ホ テ ル 編

※ $1 = \120 = 3.5ソル(2002.9当時) ※

[リマ][クスコ][マチュピチュ][プーノ][アレキパ]


◆ リマ ◆

Sol de Oro
  住所 : San Martin 305, Milaflores, Lima
  TEL : 01-446-9876 FAX : 01-446-0967
  URL : http://www.soldeoro.com.pe/
Sol de Oro室内  本当は三つ星ホテルのHOTEL SAN BLASを予約していたのだが、 いきなり手違いで満室ということで急遽泊まることになった五つ星ホテル。部屋に入ってから「ここはどこ?」と慌ててガイドブックをめくってしまった。
 正式には「Sol de Oro Suites Apart Hotel」という名前で、『地球の歩き方』によれば「全室にキッチンがついており、長期滞在も可能」となっているが、 この部屋にはキッチンはなかった。しかしさすがに部屋は広い。滞在時間はほんの4時間だが、思いがけず泊まれることになって良かった。
 …と思ったのもつかの間、窓の建て付けが悪くて完全に閉まらない&深夜まで外がうるさい (-_-# ために、よく眠れないではないか。 五つ星ホテルにも意外な落とし穴。まあ、そんな事情の安料金客だからかもしれないが…。
 それでも、4時半に出発する我々のために4時から朝食(コンチネンタルではなく一応ビュッフェ形式)を用意してくれたのはありがたかった。

 なお、プーノ→リマが途中のアレキパ泊まりになってしまって、その日&翌日のリマ宿泊分をキャンセルしたので (当初はナスカから戻って帰国前にシャワーも浴びたいと思い部屋を押さえていたが、わずか3時間ほどのためにスーツケースを引きずってチェックインするのも馬鹿馬鹿しくなった)、 結局HOTEL SAN BLASは幻のホテルとなってしまった。ガイドブックの地図にも載ってないので場所も不明。


◆ クスコ ◆

Hotel Monasterio
  住所 : Calle Palacio 136, Plazoleta Nazarenas, Cusco
  TEL : 084-24-1777 FAX : 084-23-7111
  URL : http://monasterio.orient-express.com/
Hotel Monasterio 1泊目室内  最近マチュピチュ・サンクチュアリロッジがオリエントホテルグループ傘下に入ったため、 サンクチュアリロッジに泊まりたければクスコでは同系列のオテル・モナステリオに最低1泊しなければならないということになっており、 否応なく泊まることになった最高級ホテル。そこまで人の足元を見た商売も珍しいと思うが (-_-#。
 だが荷物移動の面倒くささから、マチュピチュから戻ってきての2泊目もモナステリオにしてしまった。困ったときは金で解決。 ていうかモナステリオの思うツボHotel Monasterio中庭

 とはいえ、建物は古い神学校兼修道院を改装したもので、重厚な雰囲気があってとても素晴らしい。 パティオ(右上写真)には美しい花々が咲き乱れているし、館内に残る礼拝堂(見学自由)からは絶えず賛美歌が聞こえてくる(もちろんテープだけど)。 従業員の態度も行き届いていた。
 しかし、このような超高級ホテルに旅行会社の手配で宿泊する場合の常で、我々が泊まる部屋の場所は安かろう悪かろうなのだ。 1泊目の部屋(左上写真)は半地下で、テラスが付いているものの、向かいの建物くらいしか見えない。 2泊目の部屋(右下写真)は4階だったが、奥まったところにあり、なぜか窓は閉ざされている。 どちらもパティオには縁遠い部屋であった(泣)。
Hotel Monasterio 2泊目室内

 室内はそこそこ広い。元修道院だけあって、どの部屋にも3枚くらい宗教画(マリア様系)が飾られているようだ。 夜中に見るとちょっとブッキーかも。
 無料のミネラルウォーターサービスがあったり、NHKが見れたりと、日本人向けサービスにも抜かりはない。

 そして、このホテルの昨今最大のウリ(らしい)はOxygen Enrichment Systemなるもの。 オーダーすると空調から部屋に酸素が供給され、標高2,400m並(クスコの標高は3,400m)の酸素濃度21~24%になるのだ。 もちろん有料で、一晩$27.5(税込み)。
 酸素ボンベ程度では効かない重度の高山病の人にオススメらしい。1号もマチュピチュから戻ってきて疲労がピークだった2泊目に オーダーしてみた。確かに夜中に呼吸が浅くなって目覚めることもなく熟睡でき、頭痛も解消。 ああ、人間は酸素を吸って生きる動物なのねと実感。
 しかし、酸素を供給できるということは催眠ガスでもなんでも供給できるということでわ…?(コワイ考えになってしまった (^^;)


◆ マチュピチュ ◆

Machu Picchu Sanctuary Lodge
  住所 : Monumento Arqueologico de Machu Picchu, Machu Picchu, Cusco
  TEL : 084-21-1039 FAX : 084-21-1053
  URL : Hotel Monasterioのホームページ内からリンク
Sanctuary Lodge外観  遺跡の入口から徒歩30秒のところに建つ、マチュピチュ唯一無二のホテル。 ここ以外は山の麓のアグアス・カリエンテスのホテルに泊まるしかない。アグアス・カリエンテスとのバスが発着するのがこのホテル前(左上写真)。
 独占市場のため、無論お値段はバカ高い(山の上までいろいろな物資を運ぶコストが高いということを踏まえても)。  しかし、マチュピチュを満喫するためにはやはりここに泊まるのがベストでしょう。背に腹は代えられません。

Sanctuary Lodgeテラスから  今回泊まった部屋は「テラス付きプレフェレンシャルルーム」だそうで、旅行会社にちょっと割増料金を取られた。 どんな部屋かというとこんな感じ(右上写真:テラス、右下写真:室内)。
 2階にあるのだが、1階の屋根の上が芝生の庭になっており、そこに面してテラス付きの部屋が並んでいるのだ(左中写真)。 室内からはちょっと無理だが、テラスに出ると左前方にマチュピチュの遺跡とワイナピチュ山が!素晴らしい~。
Sanctuary Lodge庭から  ただ、ここで喜びのあまり庭に走り出て振り返ると、カーテン全開の他の部屋の中がよく見えたり、 テラス前のデッキチェアに寝ころんでいる人と目が合って気まずかったりする (^^;。 あと、庭から戻るときに間違えて他人の部屋に入りそうになるので注意(危ないところだった)。

Sanctuary Lodge室内  室内は割と狭い。山の上ということでバスルームにバスタブはなく、シャワーブースのみ。 そしてちょっとビックリさせられるのが洗面台の下に置かれた4つのゴミ箱。 紙・プラスチック・ガラス・生ゴミと宿泊客自らがゴミを細かく分別するようになっているのだ。 新しい靴下をおろすときに、爪先やゴムのところを止めてる金具(?)はどれに分別するんだ?と迷ってしまったが。
 とかくこのホテルはエコロジーを全面に押し出しているようだ。いやでも、エコロジーに見せかけた単なるオシャレかも? 部屋に備え付けのレターセットだって、フツーの再生紙とかではなく、手漉き和紙みたいな高級そうなヤツだったし。

ウェルカム・カナッペ  夕方、部屋に戻ってゴロゴロしていたら、「ウェルカム・カナッペ」(左下写真)が届けられたのにもビックリした。 ウェルカム・フルーツやドリンクは聞いたことあるけど、なぜカナッペ? でもわざわざテラスのテーブルに持っていって、美味しく頂きました (^^)。
 夕食のレストランには赤々と暖炉が灯っており、プーノの某ホテルのように待てど暮らせど料理が出てこないなんてことはない。 むしろ、頼んでいないスープがサービスで出てきた(そうとわかっていたら前菜にスープは頼まなかったのに…おなかがガボガボに)。

 利用しなかったが、2階にはマッサージルームもあるらしい。ワイナピチュに登った後も宿泊していたら、利用した可能性大(笑)。
 また、チェックアウト後に荷物を預ける際、頼めば先にアグアス・カリエンテスの駅まで運んでおいてくれるというサービスもある。 1号は荷物の詰め替えをする必要があったので頼まなかったが、駅の待合室で運ばれた荷物をホテルの人が見張っているのを目撃したので、 多分安全だと思われる。


◆ プーノ ◆

Sonesta Posada Del Inca
  住所 : Conquicentenario 610, Sector Huaje, Puno
  TEL : 054-36-4111 FAX : 054-36-3672
  URL : http://www.sonesta.com/peru_puno/
Sonesta Posada Del Inca外観  チチカカ湖畔に建つ、外観の色使いがミョーに派手なホテル。五つ星らしい(?)。
 2階建てだから仕方ないのかもしれないが、ソロソロと摺り足移動しなければならない標高3,900mの高地でエレベーターがないのはイタすぎる。 チェックイン時はポーターがいるけど、チェックアウト時にスーツケースを持って階段を降りるのは…。 1階の廊下に傾斜があってコケそうになるし。

Sonesta Posada Del Inca室内  部屋の窓からは全面にチチカカ湖が見え、ロケーションは非常に良い。チチカカ湖観光のモーターボートもホテルの桟橋から出る。
 部屋がかなり広いのはいいが、頼りないヒーターではなかなか温まらないという欠点もあり。バスルームもやたらと広いが、 暖かみに欠ける色調のタイル張りでマジ寒い。洗面台にバルサ(トトラ=葦でできた船)のミニチュアがあって、 その上にアメニティ類が置かれているのはちょっとかわいかった。

 しかし、やっぱりこのホテルで1番のマイナスポイントは、「Inkafe」というダジャレくさい名前のレストランで夕飯を頼んで30分以上何も出てこなかったことであろう。 1号は寒さと飢えと疲労ですっかりフリーズしてしまった。
 ちなみに次点のマイナスポイントは、あるハズだったビジネスセンター(インターネット可能)がどこにもなかったこと(笑)。
 部屋のTVの衛星放送にNHKは入ってなかったし、庭の各国国旗に日の丸は入ってなかったし、あまり日本人が利用しないホテルなのか? 五つ星ホテルといっても日本人好みのきめ細やかなサービスは期待しないように。このホテルを表す一言、それは「大味」


◆ アレキパ ◆

Hotel Crismar
  住所 : Moral 107, Arequipa
  TEL : 054-21-5290 FAX : 054-23-9431
  URL : punohotels.netのホームページ内からリンク
Crismar室内  フリアカ(プーノ)→リマ間の機体故障で心ならずも泊まることになったアレキパのホテル。 アエロ・コンチネンテが手配してくれたもので、一応三つ星。シャワーのみ、バスタブなしのコネクティングルームだった (空港でたまたま一緒になった一人旅のM氏と同室にされてしまったよ (^^;)。
 だが、ここまでのホテルが高級だったので、寒々感は否めない。部屋もかなり狭くてスーツケースを開くのに一苦労。 クローゼットは更衣室のロッカーのようであった。シャワーを浴びていて「ナゼこんなに寒いんだ?(イメージではなく物理的に)」と思ったら、 バスルームに換気扇がないため、洗面台の上の方にある窓が全開になっていた(窓の位置が高くて閉められない)。
 立地的にはまあまあ良く、市の中心であるアルマス広場まで徒歩5分程度。翌朝はコンチネンタル形式の朝食を出してくれ、 事情が事情だけに部屋から掛けた電話代は無料だった。アエロ・コンチネンテに請求が行ってるのかもしれないけど。

 ちなみに、このホテルのHP(http://www.hotelcrismar.com.pe/)はなくなったか移転してしまったらしく、 全然アクセスできない。


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