乗 り 物 編


※ $1 = \120 = 3.5ソル(2002.9当時) ※

◆ 飛行機 ◆

 日本からペルーへは現在直行便がなく、アメリカ国内で乗り継がなければならない。 そこで、1番接続が良さそうだったのとJALとマイレージ提携していることから、アメリカン航空をチョイスして格安航空券を購入し、ダラス経由で行くことにした。 帰りの便のリコンファームは不要
 成田←→ダラス間のボーイング777は、エコノミーでも足元の空間が広くてゆったり(「MORE ROOM」というらしい)。 各席にモニターがついていて、映画も常時数種類観ることができる。行きは爆睡していたが、帰りは「スパイダーマン」と「ニューヨークの恋人」を観た。
 機内食は可もなく不可もなし、というところ。絶対前の食事が消化しきらないうちに次の食事が出てくるのでブロイラー状態だけど。 しかし、2002年11月からエコノミーではアルコール類が有料になってしまったのはいただけない (-_-#。 もちろん、ペルー旅行時はまだ無料だったのでビール&ワインを飲んでいました。
 JALとの共同運航便なので機内には日本人スチュワーデスもいるが、日本語放送はなぜかアメリカ人スチュワーデスが担当。 これがまた今どき珍しいくらいの「コントに出てくる外国人」風の発音(「ワタシハ○○デェ~ス」みたいな)で、放送が入るたびにおかしくて仕方なかった。
 ちなみに、アメリカン航空の格安航空券はJALのマイレージとして貯められない(多分)ことがわかったので、事前にアメリカン航空のマイレージ・プログラムに加入。 日本の航空会社と違い、エコノミーでもマイルが100%貯まるのが嬉しい。今回のペルー往復だけで2万マイル弱をゲットできた。 アメリカン航空で貯めたマイルは1万5,000マイルからJALの航空券に替えることができる。

 ペルー国内では、アエロコンチネンテとその子会社であるアビアンディーナ航空に搭乗。
 チェックインすると渡される搭乗券が、コンピュータの連続用紙みたいなのに印刷されていた。 そして2片ではなく3片で1枚の搭乗券になっており、ゲート通過時に1片、飛行機に乗り込んだところでもう1片回収されるという二重チェック方式。 はたして何かの役に立っているのか???
 我々が搭乗したアビアンディーナ航空機は実際にはアエロコンチネンテの飛行機だったが、リマの空港ではアビアンディーナ航空オリジナルペイントの機体も見かけた。 アエロコンチネンテはペルー最大手なので、アレキパでの機体不良後に別な飛行機を手配することが可能だったが、これが機体を1機か2機しか所有していない弱小航空会社だったらと思うと…。 (^^;
 飛行時間が短いので、機内食は軽食のみ。 セスナ外観

 リマ発のナスカ地上絵ツアーアエロコンドルが主催している。
 今までにも海外でプロペラ機に乗ったことはあったが、セスナ機(右上写真)は初めて。 でも我々が乗ったOB-1741便というのは12人乗りだったので、思ったよりは大きい飛行機だった。
セスナ機内  通路の左側が1人席、右側が2人席になっていて、特に指定はされていないので、各自勝手に座る。機内はかなり狭狭(左写真)。 シートベルトが3点式で最初締め方がわからず、ちょっと困った。 前の座席のポケットに英語・スペイン語・日本語の簡単な説明と地図の書かれた紙が入っている。もちろんエチケット袋も。 (^^)
 地上絵を見せるための急旋回時以外は特に機体が揺れたりすることもなく、離着陸もノープロブレム。 ただ、各自の席の上にある通風孔が開けても開けても勝手に閉まってしまい、機内がかなり暑かった。
遊覧飛行証明書  日本から申し込んで$330で「現地申し込みよりお得」と書かれていたのだが、実際に昼食を摂ったイカのホテルロビーに出ていた案内を見たら「$286+TAX18%(=$337)」だったので、確かにちょっと安かった。 だが、日本からの申し込みは4名以上にならないと成立しないらしく、最初に申し込んだときは女王様たち2名しかいないので催行されないと言われていた。 その後、他にも申込者が現れて無事催行される運びとなった。
 フライト後、機長のサイン入り地上絵遊覧飛行証明書(右下写真)がもらえます。


◆ アウトバゴン ◆

アウトバゴン  クスコ←→マチュピチュ(アグアス・カリエンテス)間を往復する観光用列車ビスタドメと呼ばれる展望車仕様になっていて、天井の一部にも窓ガラスがはまっており、眺望が良い(左写真:外観、右写真:車内)。
 ホームで各車両毎に検札担当者がいたりして高級感を醸し出しているが、いざ乗ってみると窓の建て付けが悪くてずっとすきま風が入りっぱなしだったりする(笑)。
 前後の座席の間はある程度余裕があるけれど、マチュピチュ1泊でボストンバッグなどを下に置くと結構足の置き場がない。 展望車になっている分、網棚というものがないので。
 各車両に付いているトイレは、特別キレイでも汚くもないというレベルだった。

 行きの車内では軽い朝食が出る。クロワッサンサンドみたいなものとフルーツサラダと飲み物(コーヒー・紅茶・マテ茶からチョイス)。 ホテルで結構しっかり朝食を摂った後だったので、女王様1号はサラダと飲み物だけ頂いた。
アウトバゴンの車内  その後、マチュピチュ到着が近づくと車内で帽子やガイドブックの販売が始まったが、我々より前の席に座っていたJTBご一行様が重点的にターゲットにされていた&彼らもペルー国鉄の期待に応えて(?)よく買っていたため、車両最後方の我々のところまではワゴンが回ってこなかった。

 帰りの車内ではサービスされるのは飲み物のみ。しかも、1回サービスが済んだ後再び「飲み物は要りませんか?」と聞かれたのでお代わりOKなのかと思ったら、2回目以降は有料であった。 さらにその上、頼んだスプライトがなくて変な甘甘ジュースを買わされてしまった。 (-_-#
 そしてその後また車内販売が行われるのだが、今度の商品はなぜか高級アルパカニット製品。 さっきまで飲み物をサーブしていた男性と女性の乗務員がそれぞれモデルとなって、アルパカセーターやショールを身に纏い、車内を端から端までモデルウォーク。 これはちょっと笑えた。
 車内は暖房がないか、あってもあまり効いていないかで、早朝の出発時・夕方の帰着時はかなり冷え込むので、車内でもすぐに脱ぎ着できる暖かい上着が必要。


◆ バス ◆

INKA EXPRESSのバス  クスコ→プーノの移動で使ったバスはこんなに(左写真参照)ハデハデな大型バスだった。 内部もそこそこゆとりがあって、トイレやフットレストも付いていた。 が、しもべ1号の前の席の女子大生風ねーちゃんが傍若無人なリクライニングぶりで、しもべ1号を怒らせていた。
 プーノ行きの観光付き高級バスを運行している会社はいくつかあり、我々が利用したINKA EXPRESSという会社もその1つなのだろうが、降りるホテルを間違って記録されていたというトラブル経験者として特にオススメはできません。

 ハイラム・ビンガム・ロードを走ってアグアス・カリエンテス駅とマチュピチュ遺跡の間を往復するバスは、席が埋まると出発するという形で、特に運行時間は決まっていない。 我々の場合はこのバス代もツアー料金に含まれていたが、往復$9らしかった。
 バスの種類はINKA EXPRESSと同じような大型バスもあればミニバスもあってさまざま。


◆ タクシー・その他 ◆

 ペルーのタクシーはメーターではなく事前交渉制。英語の通じない運ちゃんも多いので、メモとペンがあると交渉に便利。
 リマ市内にはコンビやチャマという乗り合いミニバスもたくさん走っている。 開けっ放しのドアステップに立っている車掌さん(といっても若いあんちゃんたち)が「どこどこ行きだよ~」と叫びながら路肩に寄って来るが、これを観光客が乗りこなすのは難しそうだった。


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