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ヘッドメンテナンス,その6

その1,ヘッドをおろす
その2,ヘッド分解と洗浄
その3,部品の洗浄,整備など
その4,ヘッド組み立て
その5,ヘッド搭載とその他作業
その6,カムを取り付け,と思ったが
その7,エンジン復元〜足回りメンテへ

2006年3月05 (日)

今日は早めにスタート,
昨日取り付けたヘッドの様子.
作業休止中の埃よけガムテープを中途半端にはがしたところ.
作業開始直後の元気と気合と集中力があるうちに排気系取り付け.
全身を使ってサイレンサーを取り付け位置に持って行き,ボルトを通す. その後,エンジンへの取り付け部の位置をジャッキなど使いながら合わせてスタッドボルトにかませたナットを締めこんでいく.
意外なほどスムーズに排気系取り付けは終了.
インテークのインシュレータも取り付け.新しくて柔軟性がある.
エンジンにはめ込んで,と思ったらフレームが邪魔をして締め付けのバンドのねじにドライバが届かない. サービスマニュアルにヘッドを載せる前に 取り付ける,と書いてあったわけだ.メガネレンチを使って30°ずつ回して締めこんで行く.

ここでご飯.
午後にはヘッドカバーをどかしてカムシャフトの取り付け,エキゾースト側からチャレンジ.
ジャーナル部やカム山,ロッカーアームにオイルをかけて,カムホルダにもオイルをかけてボルトを締めこんで行く. 締め込むにつれてバルブなどを押しながらきっちりはまり込む.取り付けがすんだらタペットクリアランス確認. 右側2気筒はヘッド単体で調整したままでぴったりだが左側2気筒はゆるゆる.再び調整する.アジャストボルトが ほとんど見えない手探り作業.しかもロックナット締め付けでアジャストが共廻り. かなりやりにくかったがうまく調整完了.
さて,次はインテーク,簡単だよね,などと思いながらカムを載せてオイルをかけてホルダを締めこんで行く.
が,なんか締める際の感触が変.途中まで締めてもう一度緩めて,また締めこんで見る.ちょっと固いなあと思いながら ほぼ締め付け終了,あとはトルク確認と思ったところでバキッ,といやな音がした.さらにもう一度.
カムホルダがはまり込んだ音かな?とクランクをそっと手回するとすぐにロック,折れたセラシギヤの歯が ギヤトレインの歯の間に残っている.気が動転する.落とさないように破片を回収,カムホルダを緩めてカムを取り外す. 折れた歯は4枚.

ホルダで締めこめばうまく噛み合うさと適当に作業を進めたのが大失敗の原因.
回収できた歯先は3枚.一枚どこ行った?上から覗き込むが見当たらない. 見つからないのでクランクをどんどん手回しする.ロックする気配は無い.
もしやと思ってサイドスタンドにしてドレインボルトを外し,上から新しいオイル(もったいないが)を流して 破片が出るかと思ったが出てこなかった.

以前のクラッチのプッシュ部のペアリングのボールを落としたときと同じで,下まで落ちても出てこないままとどまってくれれば良いのだが. もう一度カム注文して,組んだら手回しいっぱいしてどこかに噛んでいないことを祈るだけだなあ.

05 Mar. 2006

続きの作業
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