観 光 編

<1日目(2002.9.20)>


※ $1 = \120 = 3.5ソル(2002.9当時) ※

 今回はアメリカン航空利用なので、久々に成田空港の第一ターミナル発。さすがに夏休み旅行も減って、空港はそんなに混雑していなかった。
 9.11以降初めての成田空港だったのだが、米国の航空会社ということで特にチェックが厳しくなっていたのか、女王様1号もしもべ1号もスーツケースのX線検査で引っかかってしまった。 台の上でスーツケースを開けさせられて、マンツーマンでチェックされる。せっかく苦労して詰め込んだのに…。 (-_-#
 もちろん怪しいものなどは入っておらず、無罪放免。ヘアミストなどのスプレー類に反応したらしい。 しもべ1号はあやうく虫よけスプレーを没収されそうになっていたが…。

 AA60便はほぼ定刻(17:55)通りに離陸。乗り継ぎのダラスまでは11時間50分の長旅。
 エコノミーでも各席にモニターがついていて映画等あれこれ観れるのだが、本日のリマ着が夜中で、しかも明日の朝が早いということがわかっていたので、ひたすら睡眠に徹する。
 偏西風に乗ったのか、ダラスには予定より早く15時(ここから現地時間、日本より-14時間、ペルーも同じ)頃に到着。これは助かった。 というのもリマ行きのAA947便が16:45発で、成田からの便が定刻着だと乗り継ぎ時間がジャスト1時間しかなかったからなのだ。 アメリカン航空のハブ空港でだだっ広い(世界で1、2を争う広さらしい)ダラス・フォートワース空港での国際線→国際線の最低乗り継ぎ時間は70分見ておかなければならないと知ったのは、既に航空券を予約したあとだった。 (^^;
 しかも、乗り継ぎに時間がかかるのは空港が広いせいだけではない。 9.11以降、アメリカ経由の場合は単なる乗り継ぎでも必ず入国→出国という手続きを踏まなければならなくなってしまっているせいである。 以前はトランジットルームにいればよかったらしいのに。スーツケースもスルーでは行かない。 そういう意味でもテロ許すまじ
 というわけで、ダラス空港に到着したら、まず入国審査→スーツケースピックアップ→税関→スーツケース再度預け→手荷物検査→ゲート前の航空会社カウンターでチェックイン&出国書類を渡す、という手順になる。 どちらもアメリカン航空の便だから同じターミナルで済んだが、それでも機内で書類を書いたり、エスカレーターを上ったり下りたり、行列したり…と本当に面倒。 飛行機が定刻or遅めに着いていたら、かなり時間的にヤバかったと思われる。
 その割にスーツケースを預けるところはちょっといい加減っぽくて、大丈夫か?ちゃんと間違わずに積めるのか?という感じだし。 おまけに女王様1号は手荷物検査で今度は爪切りが引っかかったが、これもナイフのついていないタイプなので無罪放免。

 リマ行きの便もほぼ定刻に出発。ダラス→リマ間は約7時間である。前列ではおばちゃんたちが通路をはさんでスペイン語でしゃべり倒していた。 南米でもやっぱりおばちゃんはおばちゃんだ。
 リマ着も予定よりやや早く23時20分頃。早くホテルに入れてラッキー…と思ったが甘かった。入国審査が大行列。 カウンターはたくさんあるけど係員がほとんどいない(爆)。律儀な日本人気質で思わずまっとうに「外国人」の列に並んでしまったが、「居住者」の列に並んでも特に問題なく、そっちの方が早そうだった。
 大いに時間をロスした挙げ句にやっと入国したら、スーツケースをピックアップして税関へ。 ここではゲートをくぐる前にボタンを押し、緑ランプが点いたらそのまま通過、赤ランプが点いたらスーツケースを開けなければならないのだが、ボタンは自分で押すのでちょっとドキドキ。 女王様1号もしもべ1号も無事緑ランプが点いたが、大体5~10人に1人くらいの割合で赤ランプが点いていた。

 税関を通り抜けたところから先は、旅行者の通路はフェンスで区切られているのだが、その外側は客引きで鈴なり、夜中なのに熱気ムンムン状態。 ホテルの客引き、明日からのツアーの客引き、タクシーの客引き、とありとあらゆる客引きがひしめき合っている。 この喧噪の中で客引きと交渉して宿を決めたりするのは、相当旅慣れた人でないと難しそうだ。 もちろん我々は事前にすべて予約済みなので、迎えに来ていたドライバー氏(日系、見た目は完全に日本人だがカタコト)と無事合流できた。
 しかしホッとしたのもつかの間、「予約していたホテルが満室で泊まれないので、ホテルが変更になりました」と言われ、リマの旅行代理店からの手紙を渡される。 暗い車中でガイドブックを開いたがよくわからなかったので、まな板の上の鯉状態で変更されたホテルに向かうしかない。
 真夜中だが結構クルマが走っていたし、オープンしている飲食店も多かった。 街中は一方通行の道路が多いらしく、あちこちクネクネ曲がって30分以上走り、ミラフローレス地区のホテル Sol de Oroに到着。

 ホテルの部屋は広くキレイで(なんと5つ星ホテルだった)嬉しかったが、所詮明日の朝は4時半出発。滞在時間はわずか4時間しかない。
 ちょっとでも長く寝ようとダッシュでシャワーを浴びてベッドに入ったが、なんと窓の建て付けが悪く、外の騒音が聞こえてうるさい。 運がいいのか悪いのかよくわからない状態で、とりあえず明日にそなえて&長旅の疲れでウトウトするのだった。


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