【廃墟マニヤ File028】
M尾鉱山(岩手県)
(その10)

丘を下りて、先ほど見えたボイラー棟へ向かうことにします。

最初に少し説明したとおり、緑ヶ丘アパートは全棟セントラルヒーティング式の暖房を導入しており、このボイラー棟で暖房用のスチームを発生させていました。

熱対策なのか壁が石積みです。

中を覗いてみると、空虚な空間がひろがっていました。残念ながら内部に機械類はなにも残っていないようです。

ボイラーが据え付けられていた跡でしょうか。

掘り下げられた部分の壁は、鉄筋が剥き出しになっていました。

中身のない建物は、まるでなにかの抜け殻のようです。

裏から見上げた煙突。

結構早い時間に到着したのに、この時点でもう薄暗くなってきています。

まだ「至誠寮」を見ていないので、あわてて向かうことにしました。
(続く)
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