コンチネンタルホテルは、いわゆるフレンチ・コロニアル建築の歴史ある高級ホテルである。
せっかく物価の安い国なのだからと、一人一泊当たり4000円の追加料金を払って、ホテル名指定で頼んだのである。
場所は、ホーチミンの中心地で、市民劇場の隣。国営百貨店や中央郵便局もすぐ近くにある。
9号が一足先に日本に帰る予定であったため、このホテルには、1泊目はツインルームを二部屋、2泊目は、一部屋チェックアウトして、残った一部屋にエキストラベッドを入れてトリプルにするという変則的な宿泊をお願いしていた。
さて、到着日。1号&3号、2号&9号と別れて、それぞれの部屋に向かった。なぜか、2組の部屋は同じフロアながら、かなり離れている。
2号&9号は、部屋に入って驚いた。広い!まずは、左手に貝殻風洗面台のあるバスルーム。
右手は、服が何着も入りそうなクローゼット。その先には、アンティーク風のデスクと、ピンクのシルクのベッドカバーがかかったベッドが広々と並び、高そうな(でもちょっと妙な)置物が飾られた棚の奥には、ソファーセットとリクライニングチェアが置かれている。(写真:左)
ところが、1号と3号の部屋は、2号と9号の部屋よりずっと狭く、リネン室の隣で窓は通路に面している。
何の変哲もないデスク、リクライニングチェアもテーブルもなく、クローゼットは開かず、部屋に備え付けの金庫もない。
(写真:右)
翌日は1号と3号の部屋に2号が合流しろという指示を受けていたのだが、この部屋の差は納得できない。
翌朝、フロントに部屋チェンジを頼んでみると、「(2号と9号の部屋は)1泊だけなので、サービスでデラックスルームにした。
だから、部屋チェンジは出来ない。」との答え。なんだか、納得できるようなできないような回答だったが、そんなものかという気もして、素直に引き下がらざるを得なかった。
まあ、デラックスルームを知らなければ、スタンダードでも充分今までのどのホテルよりいい部屋なのだが。
更に、チェックアウト時間の延長(18:00まで使用)を頼んでみると、1室20$の追加料金であっさりOK。
日本で頼むと一人2000円の追加料金だったので、ずいぶんぼられているわけだ。
高級ホテルだけに、一通りのものは揃っているが、洗面所にカップが一つしかないのは不便。
備え付けのシャンプーは、おばさんの強烈な香水のような香りなので、使わないほうが無難です。
ウェルカムフルーツとして、バナナ・ドラゴンフルーツ(タンロン)等が置いてあった。
朝食はバイキング形式で、さすがに品揃えが豊富だった。卵料理をその場でオーダーすることも可能なので、オムレツを作ってもらった。
歴史ある分古いので、表の「CONTINENTAL」のネオンがいくつか灯っていなかったりするし、従業員も愛想がよいとはいえないけれど、日本にはないタイプのホテルなので、ホーチミンに行くなら泊まってみてはいかがでしょう。
- 1号追記:
- コンチネンタル・ホテルHPの日本語のアヤシサは格別です。絵に描いたような逐語訳だとか、てにをはが変という以前に、ヘッダー画像に載っている文字が「ようこそ」じゃなくて「そうこそ」だもの(笑)。
アヤシ過ぎて一見の価値ありです。
http://www.continentalvietnam.com/
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