ワンルームマンションの利回りが高い理由あなたなら、どうするバリュー投資家同士の会話
ポートフォリオの銘柄数信用収縮局面の再来か新井邦宏の相場哲学

パーシャル・オーナー


ホーム投資入門ショートコラムポートフォリオ株の本セミナーリンク集


ショートコラム(2011年9月)

■新井邦宏の相場哲学(2011年9月28日)

上に戻る

久しぶりに『投資の王道―株式市場のテクニカル分析』を読み返しました。私の「テクニカル分析に対する認識を改めさせてくれた一冊です。

特に圧巻なのは、第3章「新井邦宏の相場哲学」です。「ファンダメンタル分析ではリスク管理ができない」という著者の主張には、耳を傾けざるを得ません。

投資をまじめに考えている方にこそ、ぜひ読んでほしいと思い、再度取り上げました。


■信用収縮局面の再来か(2011年9月22日)

上に戻る
バリュー投資家にとって、一番恐ろしいのは信用収縮局面です。バリューによる歯止めが効かず「こんなに安いのはおかしい」と買い進んでいるうち、ナンピン地獄に陥ってしまうからです。

昨晩のNYダウ283ドル安で「これはまずいことになるかもしれない」と思いました。もう少し、早く気付けばよかったのですが・・・。

リーマンショックから一度の利上げもなく、再度このような局面が訪れるのであれば、全くの想定外です。本当に「この下げは買い場なのか」考え直す必要性が出てきました。


■ポートフォリオの銘柄数(2011年9月17日)

上に戻る

個別銘柄投資を行う場合「いったい、何銘柄持てばいいのか」は、誰しもが迷うところです。

自分でも、答えに悩んでいたところ、たまたま読み返していた『バリュー投資 株の本当の価値を問う』にヒントが掲載されていました。

万一、自分が保有している会社が倒産したときに、その株を捨て去ることができるかどうか、自問自答してみるといい。

つまり、持株の一つが紙くずになったとしても、深手を負わない銘柄数が望ましいといえます。私なら、20銘柄程度でしょうか。


■バリュー投資家同士の会話(2011年9月12日)

上に戻る

バリュー投資家同士で交わされる会話を紹介しましょう。

1人が、いくつかの数字をあげて「この銘柄、どう?」と切り出します。すると、もう1人が「おう、いいねえ」と即答します。たったそれだけ。細かいやりとりはほとんどありません。

要するに、示された数字から、一瞬にてバリュエーションを計算したのです。もちろん、暗算。PERか、PBRか、EV/EBIT倍率かは、ケースバイケースです。ビジネスモデルが考慮されている場合もあります。

別に、計算が得意だからではありません。何度も、同じような作業を行うことにより、慣れているだけなのです。過去問を繰り返し解くことにより、資格試験に合格するテクニックに似ています。

今回の【ファンダメンタル分析 速習セミナー】では、バリュー投資家が頭の中で行っている作業を銘柄分析シートに落とし込んでみました。

というわけで、東京セミナーの締切が迫っていますので、ちょっと宣伝しておきました。


■あなたなら、どうする(2011年9月10日)

上に戻る

何人かで、お宝の隠されている洞窟探検に出掛けたとします。

始めは、みんなでワイワイやりながら、ピクニック気分でした。ところが、洞窟は思いのほか深く、迷路のように入り組んでいるところもあります。

だんだん、光も届かなくなり、懐中電灯を頼りに進むようになります。やがて、一人がぬかるみに足を滑らせて転倒。ひざをすりむいた上、びしょぬれになってしまいました。

「もう、やめようよ」という言葉に、賛同者が次々と現れます。結局、友人たちは引き返し、残されたのは自分一人です。

洞窟のどこかに、お宝が隠されていることは、ほぼ間違いありません。見つけることができれば、独り占めできます。

では、ここでの注意点は、何でしょうか?

まず、大怪我をしないことです。地図もなく、真っ暗なわけですから、転倒・転落しないよう、注意深く進む必要があります。

次に、水や食料を切らさないことです。小分けにして取り、常に予備を確保しておくべきです。

また、状況によっては、友人たちの後を追うという選択肢もありです。仕切り直しは、後日でもできるわけですから。

さて、あなたなら、どうしますか?


■ワンルームマンションの利回りが高い理由(2011年9月4日)

上に戻る

不動産投資では、ファミリーマンションや戸建て(賃貸に出した場合)より、ワンルームマンションの利回りが高くなっています。そういうこともあってか「投資物件はワンルームに限る」という発言を耳にします。

私は、常々、このことを不思議に思ってきました。投資の世界では、ハイリスク・ハイリターンが原則のはず。長年の疑問が氷解したのは『大震災の後で人生について語るということ』を読んだときです。著者の橘玲氏は、次のように述べていました。

これは、ワンルームマンションのほうがリスクが高い(物件価格が下落する可能性が大きい)ためです。

世の中は嘘つきばかり。本当のことを言ってくれる人は少ないですね。



メール | プロフィール | アクセス統計 | 特商法表記 | このサイトについて

最終的な投資判断は、みなさまご自身でなさるようお願いいたします。
Copyright (C) 2003-2011 パーシャル・オーナー by 角山智