食 事 編

<文責:女王様3号>


まとめ (←いきなりかよ(^^;)
全般に、食に恵まれた楽しい旅でした。残念だったのはカンボジア料理を食べる機会がなかったこと。 ガイド氏に連れていってもらったのはすべて中華のお店で、アプサラダンスショーの夕食バイキングに、カンボジア料理(かな?)らしきものがあった程度。 それゆえご紹介するのはベトナム料理のみとなりますが、ご了承下さいませ。

ベトナム料理というと、生春巻きが日本でも有名ですが、とにかく海老やカニなど魚介類がおいしい。 甲殻類好きな人にはたまらない国でしょう。タイ料理のような辛いものを想像する方もいるかもしれませんが、マイルドで日本人にも食べやすい味。 あとは「野菜が豊富(たっぷり出てくる)」「麺類が充実」といった点が、栄養バランスの気になる旅行者に嬉しいところでしょうか。

それではお楽しみ下さい。(画像が多いのでやや重くなっています。ごめんなさい)

心ならずもホーチミンで夕食
 パスポートを没収され、ちょっと(かなり)侘びしいファーストホテルに宿泊することを余儀なくされた一行。 ホテルに残った1号&3号(2号&9号は買い物に出ていた)は早々に夕食をとることにした。

1st城門  入口に韓国料理の看板があったのでそこで夕食と思いきや、フロントで建物の外へ行くよう指示される。 道を渡ったところに中華風の城門(右写真)がライトアップされたテラスレストラン発見。中央にはプールもあった(誰も泳いでいなかったけど)。  チェックインの時に渡された紙を見せると、やる気のなさそーなねーちゃんが頷いて去っていく。不安な気持を押し隠して周囲を伺う2人。 厨房の壁の模様が見るたびに変わるため不思議に思っていたら、模様の正体は何とヤモリだった(冷や汗)

1st夕食 出てきたお皿はというと、空芯菜の炒めもの、イカのカレー風炒め、魚料理等々なかなかに豪華版(左写真)で、おいしかった。 空芯菜はその名の通り、茎の内部が空洞になっている青菜で、しゃきしゃきした食感が特徴。 中華に似ているが、ややさっぱり目の味付けは蒸し暑いベトナムによく合い、ご飯好きの日本人にはうれしい限り。 ご飯をよそってくれたりとねーちゃんも親切だ。しかし、だんだん料理の出てくるペースが早くなっていく。 明かりはどんどん消されていくし、プールの清掃ははじまるし、厨房ではコックの服から着替えて若者が騒ぎ出すしで、 閉店間近なのだと気づいたが、ちょっと落ち着きませんでした。

翌朝はゆっくりめに起きてフロント前のレストラン(韓国料理屋とは別のところ)でバイキング。しかし、遅い時間のためか(といっても8時半ごろ)容器はどれも空。 あるいは「これ、ソーセージ?」といった食べ物の名残があるのみで、補充される気配もない。女王様なのにこの扱いは…と思いつつも、 文句を言う人さえ見あたらないので、残りものをかき集めて食事。唯一残っていたのは果物で、衛生事情は気になるものの手を出してみる。 見た目が大根餅にそっくりのフルーツタンロン(白い果肉にゴマのようなタネがちらほらと)があり、食べたら全く味がなかった(甘くもなく酸っぱくもなく、ジューシーでもなくぱさぱさでもない、味も素っ気もないとはこのことか?)。 我々の後にやってきた外国人(欧米系?)夫妻は、容器を片っ端から開けては空なのを見て、大げさに肩をすくめるジェスチャアを見せた。 小食の我々は何とかなるが、大食いの彼らにはつらかろう…。

高級ベトナム料理
ベトナム料理店ソングーにて食べたベトナム料理。ソングーとは双魚の意味で、小さな2匹の魚のマークが食器に全て入っている。 今回は、アドバイザーM氏(4人ともほぼ初対面)のご厚意で一緒に楽しくおいしい、豪華な食事を満喫しました(しかも送迎つき)。 M様>あらためてお礼申し上げます。

チャオ・トム
*** チャオ・トム ***
トム・スー・ハップ・ヌック・ズア
*** トム・スー・ハップ・ヌック・ズア ***
砂糖きびの茎に海老のすり身をつけて焼いたもの。ほぐしたすり身を、野菜(左側)と一緒にライスペーパーで巻いて食べる。 辛さとすっぱさのあるソース(中央やや手前の小皿に入った赤いの)か、塩にライムを絞ったもの(右下隅)につけて食べると、海老の香りがひきたって美味 海老のココナツ蒸し。海老とココナツの組み合わせは初めて食べましたが、淡白な中にふうわりとした甘みが出ていて箸が進みます。
ちらりと右手に写っているのは海老せんべい(これもおいしい)
カニのタマリンドソース
*** カニのタマリンドソース ***
ソングー鍋
*** ソングー鍋(に入れる魚) ***
甘酸っぱいタマリンドソースは、カニにぴったりで癖になるおいしさ。カニ爪が特にお薦め(とM氏に言われたのについ遠慮してしまった3号) ガラスの耐熱鍋のスープ(辛味と酸味がかなりきいている)に丸ごと入れて食べる。一般的にはラウ・カーという料理名だが、店名ソングー(二匹の魚)の名前がつけられていた。 白身とパリパリの骨がスープの中でほどけて別のおいしさに。 煮つまるとどんどん辛くなるので早めに食べるのがコツ


ソングー演奏 上記の他、定番の(?)生春巻き(実は毎回食べていたという話も)も食べましたが、このお店のものが一番おいしく、さすがという感じでした。 お店の内装は品のいいピンクが基調。ベトナムに駐在されている方がよく利用するお店だそうです。 決して堅苦しい感じはありませんが、特別の夕食を楽しむには町歩きよりも少しきれいめの服装がオススメ。

また、このお店では伝統的なベトナム音楽の生演奏も楽しめます(右写真)。もの悲しい音色やめずらしい楽器(木製や竹製が多い)が印象的でした。

  

その他もろもろ
その他、今回の旅行で飲んだもの食べたものあれこれ。

■Beer
アンコールビール
アンコールビア
女王様の旅にビールはつきもの(=飲んでばっかり)。蒸し暑い国ではひときわおいしいんだな、コレが。一番よく飲んだのは定番ともいえる333(バーバーバー)。 それ以外にアンコールビール(左)とバイヨンビール(右)を飲んでみました。

それぞれの味の差はあまりわかりませんが(爆)、全体に日本の「一番搾り」に近い感じがしました。適度な苦味が食欲をそそります。

バイヨンビール
バイヨンビア

■麺類
定番ともいえるのがフォー・ガーフォー・ボー。ガーは鶏肉、ボーは牛肉の意味。 インスタント食品([買い物編]参照)もあります。数多い麺類の中でも、フォーは日本のうどんときしめんの中間ぐらいで食べやすい。 だしの効いたあっさりスープに麺と野菜、肉が入っていて、疲れた胃袋にはやさしい味。 バイキングの場合は香草の量を自分で加減できるので、苦手な人も食べやすいかも。ライムを絞って食べたり、お好みの味で。 今回、ホテルのバイキング(朝食)と町中で食べましたが、町中のものは驚くほど安く、びっくりしました。 自他ともに認めるスープ好きの3号は、コレがあれば日本食がなくても何とかなると思ったほどです。

町中で店開きをしている人達の横には必ずといっていいほど、こうした麺類を食べおえた器があります。 そして、麺類の屋台(という台もないところが多い)やサンドイッチ屋(フランスパンにいろんな具をはさんでくれる)さんも数え切れないほどあり、通りそのものが大きな食堂といった感じも。 食の風景が全く見られなかったカンボジアとは対照的でした。

■ベトナムコーヒー
お土産としてベトナムコーヒーの器を買って帰る人も多いらしい。1号&3号がインターネットカフェで書き込みにトライしている時、2号&3号が階下のカフェで待合いがてらに頼んだもの。 カップの上に金属製のふた付き容器(底に穴が開いている)をのせ、じっくり抽出されるのを待ちます。

■フルーツ
フルーツ 写真はコンチネンタルホテルのウェルカムフルーツ。ナイフを入れる前に撮影したかったのだが(汗)、いつも食べかけの写真になってしまうそそっかしさは何とかならないものか。

右側の赤い大きなフルーツがタンロンといって、ファーストホテルの朝食バイキングにあった無味無臭の大根餅と同じモノ(これは切ってある方がわかりやすいね)。 今回のものは新鮮だったせいもあり、みずみずしくておいしかった。一番左にある新ジャガに似たもの(皮はそっくり)は、ライチみたいな感じで個人的には最も好み。

話は変わって、カンボジアのホテルの朝食。 カトラリーとメインのお皿(バナナがのせてある)がセッティングされた状態の席に案内されるのだが、女王様達のテーブルのみモンキーバナナ。 白い部分の多いお皿がまぶし~い(わびし~い)。これは特別待遇? 子供扱い?  喜ぶべきか悲しむべきか悩む一行。どうやら好意の表れだったらしいと後でわかったけれども。

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