続・7冊目の進行状況、気が滅入るとき、キャッシュフロー入門セミナー、
何とか脱稿、煮詰まっていると思うとき、非日常の世界、損益計算書はビキニの水着、
「数少ない勝者」になれるかどうかの分かれ道、決算書のどこを見るべきか、
春山さんのブログ、銘柄分析演習セミナー
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ショートコラム(2009年3月)
■銘柄分析演習セミナー(2009年3月30日) |
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そろそろ、ゴールデンウィークの予定を立てる時期ですね。 休暇を存分に楽しみたい方、混雑する行楽地を避けて自宅でのんびりされる方、人それぞれでしょう。中には、まとまった時間を投資の勉強に当てる方もいらっしゃると思います。 連休は、会場が取りやすいこともあり、演習形式のセミナーを企画してみました。資産バリュー株2銘柄、景気循環株2銘柄、割安成長株2銘柄、計6銘柄のついて、公開情報(決算書や経済統計など)に基づき、自ら銘柄分析を行うことにより、実践力を高めていきませんか。 ご参加を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入して申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。 なお、決算書の基本的な説明は行いませんので、前もってキャッシュフロー入門セミナーの受講をおすすめします。 ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。
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■春山さんのブログ(2009年3月28日) |
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春山さんのブログに「長期投資を真面目に考える」というシリーズが連載されており、たいへん参考になります。みなさんも自分なりに考えてみてはいかがでしょうか。 |
■決算書のどこを見るべきか(2009年3月27日) |
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決算書には、損益計算書、貸借対照表(バランスシート)、キャッシュ・フロー計算書から成り立っています。みなさんは、その中でどれを重視しますか? 投資の初級者は、損益計算書に目がいくでしょう。しかしながら、損益計算書には結果しか分からないという欠点があります。 中級者なら、バランスシートに注目するかもしれません。資産の変化から、ある程度の方向性をつかむことができます。でも、これだけでは、その企業が「何をやろうとしているのか」分かりにくいです。 上級者は、キャッシュフローから入ることにより、その企業が「この先、何をしたいのか」読み取ろうとします。バランスシートの変化にしても、キャッシュフローと合わせて見ることにより、より明確に把握することができます。 つまり、決算書分析において、先手を打てるのは「CF(キャッシュフロー)→BS(バランスシート)→PL(損益計算書)」の流れを押えている投資家です。 下図は、キャッシュフロー入門セミナーのテキストから抜粋したものです。利益をあげているようで「実は儲かっていない」企業の典型例です。中上級者であれば、現在のような経済環境にて、このような企業の行く末がどうなるか、だいたい目星はつくでしょう。 例えれば、次のような感じでしょうか。 ●初級者(損益計算書しか見ていない) ・好業績なのに株価が下がっている。これは買いだ (^^) ●中級者(バランスシートも見ている) ・好業績なのに株価が下がっている。しかしバランスシートが引っ掛かるな ●上級者(キャッシュフローも見ている) ・好業績なのに株価が下がっている。でもこのキャッシュフローはまずいだろう ここから、宣伝モードに入るわけですが、4月のキャッシュフロー入門セミナーでは「CF→BS→PL」の流れを中心に説明いたします。みなさんのご参加をお待ちしております。 |
■「数少ない勝者」になれるかどうかの分かれ道(2009年3月23日) |
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投資は、矛盾と逆説の塊のようなところがあります。 その中の一つとして「ほとんどの投資家は、儲かり始めると勉強熱心になり、損が積み重なると勉強をやめてしまう」ことがあげられます。 これは、まるで逆です。自分の投資が上手くいっていないときこそ、勉強熱心になるべきです。 第一、誰もが儲かっている時期の勉強は、あまり役には立ちません。単なる一発屋に過ぎないかもしれない「カリスマ投資家」の自慢話を聞き、セミナーや書籍で取り上げられていた銘柄を適当に買っても、一時的に含み益となってしまうからです。 その結果「投資の腕前があがったように」錯覚して、リスク資産を目一杯抱えたまま下げ相場に突入してしまいます。ここからが本当の実力を試されるわけですが、表面的な知識ではいかんともしがたく、損失は拡大する一方です。 そして、この時期から「本当の意味での勉強」を継続して、這い上がることができるかどうかが「数少ない勝者」になれるかどうかの分かれ道です。 基本的に、前回の下げ相場で学んだことは、次回の上げ相場にいきます。上げ相場では、反省点も少ないことから、パフォーマンスは良好でも、投資家としてはほとん上達していないものです。再び訪れる下げ相場にて「痛い目にあいながら、それでもめげずに勉強して」次の上げ相場につなげるのが真の投資家です。 つまり、投資家は「下げ相場によって育てられる」のです。この時期に勉強を放り出すことは、自らスキルアップの機会を放棄しているといっても過言ではありません。 |
■損益計算書はビキニの水着(2009年3月21日) |
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企業の損益計算書はビキニの水着にたとえられるかもしれない。それが露わにしているものも興味深いが、それが隠しているものこそが真に重要なのである
マルキール教授は著書『ウォール街のランダム・ウォーカー』にて、損益計算書の本質を、こう言い表しています。 私たち投資家は、企業を丸裸にするために、異なったアプローチを取る必要があります。一つは貸借対照表を時系列で追っていく方法、もう一つはキャッシュ・フロー(現金収支)ベースで見ていく方法です。 貸借対照表を時系列で追っていく方法は『バリュー投資の強化書』に書いたとおりですが、難点としてはやや手間がかかることです(現に「そこまで分析しないといけないのか」という声もありました)。 そこで、今回の「キャッシュフロー入門セミナー」では、キャッシュ・フロー(現金収支)ベースで見ていく方法を紹介することにしました。 「決算書分析を上辺だけで終わらせたくないが、貸借対照表をじっくり分析するだけの時間もない」「貸借対照表はどうも苦手だ」といった方におすすめです。 |
■非日常の世界(2009年3月19日) |
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そもそも、投資とは、非日常の世界です。いかに感情を押し殺し、冷静な判断ができるかどうか、つまり「人間らしく振舞わないことができる」投資家のみが果実を手に入れることができます。 かといって、投資が少々うまくても、その感覚を日常の世界に持ち込めば、相当な鼻つまみ者でしょう。実際に「二度と食事するのはご免被りたい」投資の達人に会ったことがあります。 日常を投資に持ち込んでもいけないし、その逆も然りです。両方に適応するには、切り替えをうまくやることです。そういう私も「ヨイショ」が幅をきかせるサラリーマン社会は、あまり得意ではありませんでしたけどね。 |
■煮詰まっていると思うとき(2009年3月17日) |
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書籍のまえがきやメルマガといった比較的短い文章がすらすら書けないとき、我ながら「煮詰まっているなぁ」と思います(苦笑)。 リフレッシュの必要性を感じる今日この頃です。 |
■何とか脱稿(2009年3月16日) |
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本日「角山智の銘柄分析力アップドリル 決算書編(仮題)」の原稿を何とか提出することができました。 当初よりページ数が多くなり、300ページを超えてしまったので、2冊に分ける方向で考えています。その場合、1冊目は「決算短信表紙、セグメント情報、損益計算書」編、2冊目は「貸借対照表、キャッシュ・フロー計算書」編になります。 2冊に分けることにより、図表の編集に余裕を持たせたり、さらに問題を増やすことも可能になります。この辺は編集者さんと相談しながらすすめたいと思います。 これで、明日からは「キャッシュフロー入門セミナー」のテキスト作成に入ることができます。テキストがある程度できましたら、また途中経過をアップするようにします。 |
■キャッシュフロー入門セミナー(2009年3月12日) |
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4月のセミナーでは、以前から温めてきたアイデアを実行してみることにしました。それは「キャッシュ・フロー計算書を中心とした決算書セミナー」です。 私たちは、日頃から現金ベースでの生活を送っています。家計簿や小遣い帳につけているのも現金収支です。一方で、損益計算書の利益は、会計ルールによって処理された帳簿上の利益です。誤解を恐れずにいえば、税金を払うために計算しているようなものです。 だから、本来はキャッシュ・フロー計算書の方が分かりやすいのです。ところが、決算書関係の書籍やセミナーでは、損益計算書を説明した後で「利益のキャッシュ・フロー」の違いを解説します。それゆえ、難しく感じてしまうのではないでしょうか。 今回の「キャッシュフロー入門セミナー」では、視点をまったく変えて、キャッシュ・フロー計算書をベースにお話するつもりです。 次のような、決算書に対する苦手意識の抜け切れない方のご参加をお待ちしています。 ●意を決して入門書にチャレンジしたものの、面白みのない説明に座絶してしまった ご参加を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入して申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。 ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。
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■気が滅入るとき(2009年3月7日) |
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春山さんのブログ(引越先)にこう書かれています。 3年も株価が下がると、この先も下がり続けると思うようになって、気分が滅入ってくる。 「百戦錬磨のプロでもそうなのか」と興味深く拝見しました。 思えば「もう(他人が儲けているのを)黙って見ていられない」と大勢の投資家が殺到したのも、2003年から株価が3年間あがり続けたときでした。 春山さんは、次のように続けています。 人間とはそういう感情で生きている動物だから仕方が無い。そこを冷静な気持ちでどれだけ判断できるかが勝負なんだが、、、とは言え。。。。疲れます。 おっしゃるとおりですが、私も人間ですから、なかなか難しいものです。最後は、自分との戦いになりそうですね。 |
■続・7冊目の進行状況(2009年3月6日) |
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7冊目「角山智の銘柄分析力アップドリル 決算書編(仮題)」ですが、結局、2月中に原稿を書き終えることができませんでした。 問題を41問まで増やした(つまり、ケーススタディが41例ある)こともあり「書いても書いても終わらない」状況です。締め切りを3月中旬に延長してもらったものの、期日までに仕上がるかどうか、何ともいえません。 今週は、メルマガやレポート執筆にも時間を取られ、来週は確定申告を仕上げる必要があります。そろそろ、セミナーの内容も考えないといけないですし、頭を抱えてしまいそうです(苦笑)。 |
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by 角山智