番外編タイトル

※ $1=10~11ペソ=102円前後(2008年10月上旬時点) ※

 今回の乗り物

 今回の飛行機移動は、国際線がコンチネンタル航空で国内線がメキシカーナ航空
 コンチネンタル航空機内のエンターテイメントシステムはかなり充実していて、映画・音楽・ゲームなどのプログラムが豊富。 女王様1号は英語字幕の付いた「電車男」と中国語字幕の付いた「カスピアン王子の角笛」を見た(タイ語字幕の「インディ・ジョーンズ4」も少しだけ見たが、なぜか吹き替え音声の調子が悪くてギブアップ)。
 しかし、コンチネンタル航空に限らず、太平洋路線はアルコール有料(350mlビールで$5)というのがいただけない。 貧乏性なのでついついノンアルコールで我慢してしまった…。機内食のお味はフツー。
 コンチネンタル航空は預け荷物の重量オーバーにキビシイらしく(50ポンド≒23キロを超えると超過料金)、帰国時のチェックインカウンター前にある秤でスーツケースを量ってみてオーバーしてる!と慌て出すツアーメンバーが若干名。 女王様1号の荷物は15キロくらいしかなく余裕でしたが。それにしても、姉妹で1つのスーツケースだった人たちはともかくとして、1人で23キロを超えていた人は何がそんなに入っていたのだろう…。

メキシカーナ航空  右写真は国内移動で乗ったメキシカーナ航空。メキシコシティの空港の国内線ターミナルにはスーツケースのX線検査装置がなく、いちいちスーツケースを開けて係員が手作業で調べるので面倒。 さすがに女性の衣類などはそんなに調べられないようだけど、(100ml以上の液体は機内に持ち込めないので)ミネラルウォーターをスーツケースに入れていたら没収されたというツアーメンバーも。 女王様1号も入れていたが別に問題なかったので、そのへんは係員の一存のようだ。
 余談ですが、このときのマイルを提携しているアメリカン航空のマイレージプログラムに後日加算しようとしたところ、添乗員さんからもらったのが搭乗券だけで航空券は渡されなかったので、マイル加算フォームに記入すべき「チケット番号」(航空券に記載されている)がわからなくて困ってしまった。 が、ダメもとでテキトーなチケット番号を記入し、コメント欄に事情を説明しておいたところ、無事マイル加算できました。なんでもトライしてみるもんだ (^^)。

 その他の移動はすべて大型バスで。人数的にだいたい1人で2席使えたし、車内にトイレもあったのはいいが、よく見るとフットレストが壊れていたり、カーテンを抑えておくプラスチック製の留め具が折れているせいでカーテンがバサバサとうっとうしかったり、やはり日本のように細かいところまでは行き届いていない。
 そして5日目に乗ったバスが最悪で、エアコンの吹き出し口の部品(風向きを調節したり、寒いときは全部閉じたりするヤツ)が丸ごとボコッとなくなっていて、その穴から冷風がゴーゴーと吹き出している箇所が多数。 添乗員さんに言ってガムテープで塞いでもらったが、車体の壁と天井の隙間?からも冷風が吹き付けてきて、女王様1号は重ね着も虚しく風邪を引いたのでした。


 メキシコシティはクルマ社会

夕方の渋滞  メキシコシティは思っていたよりも大都会で、非常にクルマが多い。市内で1番大きいレフォルマ通りは片側6車線と広いのだが、それでも朝晩のラッシュアワーには大渋滞(左写真)。
 市内の通りはほとんどが一方通行になっているので、距離的に近いところに行くにもぐるっと遠回りしなければいけなかったり。 タクシー

 右写真ののクルマは市内でよく見かける旧型ビートルのタクシー
 日本では「タクシー強盗」と言えば「乗客が強盗になって運転手を襲う」事件ですが、メキシコで「タクシー強盗」と言うと「運転手が強盗になって乗客を襲う」ことらしい(なので流しのタクシーは利用しないようにとガイドブックにも書かれている)。 ところ変われば品変わる…?


 アメリカ入国審査

 入国審査時に顔写真撮影と指紋採取が義務づけられてから初めてのアメリカ上陸。 しかも、指紋は以前は左右の人差し指だけだったのがより厳しくなり、両手の指10本全部取るようになっていた(帰国時は2本だけだったかも)。おかげで時間がかかりまくり! 往路は多少早く飛行機が到着したので大丈夫でしたが、復路はちょうど入国審査ラッシュとぶつかってしまい、あやうく乗り継ぎに間に合わないところでした。 係員に言って割り込ませてもらってギリギリセーフ。
 往路の入国審査官氏は、女王様1号のパスポートの過去の入国スタンプをやたら念入りに調べたあげく、「ロシアに何をしに行ったのか?」と聞いてきた。 「観光」と答えると、「観光?ロシアに?…ふーん」みたいな反応。もしやスパイ疑惑をかけられたのか?!(なんでやねん)
 手荷物検査場でのチェックも厳しく、上着&靴を脱いで装置を通るよう指示されます。 女王様1号はベルトも外していたのにそれでも装置が鳴ってしまいオロオロしたが、うっかり金属製のバレッタで髪を留めていたせいでした(爆)。


 メキシコ式敬礼のナゾ

 以前からサッカーの試合前の国歌斉唱のときにメキシコチームがとるポーズが気になっていました。 右手を水平に胸に当てるポーズは、日本人から見れば志村けんの「アイ~ン」そのもの。
 このポーズには何か深い理由が?と現地ガイドさんに尋ねてみたところ(現地ガイドさんも「私も最初の頃不思議に思ってメキシコ人に聞きました」と言っていた)、「国旗に敬意を表すポーズ」として小学校で教わるらしい。 かといって、別に法律などで定められているわけではなく、欧米でもよく見る左胸に手のひらを当てるポーズでも構わないらしい。
 現地ガイドさんによると、メキシコ以外の中南米の国でも同じようにやる人はいるようなのだが、少なくとも女王様1号はサッカー試合前の国歌斉唱でメキシコチーム以外にこのポーズを見たことはないと思う。 なので、この説明だけではイマイチ納得いっていません。個人的には「あれは実はマヤの戦士のポーズで…」的な由来を期待していたのですが (^^;。 メキシコ式敬礼についてもっと詳しくご存じの方はゼヒゼヒご一報ください。


 メタボ

 カンクン在住の現地ガイドさんが「2ヶ月くらい前に、日本からのお客さんに聞いて初めて『メタボ』って言葉を知ったんですよ~」と言うので、他のツアーメンバーも交えて「余計なお世話だメタボ健診」などと雑談。
 メタボ健診のことを聞いた現地ガイドさんは「それは日本よりメキシコに導入した方がいいですね」と力強くうなずいていた。 確かに老若男女問わず、メキシコ人はかなりの高確率でメタボ。タコスやトルティージャなど、炭水化物の摂りすぎ? カンクンの夕飯レストランで見たマリアッチ隊も8人くらいのメンバーのうち、痩せているのは1人しかいなかった。


 メリダのインターネット屋

 4日目の夕食後にメリダ市街をぶらついたときに、ガイドブックの地図でチェックしていたインターネット屋に入ってみました。 ソカロ周辺のみやげもの屋が並んだり歩行者天国になったりしている明るいエリアから通り1つ隔てたところで、そこから先は暗く静まりかえったエリアになるのだが、この店は通りを渡ってすぐのところにあるので特に心配はナシ。 店の前のテーブルで店主のオジサンが世間話をしていたので、「インターネット?」と聞くと店内に案内してくれた。
 日本語フォントに切り替えてメールチェックやYahooニュースのチェック。 世界的株価暴落はホテルのTVで見て知っていたけれど、巨人の大逆転優勝やロス疑惑の三浦元社長自殺などのローカルニュースを仕入れることができました。
 正確な利用時間は覚えていないのだが、おそらく30分以上1時間未満使って料金は8ペソ(=80円くらい)とかなりお安かった。 確か最低料金が15分で3ペソ。通信速度もそんなにストレスは感じなかった。
 店内にいた見るからにオタクっぽい地元の女子中学生がアニメのサイトを熱心にチェックしていたのが印象的でした。


 メキシコ郵便事情

 メキシコ在住の現地ガイドさんたちが口を揃えて言うには「メキシコからの郵便物は『届いたらラッキー』くらいに思ってください」とのこと。
 そこで運を天に任せてカンクンのホテルのフロントに頼んで絵ハガキを出したところ、約3週間後に無事届きました。 一応エアメールなのに3週間かかるというのもなんだかなーだが(実は船便だったのか? 一定量溜まるまでホテルが出してくれないのか?)、届いたのでラッキーなんでしょう多分。 切手代は14.5ペソ


 旅の予習

 女王様1号が今回の旅に備えてガイドブック以外に読んだ書籍をご紹介。

・『旅名人ブックス 5 メキシコ古代遺跡とカンクン』 日経BP社
・『写真でわかる謎への旅 メキシコ/マヤ&アステカ』 雷鳥社

どちらも遺跡関連の写真が豊富でわかりやすい。ただし情報はちょっと古い。

・『古代メソアメリカ文明 マヤ・テオティワカン・アステカ』 青山和夫著 講談社選書メチエ

観光旅行前に読む本としてはちょっと専門的すぎて力尽きました…。

・『マヤ文字』 山瀬暢士著 メタ・ブレーン
・『マヤ文字を書いてみよう読んでみよう』 八杉佳穂著 白水社

遺跡を見たときにちょっとでもマヤ文字が読めればなぁ…と思って購入したが、そんな簡単には読めませんよ、ということがよくわかる本(笑)。
後者には「自分の名前をマヤ文字で書いてみよう」という試みがあり、80円切手同封で編集部に送れば著者が添削してくれるらしい。

 実際のマヤ文字は複数の文字を漢字の「へん」と「つくり」のように1文字に組み合わせたりして非常に複雑なのですが、マヤ文字ペンダントトップの場合はアルファベットに対応するマヤ文字を当てはめる感じで簡略化されています。
 そこで、以前の『エジプト・トルコ旅行記』で作成した「ヒエログリフで遊ぼう」のCGIを流用して、「マヤ文字で遊ぼう」を作ってみました。リユース&リサイクル!
 下記のメニューからどうぞ。


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