシコ)料理が食べれる。 ダラスかヒューストンの空港で見かけたし、サン・アントニオの街中でも見かけたけど、食べたことはなかった。 チキン入りブリトーにワカモレなどなどが付いたものと、ペプシを注文。全部で¢1,525(460円弱)だった。

 お腹も満たされ、どこをどう歩いたかわからないけど、開いている銀行を見つけた。 ポプラル銀行(Banco Popular)。広くて閑散としていて、どこかしら堅苦しい日本の銀行と雰囲気が違うぞって感じ。
カウンターにいた女性にUS$を下ろしたいと言うと、彼女はフレンドリーに且つテキパキと手続きをしてくれた。 US$600を¢236,880に換算、それに手数料¢600を加えた¢237,480をカードで下ろし、US$600を受け取る。 それにしても手数料が180円って安い。
よかったと思ってホッとしたと同時に、なぜか片方のブラのチェーンストラップがプチっと切れた。 これって”不吉な予感”って部類に入るのかしらん?と思いつつ、イスに座って切れた方のチェーンを外した。
それから外へ出て異変に気づく。3年もの長い間、左手首にしていたミサンガがない!

 グアテマラ・フローレスの 《フローレス散策&グアテマラ・シティ1泊編》でも書いたけど、 私がペルーに行ったときにたまたま気に入って買ったラスタ・カラー(赤・黄・緑のレゲエの象徴的色)の ミサンガ(編んである紐を願い事をしながら手首に結び、その紐が切れたとき願い事が叶うと言われている。ブラジル?が発祥の地で 中南米ではポピュラーなもの)をしていた。 このとき3年経っているのに切れそうな感じでもなく、 おまけに何のお願い事をしながら結んだのかさえ忘れてしまっていた・・・。
”ない”と言うことは”切れた”ってことで喜ばしいことなんだろうけど・・・はて?どういうお願い事が叶うのか?? いちおう記憶を呼び覚まそうと努力(?)したんだけどねぇ・・・ということで、願い事が叶ったかどうかも??


 サン・ホセ TOP   コスタ・リカTTOP




 再び、買い物のためセントラル通り(Av.Central)をブラつく。 グアテマラで買った靴下がヨレヨレになってしまったので、靴下を買わなければ。 と、店先のワゴンに靴下が積んであるのを見っけ。3足セットで¢995と言うことは、約300円?1足あたり100円。安い。
白地だけど、綿で厚みもあり、残りの旅用にはちょうどいい。 ワゴンの横にはお店のお兄さんが立っていたので、これくださいと渡すと、レジは店の奥にあったため、 お兄さんのあとをついて行く。

 カウンターでお金を渡してたら、お兄さんがスペイン語で何やら聞いてきた。 唐突な質問ゆえ、??マークいっぱいの私・・・と、お兄さんが同じ事を繰り返して質問。 へ??なんでここで突然聞かれるの?”私が結婚しているかどうか”って・・・状況把握できない。
とりあえず 「いや、独身」と答えると、彼は「どうして?」・・・え?どうしてぇ???どうしてって言われてもぉ・・・ と、彼は「君みたいなキレイな人がまだ結婚していないなんて信じられない」と首を振る。
・・・んーっと、えーっと、これってナンパとゆーか、ラテン人特有(?)のピロポになるのかな? まぁ、とりあえず褒められた(?)からにはと、ニッコリ笑って「ありがとう」と店を出て行ったけどぉ。 通りすがりにピロポを言うコスタ・リカ人は少ないと思った矢先に、”一発くらった”って感じだったかなぁ・・・。

 そのまま歩いて行くと、ショーウィンドウに飾ってある服がいい感じと思って入ったのは、 CARRIONという若者向けっぽい衣料品が置いてある大きくてキレイなお店。 中へ入ってウロウロしていると、良さげなTシャツを見つけた。 Tシャツと言ってもラメが入ったような濃い緑の糸で織られてて、チビTのように体にフィットする感じ。 洗っても乾きが早そうだし、オシャレ着にもなりそう。 って値段にもびっくり。¢1,200(約360円)。これは買い。
いい買い物をしたとお店を出てすぐに、”FUJIFILM”の文字が・・・フィルム買わねば、足りなくなりそう。フジの 36枚(ISO400)撮りを2本ゲット。だいたい1本550円ぐらい。いつも思うんだけど、なんで本拠地日本より値段が安いのかしらん?

 そうこうしているうちに雨が降ってきた。雨季なのでスコールみたいな激しい雨が午後に降ることが多い。 雨宿りがてら、文化広場(Plaza de Cultura)の地下にある コスタリカ中央銀行博物館(Museos Banco Central de Costa Rica)へ入った。
米ドルでもいいということでUS$5を払ったけど、コスタ・リカ・コロンではいくらだったか? あと荷物はチェックを受けてロッカーに預ける。もちろん、カメラの持ち込みはダメ。

 地下1階のエントランスを抜け、左手にある貨幣博物館では、コスタ・リカが発行してきた お札やコイン、コーヒー切符(Boletos de cafe;コーヒー農園が通貨代わりに使用したもの)など コスタリカ中央銀行がコレクションしたものの展示がしてあった。
地下2階はギャラリー(コレクションした絵画類)と、地下2〜3階にかけて先コロンビア黄金博物館 がある。5世紀からスペイン人が到来する16世紀の間に、メキシコやコロンビアの古代文明の影響下で作られた金の装飾品が展示されている。 お墓の副葬品らしいが、装身具などがトカゲやクモ、エビや魚、鳥などの動物をかたどっていて面白かった。
なぜか壁側には本物そっくりなコスタ・リカに棲む動物も展示してあり、ボタン操作で鳴き声までも聞くことができる。 ところどころに警備員が立っているので、ボタン操作などわからないときはしれっと聞いたりしてた・・・。

 外に出たらまだ雨が降っていた。撥水加工のパーカーを羽織ってはいるものの、防水ではないのでこの雨では濡れてしまう。 仕方ないんで雨宿りしながら通りを歩いていると、傘売りのおじさんがいた。
傘は持ち歩きたくないけど、毎日こんなんじゃ傘ないと行動できないし・・・ 傘は3段折りたたみのコンパクトタイプで、ワンタッチオープン。グリーンのちょっと派手目だけど、折りたたんだときに留める帯(?)に は、”Pura Vida”の踊るような文字が・・・おじさんに「いくら?」と聞くと「¢1,500(約450円)」。 安いし、そんなに荷物になりそうではないので買うことにした。って、今でも私の唯一の傘として(他はなくしてしまったゆえ)活躍中。

 今晩の夕食用に何か買おうかと通りをウロウロしていたものの、結局買わずにホテル方面へと歩いて行く。 ホテルの傍に国際バスTICA社のバス乗り場があり、グアテマラ・シティから出発して2泊3日でサン・ホセへ着く国際バスは、 ここに停まる。(関連;グアテマラ・フローレス(ティカル遺跡)の 《フローレス到着まで編》にて)
治安の悪いコカコーラ地区のバスターミナルじゃないんで、グアテマラ・シティからバスで来ても、 歩いてホテル・ドニャ・イネスに泊まりに来れたんだ・・・今度はそうしよう・・・などと考えてしまった。

 TICA社の前には教会と小さな広場があり、そこらへんの道沿いには中華風の小さな食堂やレストランがあった。 コスタ・リカに来てまで中華は食べたくなかったんだけど、ここらへんで夕食をとることにした。
小さなレストランに入ると中国人男性がいて、席へ案内してくれた。 彼は私が日本人だとすぐわかったようで、スペイン語で話しかけてきた。他に誰もいないけど、おいしいことを期待してって、 何を注文したか忘れたんだけど?たぶん、そんなに重くないものとドリンクで¢1,950(約585円)。

 ホテルへ帰り、チェックインした日にすぐジーンズやTシャツなどランドリーサービスに頼んでいたのが出来上がっていた。 それとインターネットサービス利用で、計¢1,840(約550円)支払う。 それと、ツアー代3つ分US$483も。
翌朝6:40にはトルトゥゲーロツアーが迎えに来るので、持って行く分を小さなリュックに入れ、 ホテルに預ける他のものはバックパックに詰めて、準備万端にしておく。 なんと言っても、重いバックパックを抱えての移動をしなくて済むし、ツアーから帰ってきても部屋が準備してあるのは嬉しい。 もちろん、荷物は預けておいてもホテルに宿泊した分だけの支払いとなり、最後のチェックアウト時にまとめて支払うシステム。 楽チンだぁ。


 25日朝より トルトゥゲーロ国立公園へ

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