食 事 編 |
◆ FOOD ◆
- ◇ セビッチェ ◇
おそらく、ペルー料理で1番有名なのがこのセビッチェ。ボイルしたイカやタコ、生の白身魚とタマネギをレモン汁などであえたものです。
セビッチェにもいろいろ種類があるようだが、右写真のセピッチェ・ミクスト(=ミックス・セビッチェ)が最もポピュラーでしょう。シーフードだけあって、海岸部のリマなどでは「セビッチェリア」というセビッチェ専門店も多いようなのですが、1号がこれを食したのはアレキパ。 値段は17ソル、味は…無茶苦茶酸っぱかった! (*.*)
本来セビッチェは朝獲れた魚介類を使って昼に食べるものらしく、セビッチェリアも夕方で店じまいするのがスジ(?)らしい。 夜まで保たせるためにガンガンにレモン汁をかけていたのか?
付け合わせの蒸しサツマイモ(オレンジ色の物体)が妙に美味しかった。
- ◇ アンティクーチョ ◇
ペルー最終日の夕飯時、「あとメジャーなペルー料理で食べてないものは…」ということで、リマ・ミラフローレスのピザ屋街(?)にいたにもかかわらず食べたアンティクーチョ。 皿の上の串焼きがそれです。その正体は牛の心臓の肉。1/4チキン、ポテト、チョリソとのセットで15ソル。
肉は思ったよりやわらかくて美味しい。味にクセはなくて食べやすい。しかし、ご覧のとおり、アンティクーチョだけでも結構なボリュームがある(写真には1本しか写っていないが、2本あった)のにこのセットの量は…。 (-_-)
なぜだかわからないが、ペルーで出てくる料理は軒並み凄いボリュームがあった。ペルー人は割と小柄なのに、料理の量はアメリカ人並。 フツーサイズの胃袋を持つ1人旅の日本人(特に女性)にはちょっと厳しいものがあると思う。
- ◇ トゥルチャ ◇
トゥルチャとはマスのことで、チチカカ湖などでよく獲れるらしい。
この料理はプーノのホテルのレストランでしもべ1号が注文したトゥルチャ・ア・ラ・プランチャ(鉄板焼き)。 正確な値段が不明だが、多分25ソルくらい。以下、しもべ1号談
「ホテルででてきたものは、かかっているソースが甘くて一緒に食べるとソースの味しかしない!!
ソースがかかっていない部分だけ食べるとパサパサとした大味。淡水魚系の臭みはない。
甘いソースがマッチしているわけではないがソースで食べないとすぐに飽きます。」プーノのように標高の高いところではトゥルチャに十分火が通ってないこともあるので注意、などという話もあり。
- ◇ ロモ・サルタード ◇
ガイドブックによれば「セビッチェに次ぐペルーの代表料理」だそう。牛肉を細切りにしてピーマン、タマネギ、フライドポテトと炒めたもの。 …なんでわざわざフライドポテトも炒めるんだろう…?
これはアレキパでの夕飯時にしもべ1号が注文したもの。値段は15ソル。
醤油系の味で日本人にも親しみやすい、などと書かれているが、アレキパのレストランのテラスが吹きさらしで極寒だったため、しもべ1号の味の記憶は飛んでしまっているらしい(爆)。 それほど強烈に印象に残る料理というわけではないということも言えるけど(本当か?)。
- ◇ アルパカ料理 ◇
クスコでアルパカを見たしもべ1号が「見たら食べたくなった」と言いだし、マチュピチュでの夕飯時にトライ。
「ア・ラ・プランチャ」だから鉄板焼きだが、実際にはもうちょっとお上品にステーキ風だった(右写真)。値段は$12。以下、しもべ1号談
「ヤクに似た臭みを想像していたけれど、臭みもほとんどなくあっさりしたお味です。鶏、豚、牛では牛に近いかも。
食べながら、前日に見た赤いリボンをつけたかわいらしい子供のアルパカを想像すると食感だけではない味わいがでます(をい)。」もう1種類アルパカ料理があったので、そちらは女王様1号が注文。後から考えると、アルパカの肉を使ったロモ・サルタードみたいな感じだった。 値段は同じく$12。ア・ラ・プランチャより味付けが凝っていたし、特にアルパカ臭さは感じられなかった。
- ◇ その他 ◇
ガイドブックにもトップで載ってるし、他のHPでもオススメされていたし、ガイドさんも強くプッシュするので、クスコ1日目の夕飯は「プカラ」というペルー料理の店に行きました。
女王様1号は風邪気味だったので暖かいものを…とハーブ入りチキンリゾット(右写真)を注文。 壺入りか?と思うほど大量だけど、10ソルとお安い。かなりハーブがキツかったが、美味しかった。 隣に写っているのはホットレモネード、2.5ソル。
しもべ1号はスパイシーチキン煮込み(左写真)なるものを注文したが、味的には普通の美味しいチキンカレーだったらしい。16.5ソル。
プカラはそんなに大きくはないが、アットホームな感じ&リーズナブルな値段だし、味も良いので確かにオススメの店かも。海外旅行に行くと中日あたりに中華料理を食べることの多い女王様。今回は特に中華料理店には行かなかったが、フリアカ空港の食事処でチキンチャーハンを食べました。 10ソル。味はそこそこなのだが、これまた山盛り。日本で出てくる量の倍以上あった。
今回の旅行で結局食べ損ねたのがクイ料理。クイとはモルモットの一種だが、かなりデカイ(多分鶏くらい?)。 丸焼きなどで食べる、高級料理なんである…一応。
これにしもべ1号がアレキパでチャレンジしようとしたのだが、夜遅かったから売り切れていたのか「ありません」と言われてしまい、幸か不幸かクイ料理は幻に終わったのでした。◆ DRINK ◆
◆ 関連情報 ◆
- ◇ ビール ◇
アルコールは高山病を誘発する…というのでペルー観光中はなかなか飲む機会がないのですが(笑)、海岸地帯のリマや比較的低地(といっても海抜2,000m超だけど)のマチュピチュやアレキパでなら大丈夫!
ペルーでビールというと、まずはクスケーニャ(左写真)。「ビール・コンクール(って何?)でドイツに次いで2位になった」そうな。 さっぱりしていて飲みやすい味(しもべ1号曰く、ハイネケンに近いかも)。
普通バージョンのボトルは十二角の石の写真がラベルに使われているだけだけど、マチュピチュで売られていたボトルはボトル自体に十二角の石がデザインされていた(わかりにくいけど写真をよ~く見てください)。
マチュピチュ入口付近の売店で買ったら7ソル(=$2)でしたが、夕飯時に中のレストランで頼んだら$3でした。 フリアカ空港の食事処では3.5ソル、イカのホテルでの昼食時に頼んだときは5ソルと、場所によりかなり値段にバラつきがあります。
売店では瓶ビールの栓を抜かずに渡されたので「栓抜きは?」と思ったら、栓抜きを使わずにねじ開ける栓なのでした。 なんか不思議。アレキパではアレキペーニャを賞味(右写真)。味的にはクスケーニャと同じ系統だった気が…テラスで食べながらで寒かったので、よく覚えていません(寒いのになぜビールを頼むのだ…)。 4.5ソル。
- ◇ マテ茶 ◇
高山病に効く飲み物としても知られるマテ茶は、マテという灌木の葉をお茶のようにしていれたもの(詳しくは日本マテ茶協会のHPへ)。
クスコやプーノのホテルでは、チェックイン時にまずは1杯出してくれたり、ロビーで自由に飲めるようになっているところも多い。 朝食の席や、飛行機や列車内のサービスでも「コーヒー? 紅茶? マテ茶?」と聞かれる。見た目は右写真のような色で、それまで飲んだことのない味だった。日本茶とも中国茶とも違って独特。 あまり濃い味ではなく、出涸らしっぽい? 女王様1号としては美味しいとは思えなかったが、クセになる観光客も結構いるらしい。
- ◇ インカコーラ ◇
- ペルーで「コーラ」といえば、コカ・コーラでもペプシ・コーラでもなくこのインカコーラなのだ。 マテ茶同様、ペルー国内線の機内サービスなどでも当然のように飲める。
色は着色料てんこ盛り!という感じの黄色で、ちょっと「マウンテン・デュー」っぽい。 子供の頃に駄菓子屋で売っていたチューブ入りジュースの味がした。
- ◇ 3Qs’Mouth『ラテンアメリカ・ペルー料理「ロミーナ」』
- ペルー旅行の打ち上げに行った、四谷のペルー料理店のレポートです。