観 光 編

4日目

<文責:女王様1号>


◆ 女王様からお手紙着いた? ◆
 ホテル・コンチネンタルの中庭に面したレストランでさすがに種類豊富な朝食を摂った後、まずはフロントに行って明日のチェックアウト時間延長の直接交渉。 (最初は1号と3号の泊まっているスタンダード部屋ではなく、2号と9号の泊まっているデラックス部屋の方でもう1泊させてくれと交渉したのだがムリだった。 くわしくはホテル編参照。) 結構あっさりと18時まで延長できることになって一安心する。 延長料金$20聖母マリア教会

 カンボジアと異なり、ベトナムは完全にフリー。よって、9号にとっては最終日となる本日は終日お買物デーとなっていた。 夕方からはベトナムアドバイザーM氏との会食予定なので、それまでにあちこち買い物どころを回らねばならない。
中央郵便局外観  まずは初日のトランジット泊時に2号がオーダーしたワンピースを引き取りに行き、さらに再びZAKKAへ。 ここで1号と3号はもちろんのこと、既に1着購入済の9号も、 先程のワンピースの生地が紙みたいにペラペラだったことにショックを受けていた2号までももう1着ワンピースをオーダー。 3号はワンピースに合わせたサンダルもオーダー。
 この店は経営者も日本人でお客も日本人ばかりという高級店なので、ベトナムにしては決して値段は安くないのだが、日本語が完全に通じるので細かい注文がしやすいことは確か。 生地も間違いなくシルクで紙みたいじゃないし(笑)。

中央郵便局内部  なんだかんだとZAKKAで結構時間を費やしてしまったが、1号が日本に絵ハガキを出す用事があったため、そこから北上して一路中央郵便局を目指す。 10分くらい歩いて正面に聖母マリア教会(左上写真)が見えたところで視線を右手に転じるとある、黄色っぽい壁のフレンチスタイルの建物が中央郵便局(右写真)。
 郵便局の内部(左写真)はちょっとアールヌーボー風(?)。正面の壁にホー・チ・ミンの肖像画がどーんと飾られている。 窓口がたくさんあるのでオロオロしてしまうが、絵ハガキを手にしていたら右側手前の1番の窓口に行くよう言われる。しかし、そこで郵便物を預かってくれるわけではなく、切手を売ってくれるだけ。日本まで6,000ドン(約50円)。 で、一体どこで出すんだろう…と思っていたら、ドンブリに入った糊などが置かれた机が中央にあり、そこに「OVERSEAS」という投函口がついていた。 後日談になるが、さすがに中央郵便局内で出しただけあって、8日後くらいに無事到着したようだ。

◆ 火曜日は市場へ出かけ ◆
統一会堂  中央郵便局から来た道を引き返してナムキーコイ・ギア通りに戻り、ちょっと寄り道して統一会堂(右写真)を通り越しに眺める。 その後、方向転換し、通りを南下してベンタイン市場へ。途中、やたらフレンドリーなアイスクリーム売りのオヤジにつきまとわれたり(詳細は番外編にて)する。 ベンタイン市場には四方に入口があるのだが、1番近い入口はナマモノ売場に近かったのかキョーレツな異臭が漂っていたので敬遠し、その先の入口から中に突入した。

 市場内の通路は狭く、両側に並んだ間口の狭い店がうず高く商品を積み上げている。ここでは主にみやげものを見て回った(本当は自分のサンダルやビーズバッグも買おうと思っていたのだが、その手の店は意外に少なく、購買意欲を刺激するような品物もなかった)。 店の中の壁のずっと上の方まで商品が展示されているが、店の人に言っていちいち棒で取ってもらわないと見れないので結構面倒。 食堂があったり日用雑貨も売られているので現地の人も利用しているのだろうが、基本的には観光客値段である。 中は冷房がなくて暑いので、じっくりと値切り交渉する気力も萎えがち。女王様たちは流暢な日本語を話すねーさん(1号と3号のガイドブックに写真が載っていた)の店で、特別安くもないが、ポシェット類をまとめ買いしてしまうのだった。

 さーてホテルに帰って昼ごはん…という途中で国営百貨店にさしかかり、ついでだからと寄ってみる。 2階にサンダルバッグ・刺繍製品などのみやげもの店が入っていて、ベンタイン市場よりもじっくりと品物を見ることができる。 しかも、モノによってはこちらの方が安い
 1階は大型スーパー。大荷物は入口のロッカーに預けて入らなければならない。 ここではインスタントフォーやニョクマムの小瓶などをゲット。 最後に冷えた缶ビールを買ってようやくホテルに戻った。

◆ 昼は貧乏旅行者、そして夜は… ◆
 ビールで喉の乾きをいやしてから昼食を摂りに出発したのだが、その前に明日3女王様が参加するクチトンネル半日ツアーを申し込むため、ホテルの前からタクシーを拾って超有名な現地ツアー会社シンカフェへ。 中には英語だけでなく日本語のコース説明チラシも用意されていたので、すぐに目的のツアーを発見できた。ツアー料金 $4 + ホテル送迎 $1。安い、安すぎる。 説明はすべて英語だし、他にトンネル入場料が別にかかる($5)のだが、同じようなオプショナルを日本の旅行会社で頼むとこの何倍もすることを考えると文句は言えない。
 予約の紙をもらって外に出たが、そのまま隣に併設されている店でフォー&揚げ春巻きの非常に安上がりな昼食を摂る。 元々この手の軽食処がバックパッカー相手の現地ツアーを始めた(シンカフェがその元祖)ので、「○○カフェ」という名前の旅行代理店が多いんだそうだ。
インターネットカフェ  さらに、タクシーに乗っていたときから気づいていたのが、あちこちに掲げられている「Internet」の看板。 いまどきのバックパッカーがツアー予約して、食事して、さらにメールを読んだりできるよう、2階をインターネットカフェにしている店が多いようなのだ。 女王様たちも食後に早速チャレンジ。安いところでは1分100ドン(約0.8円)というのもあったが、日本語OKの看板が出ていた1分150ドン(約1.2円)という店に入ってみる。
 しかしいきなり受付で「1台につき2人まで。」というようなことを言われたので、1号と3号が代表者として掲示板にアクセスし、2号と9号は階下で時間をつぶすことになってしまった。 結局26分利用して3,900ドン、ということは30円ちょっと。 日本国内なら3分しか電話できない金額なのに…素晴らしい。回線状態も特に問題なく、スムーズにアクセスできていた。

 この後、本日の買い物・午後の部をスタートするため、タクシーを拾ってドンコイ通り南端のマジェスティック・ホテルまで行く。 この時乗ったタクシーは「初乗り料金は安いがメーターの回転は早い」というタイプだったようで、予想していたよりちょっと高めの料金だった(日本円に直せばどうということない額なのだが)。
 タクシーを降りると、ドンコイ通りを何度も渡って右に左に蛇行しつつ、ガイドブックでチェックしておいたテーブルウェアやバッグ&靴の店などを物色。 ガイドブックに載っているような店は客のほとんどが日本人女性で、店での会話も日本語オンリーでOK。 品質はそこそこ問題ないがその分値段も高く、値切り交渉もしづらい雰囲気だった。購入した品物の詳細は買い物編にて。 ソングーの生演奏

 そのままドンコイ通りを北上してホテルに戻り、多少は小綺麗にしてベトナムアドバイザー・M氏と待ち合わせ。 有名高級ベトナム料理店ソングーにて、昼食の何倍の値段かわからないシーフードメインのディナーをご馳走になる。 (^^) ベトナム楽器の生演奏などもあって楽しかったが、やはりここもほとんど日本人ばかりだった。 ツアーによってはオプショナルで「ソングーでディナー」というコースがあるし、日本企業の接待などにも使われているようである(これも女王様相手の接待?)。
 ホテルまで送ってもらい、9号はタクシーに乗り換えて慌ただしく空港へ。いつもの3女王様がスタンダード部屋に帰ってみると、ツインのベッドの横のスペースにエキストラベッドならぬエキストラマットレスのみがセッティングされていて、もの悲しさ倍増。 しかし当然のことながら、そのエキストラマットレスで寝るのは昨夜デラックスな一夜を過ごした2号になったのだった。

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