コスタ・リカT


2003年5月22日〜5月31日

コスタ・リカ
【サン・ホセ 〜アレナル火山国立公園&タバコンリゾート 〜トルトゥゲーロ国立公園 〜モンテベルデ自然保護区】


コスタ・リカの動物たち

サン・ホセ  ・   アレナル火山国立公園&タバコンリゾート  ・   トルトゥゲーロ国立公園  ・   モンテベルデ自然保護区



はじめに

サン・ホセの国立劇場
タバコンリゾートの温泉川 トルトゥゲーロ村のメインストリート モンテベルデの森

 コスタ・リカ(Costa Rica)は、国土の1/4が国立公園や自然保護区に指定されていて 環境保護の先進国と言われている。 北米と南米の動植物がここで交わっていると言われるぐらい貴重な動植物の宝庫。 なんと、四国と九州を合わせたほどの小さなこの国には、地球上の全動物種の約5%(鳥類は約10%)が生息しているそう。
それに加えて、平和憲法をかかげ、軍隊を持たない非武装中立国というのもいい。 周辺諸国の内戦が絶えない中、中立国として至るまで大変な努力を強いられたうえ、その後の周辺諸国の停戦にも一役買い、 その当時のオスカル・アリアス大統領はノーベル平和賞(1987)を受賞した。

 と言うことで、私が興味を持たないはずがない。是非に行ってみたい国だった。 スペイン語の発音も美しいということで、スペイン語学校へ行きながら、国立公園や自然保護区を巡るっていいことづくし。 ただ、今回は金銭的余裕があまりない状況だったゆえ、アンティグア・グアテマラのスペイン語学校へ行くことになったけど・・・。 (詳しくはグアテマラ -はじめに- にて)

 コスタ・リカには国立公園や自然保護区が60ヶ所以上あるらしく、主なところをあげても20ヶ所前後。 10日間では、行けても3ヶ所ぐらい?どこ行くか絞り込むだけでも至難てとこ。
ということで、現地人オススメ観光スポットなるものを参考にするしかない。 ちょうど、パナマからグアテマラへ行くときの機上でお隣に座ったコスタ・リカ人女性にオススメを聞くことができた。 (グアテマラ・シティ -パナマにて-
ちなみにイチオシがマヌエル・アントニオ国立公園、 次にコルコバード国立公園近くのドレイクという町、 あとは、アレナル火山国立公園を含むアレナル湖周辺トルトゥゲーロ国立公園モンテベルデ自然保護区

 結局、サン・ホセで泊まったホテルスタッフの意見も取り入れ、サン・ホセ拠点に アレナル火山国立公園、トルトゥゲーロ国立公園、モンテベルデ自然保護区を巡ることになった。 環境保護を生かした観光に力を入れているので、ツアーと言えども結構納得のいく内容。 ただ、ひとつ気に入らなかったのが、エコツアーに参加する観光客のほとんどがアメリカ人のせいかガイドも英語ばかり。
コスタ・リカは今まで歩いてきた中南米諸国に比べ、ガラリと雰囲気が変わってどこかしらアメリカナイズ?って感じ。 非武装中立と言えども、バックにアメリカ合衆国が付いているのが見え見えという印象があったんだけど? まぁ”偏見”ってヤツかもしれないけど・・・せっかくスペイン語圏に来ているのにスペイン語で聞けないなんてねぇ。

 アレナル火山国立公園&タバコンリゾートは、日帰りツアーに参加。 アラフエラ、サルチー、サルセロの町を経由して、活火山アレナルのふもとのタバコン・リゾートの川の温泉を満喫。 その後、夕食をとりながら、時折闇夜を赤く染めるアレナル火山の溶岩噴出を仰ぎ見て帰る・・・ なんか日本の団体ツアー内容に近い感じがしたんだけど・・・?
トルトゥゲーロ国立公園はカリブ海沿岸の北部、道路のない未開のジャングルで、 運河をボートで行くしかない。私が会いたかったナマケモノをはじめ 野生動物の宝庫で、7〜10月にはウミガメの産卵観察もできる。 今回は時期的にウミガメには出会わなかったけど、夜には驚くべき光景を目にしてしまった。 足元一面に埋め尽くす黒い物体・・・マジにスゴかったぁ〜。
モンテベルデ自然保護区は熱帯雲霧林という独特の生態系をもったジャングル。 運がよければ、手塚治虫の『火の鳥』のモデルと言われている世界一美しい鳥・ケツァールが見られる。 ラッキーなことに木に止まっている姿を見れたのはいいけど、残念ながら空を飛ぶ姿を見れなかった。 こうなれば、ケツァールが空を飛んでいる姿を是非是非見てみたいもの。チャンスあらば絶対叶えてやるぅ〜!

 とにかく、機会あらばまた是非行きたい!と思ったぐらい今回のコスタ・リカのジャングルはよかったです。 今度はもう少し時間をかけて滞在したいですねぇ。
ちなみに首都サン・ホセは、観光というより、お気に入りのレストランで食事して楽しんだって印象が大きかったかな? 地元料理と美味いワインと気さくなスタッフたち・・・また行きたい。

 コスタ・リカ滞在中、唯一会った日本人が、モンテベルデをウロウロしているときに声かけてきたKさん。 ボランティアで来ていて、彼から「子供たちの永遠の森(Bosque Eterno De Los Ninos)」 の存在を知り、活動を知り・・・これも何かの縁ですね。帰国後も私の行動に若干の影響を与えるキッカケとなり、 コスタ・リカの存在がグッと近く感じられるようになりました。


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