9月13日(火)6:30
9月14日(水)1:30
9月15日(木)1:30
会場 福島テルサFTホール

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第435回9月例会 

トム・プロジェクト公演


「風を打つ」


作・台本・演出ーふたくちつよし

出 演      ー音無美紀子・太川陽介・高橋洋介・岸田 茜

           いわいのふ健


【あらすじ】

 1993年水俣。あの忌まわしい事件から時を経て蘇った不知火海。

かって、その美しい海で漁を営み、多くの網子を抱える網元であった杉坂家は、その集落で初めての水俣病患者が出た家でもあった。

…長く続いた差別や偏見の嵐の時代…。

やがて、杉坂家の人々はその嵐が通り過ぎるのを待つように、チリメン漁の再開を決意する。

長く地元を離れていた長男も戻ってきた。しかし…本当に嵐は過ぎ去ったのか?

家族の様々な思いを風に乗せて、今、船が動き出す…

生きとし生けるものすべてに捧ぐ、ある家族の物語。

【解説・その他】

社会の不条理に対し「なにかをおこす」家庭のドラマへとつながった。


今回の作品の面白さは、自らも水俣病を患いながら漁に出る“肝っ玉オッカサン”のような人物の造形にある。長男の帰郷を熱望しながら、帰ってきたら来たでの遠慮、それが如何にもであり、音無美紀子が実に明るく演じる。差別にさらされた家族の絆の再生物語。


平成31年度 第73回文化庁芸術祭賞受賞 音無美紀子