個人型401K
外国株投信の比較、運を引き寄せるための努力、秋のセミナー、中国の時代、
フィラデルフィアKBW銀行株指数、2枚の写真、島原大変肥後迷惑、車の保有コストを考える、
相場環境に適応するためのバリュー投資戦略セミナー テキスト目次、
個別銘柄研究会の概要です、ウルトラセブン、プレースタイルとビジネスモデル、ファンダメンタルが無視される時
ホーム | 投資入門 | ショートコラム | ポートフォリオ | 株の本 | セミナー | リンク集
ショートコラム(2008年7月)
■ファンダメンタルが無視される時(2008年7月31日) |
|
私はファンダメンタル分析派につき、ファンダメンタルが無視される状況では辛いものがあります。主な局面としては、次のとおりです。 ●マーケットが「お祭り騒ぎ」になったとき 前回「お祭り騒ぎ」が起こった2005年12月は「乗ってみる」ことにしました。高値を我慢して持ち続け、2006年2月に降りました。 信用収縮時は、1997年秋のアジア通貨危機にて身動きが取れなくなった苦い経験があります。そこで、今回はロスカットによる資産の保全を計りました。 バリュー投資家は、ファンダメンタルが効かなくなれば「マーケットは間違っている」と憤慨しがちですが、現実的には「そんなときもあるのだ」と冷静に対処すべきだと思います。 |
■プレースタイルとビジネスモデル(2008年7月28日) |
|
最近思うのですが、テニスを楽しんでいる人達にも、二つのプレースタイルがあるようです。 ●ど根性テニス ど根性テニスの特徴は次のとおりです。 ●とくかく長時間のプレーを好む 一方、考えるテニスは、次のような感じです。 ●クレバーなプレースタイル テニススクールに通っていると「コートを取りますから一緒にやりませんか」と誘われることがあります。そのときには、どのようなプレースタイルのメンバーが多いか見るようにしています。「ど根性テニス」の人達とプレーすると疲れてしまい、翌日に影響がでたりしますから。 投資も同じです。体育会社長の「ど根性ビジネスモデル」は、たいてい「骨折り損のくたびれ儲け」に終わります。そのような企業は避けるべきでしょうね。 |
■ウルトラセブン(2008年7月26日) |
|
昨日は、久しぶりに時間を忘れて夜更かしを楽しみました。 ひょんなことから、YouTubeでこんなものを見つけてしまったからです。 ウルトラセブン 第一話 「姿なき挑戦者」
ウルトラセブンは、今でも、大人が見ても十分に楽しめる傑作です。同世代の方には、アンヌ隊員のファンも少なくないと思います。Amazonでまだ売っているDVDを今のうちに買っておきたくなりました。 |
■個別銘柄研究会の概要です(2008年7月25日) |
|||||||||||||||
個別銘柄分析に関するご要望が強かったので、秋のセミナーは個別銘柄研究会としました。今回の特徴は、業種ではなく決算書とビジネスモデルから企業タイプを分類する試みです。
実は「バリュー投資の強化書」に「避けるべき業種とその理由」を書いていて、これらの企業タイプが類似していることに気づいたからです。このことは、cpainvestorさんにも指摘されました。 業種を超えたタイプ分けを行うことにより「この企業はXXタイプだから、銘柄分析ではここを重視しよう」という発想ができれば、ポイントを外すことが少なくなり作業時間も短縮できます。 ただいま銘柄選定に掛かっており、うまくまとめることができれば「これは使えそうだ」というものができそうです。 参加を希望される方はメールにて、氏名(漢字とカナ)、郵便番号、住所、電話番号、カナ振込人名(ご本人と異なる場合)を記入して申込みください。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。
|
■相場環境に適応するためのバリュー投資戦略セミナー テキスト目次(2008年7月22日) |
|
「相場環境に適応するためのバリュー投資戦略セミナー(9月6日東京開催)」のテキスト目次です。まだ変更するかもしれませんが、現段階のものを掲載しておきます。 このセミナーは「バリュー投資の強化書」を読了された方向けの内容としました。 第1部は、書籍ではバランスシート中心に分析を行っていますが、セミナーではキャッシュフローベースとしました。ビジネスモデルについても、書籍では「避けるべき業種」として部分的な記述にとどまっているところをもう少し分類してみました。 第2部は、銘柄選択に「時代の流れ」をどう取り入れるか、私見を交えて触れています。 第3部は、チェックすべきマクロ指標(特に、株価下落の危険性をいち早く察知する「炭鉱のカナリア」的な指標)と運用そのものについて取り上げます。 これら全てを「バリュー投資の強化書」に含めておればもっといい本になったでしょうが、執筆時はもう「いっぱいいっぱい」でした。よろしければ、合わせて聞いていただければと思います。 なお、9月の個別銘柄研究会の内容については、今週中にアップします。 (2008年8月28日追記:テキストを最新目次に更新しました) はじめに 第1部:キャッシュフローから行う銘柄分析 第2部:ビジネスモデルで投資先を選別しよう 第3部:時代の流れに注目した銘柄選択 第4部:マーケットにおける炭鉱のカナリア 第5部:マーケットで生き残るための投資戦略 本日のまとめ |
■車の保有コストを考える(2008年7月19日) |
|||||||||||
珍しく、(車の)ディーラーから電話が掛かってきました。車検3か月前の案内です。以前から気になっていたので、車の保有コストを計算してました。ガソリン代は概算、車検費用は年割りです。
近頃は健康のため、少々の距離なら歩いてしまうので、ユニクロやヤマダ電機も徒歩圏内になりました(おかげさまでピークから6kg痩せました)。車を使うのは、日曜のテニススクールぐらいになり、もったいなく感じています。しかも、車でなくても行けるところに新しいテニススクールがオープンしたのです。 年間15万円の保有コストを掛けるのであれば、新しいテニススクールに移って車を処分することも考えられます。最初の車検前につき、それなりのキャッシュも入ります。 「う〜ん、どうしようか」ちょっと悩みますね。 |
■島原大変肥後迷惑(2008年7月17日) |
|
島原大変肥後迷惑とは、寛政4年(1792年)に長崎県でおこった雲仙普賢岳の噴火およびその後の眉山の山体崩壊とそれに起因する津波災害を指します。津波は島原対岸の肥後(熊本県)にも大きな被害を与えたのでこのように名付けられました。 先ほど堀古さんのブログを読んで、この言葉を思い出しました。もちろん、島原が米国、肥後が日本です。 |
■2枚の写真(2008年7月15日) |
|
雪の釧路湿原を行く列車です。さて、どちらの写真がきれいでしょうか? 下の方がきれいですね。2枚の写真の違いは、上が曇りの日、下が快晴の日であることです。冬の北海道できれいな写真を撮るための最重要ファクターは「天気」でした。 当時は札幌駅の待合室で北海道新聞の天気欄を見ながら、どの方面行きの夜行列車に乗るか作戦を立てるのが日課でした。朝、目が覚めたときの空を見て、快晴であれば絶好の撮影チャンスと心を弾ませ、曇りであれば天候の回復を祈りながら撮影地に向かったものです。吹雪の日は体力を温存するため撮影を見合わせました。 この日のため、夏休みのアルバイトで高価な撮影機材を揃え、冬休みのアルバイトで旅費を稼いだのです。悪天候が続き、撮影を見合わせる日が多くなれば「今年はダメかもしれない」と内心焦ります。それでも腐らずに、ひたすら晴れの日を待ちました。学生時代につき、貧乏旅行ながら2週間あまり滞在するのですが、成果は晴れの日(3〜4日)の行動でほぼ決まります。 今、株式市場でも、猛吹雪が続いています。ここはいたずらに体力を消耗することをせず、回復を待つべきでしょう。成果は、快晴のときにまとめて上げればいいのです。 |
■フィラデルフィアKBW銀行株指数(2008年7月12日) |
|
米国の主要銀行24銘柄で構成されているフィラデルフィアKBW銀行株指数(^BKX)が急落しており「ナイアガラの滝」チャートを形成しています。 チャートを見る限り、今回のサプブライム危機は1998年のLTCM破たんや2002年のワールドコムショックを上回っているといえそうですね。 もし、投資経験の浅い方がいらっしゃいましたら、苦痛にならない程度に株式ポジションを落とした上で、今回の状況を観察されることをおすすめします。これほど「生きた勉強の場」はありません。 そういう私も、本格的に投資をはじめたばかりの1997年秋に、当時は「ありえない」といわれた都銀や大手証券の破たんを経験しました。生き残ることを最優先する慎重な投資スタンスは、この体験が基になっています。 今は「授業料」を喜んで払う時期です。「退場しなければ」という条件付きですが、このレッスンはきっと将来の役に立ちますから。 |
■中国の時代(2008年7月10日) |
|
ジム・ロジャーズ中国の時代を読みました。ジム・ロジャーズの本は、読み物として面白いので、自分で投資判断のできる投資家が参考にするには最適です。 中国をはじめとするBRICsについて、私は様子見を決め込んでいたのですが、そろそろ勉強をはじめてもいい時期だと思っています。今から少しずつ調べていけば、1〜2年後には詳しくなっているでしょうからね。 誰しもがBRICsという言葉を口にしなくなった頃がチャンスでしょうか。その頃、マネー誌がどんな特集を組むのかも楽しみです。 蛇足ながら、ジム・ロジャーズについて付け加えておきますと、メディアへの露出の多さが少し気になりますね。運用で稼いでいる投資家ほど口数は少ないものです。 |
■秋のセミナー(2008年7月7日) |
|
秋のセミナーについて、スケジュールが確定している分をお知らせしておきます。 まず、9月6日(土)に東京で相場環境に適応するためのバリュー投資戦略セミナーを行います。このセミナーは「バリュー投資の強化書」の出版記念的な位置付けです。書籍というものは出版してから「こう書けばよかった。あれも入れるべきだった」と思うところのあるものですが、そういったフォローやケーススタディの追加も含めて、もっと勉強されたい方向けの内容を目指します。いわば総論に当たるセミナーです。 角山オフィス主催セミナーは「個別銘柄研究会」を予定しています。一連のセミナーが終了しましたので、今回は以前よりご要望のあった個別銘柄分析を行うことにしました。こちらは各論に当たるセミナーです。詳細を7月中にご案内して8月から募集をはじめたいと思っています。 ●第1回(内需関連の業績好調株)・・・9月23日(祝)東京、9/27(土)大阪 セミナーテキストは、それぞれ今から作成します。出来次第、見出しレベルで掲載していきますが、予定の立て込んでいることもあり、完成はセミナー直前になってしまうかもしれません。 というわけで、夏休みを返上して頑張りますので、よろしくお願いします。次は、11月あたりに紅葉のきれいなところを旅行できればいいなと思っています。 |
■運を引き寄せるための努力(2008年7月4日) |
|
株式投資で成果をあげるには、勉強を継続することが肝要です。 特に、他人がヤル気を失っているときは、差をつけるチャンスです。
投資ゆえに「運・不運」はあります。しかしながら、今のような時期に自分の不運を嘆くだけか、運を引き寄せるための努力を行えるかで、投資家の将来は決まります。 そういう私は、投資をはじめてから7年間もアンラッキーが続きました(上げ相場は1999年のみ)。でも、運を引き寄せるための努力だけは放棄しませんでした。 今の投資家が恵まれているのは、勉強の場が充実していることです。 7月26日(土)のエンジュクIRセミナーにはシェアーズ の山口揚平さんが登場されます。 山口揚平さんの話を無料で聴くことのできる機会はそうないと思いますので、スケジュールの調整をしてでも参加されることをおすすめします。 |
■個人型401K 外国株投信の比較(2008年7月3日) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
続・個人型401Kのまたまた続きです。スルガ銀行にてMSCIコクサイ・インデックス・ファンド(31311023)を中心に積立をするつもりで申込書をほぼ書き終えたところ、百五銀行にてDIAM外国株式インデックスファンドDC(47311029)を扱っていることを知りました。
ご覧のとおり、2つのファンドはパフォーマンスに開きがあります。インデックスファンドにつき、理由は費用の差にあると考えてよさそうです。
一方、口座管理手数料はスルガ銀行が格安です。
そこで、月67,000円積み立てた場合のシュミレーションを行ってみました(私は付加保険料400円を納めているため、月67,000円が上限額となります)。
2年目より百五銀行(DIAM)のコスト合計がスルガ銀行(MSCI)のコスト合計を下回ります。百五銀行で検討してみようと思います。 参考サイト:中小企業サラリーマンの投資生活 |
メール | プロフィール | アクセス統計 | 特商法表記 | このサイトについて
最終的な投資判断は、みなさまご自身でなさるようお願いいたします。
Copyright (C) 2003-2012 パーシャル・オーナー
by 角山智