公共管理論T

★ 本年度の授業は終了しました。

★ レポート(任意)の提出を希望する者は、7月31日までに、指定されたテーマについて、森田までメールの添付ファイルで提出して下さい。


配当学期
:  夏
曜日・時限: 水 3限
単位:    2

科目概要: 公共政策の形成、実施、評価は、主として行政機関による組織的活動である。組織活動を効果的に実施するためには、多数の要素から構成されている組織活動の適切な「管理」が不可欠である。
 この授業では、このような公共政策に関する管理を「公共管理」と捉え、まずその基本的な考え方について述べるとともに、計画−実施−評価というマネジメント・サイクル、公共管理における基本的資源(財政的資源、人的資源、情報、ルール)とその確保、効率的利用に関する基本的論点について検討する。次いで、わが国の行政組織および公務員制度に焦点を当てつつ、組織管理、人事管理について考察する。
 公共管理のもう一つの重要な要素である財務管理については、公共管理論Uで論じられる。
 授業は、参考文献を素材として、論点ごとに講義形式で行い、適宜質疑応答を通して理解を深める。公共管理論の基本的な理論枠組はかなり抽象的であり、それを理解するためには、具体的な事例の検討分析が必要である。随時、仮想例を含め具体例を素材に討議を行う。受講するに当たっては、受動的に聴講するだけではなく、カレントな社会に関心をもち、その中から素材を見出し、自ら分析を試みることが望ましい。
 授業の予告、資料等については、随時HP等に掲示する。また、授業及び試験の方法は、出席学生の数及び出席者の意見を考慮して変更することがありうる。

前提履修科目: 特になし

成績評価: 平常点(40%)および筆記ないし口述試験(60%)の結果の総合評価とする予定。

テキスト: Simon, Thompson & Smithburg, Public Administration, Transaction Publishers, 2000 を基本的参考文献として用いる。
(受講希望者は、予め入手しておくことが望ましい。インターネットで注文して10日程度で届く)

参考文献: 随時紹介する

講義日程


 1 4/ 7 @「管理」とは何か?──社会管理と組織管理

 2 4/14 A組織管理──人間行動と組織

 3 4/21 B組織編成──分業と調整

 4 4/28 C組織動態──決定と情報システム

 5 5/12 休講

 6 5/19 D組織病理と環境適応

 7 5/26 E人事管理──官僚制と勤労意欲

 8 6/ 2 F管理と規則(1)──性質と機能

 9 6/ 9 G管理と規則(2)──立法の技術と文法

10 6/16 H調整と交渉(1)

11 6/23 I調整と交渉(2)

12 6/30 J応用問題と実習

13 7/ 7 K応用問題と実習

14 7/14 Lテスト


top page

2004年7月15日