番 外 編

※ $1 = \120 = 3.5ソル(2002.9当時) ※

◆ ペルーでインターネット ◆

インターネットカフェ  観光編にも書いたとおり、本来はマチュピチュからクスコに戻ってきた夜に日本語もOKなインターネットカフェ「EXPLORE」に行くつもりだったのが高山病で果たせず。 そしてプーノのSonesta Posada Del Incaでは館内にあるはずのビジネスセンターは影も形もナシ…というわけで、もしかして今回は旅先からのカキコは無理かとも思われました。
 が、心ならずも一晩泊まるハメになったアレキパにて、アルマス広場からHotel Crismarまでの途中の小道にインターネットカフェを発見(右写真)。 「2002~2003年版地球の歩き方」の地図で「@」マークで示されている店です。
 店内には数台のPCがあったが客は他に1人だけで閑散。店名が結局はっきりわからなかったけど (^^;、料金は多分30分2ソル。 ブラウザの設定変更だけで日本語が表示できたので(書く方はできない)、皆様からのカキコを読んでココロの支えとすることができました(?)。 通信状態は特に問題なく良好。

 最終日、リマ空港に早めについてしまったので中をぶらついていたら、空港内にもインターネットカフェが。 アレキパで味をしめていたのでここでも再チャレンジ! しかし今度は日本語フォントが入っていなかった…ガッカリ。

◆ 高山病 ◆

マテ茶  今回ペルーに行くにあたり、治安云々よりも心配だったのは高山病。日本人は3人に2人がかかるという説もある。 クスコのガイド氏によれば、こういうタイプの人が高山病にかかるという傾向のようなものはまったくなく、「行ってみなけりゃわからない」のだそうだ。
 高山病予防の効果があるということで、クスコやプーノのホテルのロビーではマテ茶(右写真)が随時飲めるようになっています。 味などについては食事編参照。 ただ、これを飲んだら急に頭痛が消える!というわけではなく、利尿作用があるから、という理由ではないかな。 水分をいつもより多めに摂って多めに出すのが良いそうなので。 ムニョ
 一方、左写真はサクサイワマン要塞に登る斜面に生えていたムニョという植物。 この葉っぱをちぎって指先でこするとアラ不思議、ミント系の香りが。 高山病に効くというガイド氏のワンポイント・アドバイスに従い、ちぎっては嗅ぎながら要塞の上まで登りました。 これも直接高山病が解消されるというより、爽やかな香りで気分がスッキリ、という効果ではないかと思われる。

 結局、女王様1号はやや高山病(軽い頭痛。後頭部が痛くなる頭痛というのは初めての経験)。 症状の重い人はリバースしたり寝込んだりするそうなので、それに比べれば軽くて良かった。しもべ1号はまったく症状が出ませんでした。
 こんな高地に順応しているなら、クスコやプーノのペルー人はさぞ心肺機能がタフで長距離走向きなのでは?と思うのだが、ペルーの陸上選手なんて聞いたことがない。 エチオピアやケニアには多いのにナゼ? 21世紀の長距離界にはペルーの時代がやってくる!…かもしれない。 インカ帝国時代のチャスキ(伝令)の伝統もあることだし。日本の陸上指導者のみなさん、留学生として青田買いするなら今です(笑)。

◆ ペルーの太陽 ◆

 ペルーでもう1つ注意するように言われていたのが強烈な日射し。赤道に近いから? 標高が高いから? しかしマチュピチュ1日目にうっかり手の甲に日焼け止めを塗り忘れたら、見事に灼けた。というか焦げた。 帽子をかぶっていないと頭の地肌も灼け、帰国後に皮がボロボロと剥けてフケのようで、プチ金田一耕助になってしまいます。 (^^;
 空気が乾燥しているのもお肌には大敵。水質が合わないせいもあって、指先がすっかりカサカサに。保湿クリームは欠かせません。 さらに、途中からは鼻をかむたびにティッシュに血痕が! 鼻粘膜まで乾燥してしまったせいだと思うが、さすがに鼻の中にクリームは塗れないし…。 成田空港に降り立ったとき、その湿度の高さに日本を実感。

 太陽といえば、ペルーは南半球にあるので太陽は東→北→西と動きます(南半球だからって太陽が西から昇ったりはしません)。 だから南半球では「北向き」と書かれている住宅物件が「日当たり良好」とのこと。
 日本では太陽を追うと左手から右手に動くイメージになるけど、ペルーでは逆。まあ別に、だからといって特に現地で違和感は感じませんでしたが。
 「時計回り(右回り)」というのは日時計の影の動きに合わせて時計が作られたから、という説が有力らしいが、これも時計が最初に南半球で作られていたら左回り(影は西→南→東と動くから)が採用されていたのかも?
 天文気象に弱くて、この辺の話はナゼそうなるのかわからない、という人はこちらをご参照ください(私も帰国後に調べて納得)。

◆ ペルーの動物 ◆

アルパカとリャマ  左写真はクスコのサクサイワマン要塞近くに(観光客の写真チップ目当てで)放牧されているリャマアルパカ。 ガイドブックによれば、見分け方は「リャマはアルパカよりひとまわり大きく、耳が後ろに倒れる」らしいのだが、ガイドさんは「リャマの方が首がスッキリしている」と言っていた。 というわけで、この写真では手前にいる後ろ向きの動物がリャマで、ペルー人のおばちゃんと一緒にいるのが仔アルパカらしい。 ビクーニャ
 アルパカはニット製品としても食肉としても大活躍。 リャマの毛はチクチクするらしいので、どちらかというと主目的は高地での荷役?

 プーノ近郊のシユスタニ遺跡で見かけたのがビクーニャ(右写真、これは子供)。 ビクーニャは毛並みが良いために乱獲されて数が激減してしまったため、現在は政府が保護政策を行っているのだそうだ。
 この仔ビクーニャも客寄せ用なのか杭につながれていたが、近くに管理している人が見あたらなかったので無料で素早く激写。

 リャマもアルパカもビクーニャもすべてラクダ科の動物です。

◆ ナゾの壺 ◆

 プーノ周辺で、水瓶みたいな壺がいくつもホテルの庭などに装飾のように置かれているのを見た。 置いてあるといっても、ちゃんと立たせてあるわけでもなく、寝かせてあるわけでもなく、口が斜め上を向くような微妙な角度になっているのだ。
 これは一体何のまじない? 今回の旅でまったく意味がわからなかったものの1つ。 写真がないので見ていない人には何が何やらサッパリな話になってしまっているとは思うが、何かご存じの方はゼヒご一報を。
◆ 予習 ◆

 あまり小難しくなく、お手頃価格で、写真の多い本で予備知識を得たい!と思い、以下の2冊を購入しました。

  • 「SHOTOR TRAVEL 世界遺産 アンデス・インカをゆく」 義井 豊、小学館ショトルシリーズ(ISBN4-09-343176-0)、\1,600+税
  • 「カラー版 インカを歩く」 高野 潤、岩波新書738(ISBN4-00-430738-4)、\1,000+税

 前者の方がより観光ルートに沿っている感じ。後者にはもっと歴史的な話なども入っている。

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