観 光 編 < 第4日 ベナレス→アグラ > |
一行のクルマは8時前にムガールサライ駅に到着。8時35分発の列車に乗ってからお弁当の 朝食&昼食を食べ、16時35分にはアグラ(駅としてはツンドラ駅)に着く…というスケジュールだったのだが。
駅に入って情報を仕入れてきたガイドさんの表情が曇っている。
「列車は3時間くらい遅れています」… (;_;)
デリーからベナレスへの夜行列車は割と定刻通りだったのだが、それはデリー始発の列車だったから。今度乗る列車は遙か東の ダージリン(紅茶で有名な)あたりから丸1日以上かけてやってくるため、遅れも大きいらしい(と、この時はまあ納得した)。ホームの待合室(waiting room)内にあったトイレは「入ろうと思えば入れなくはない(しもべたち談)」という状態だったので、 女王様たちはホームの端にあったチップ制トイレに行ってみた。個室のドアはものすごい頑丈な鉄の扉になっており(使用しない時は 南京錠で閉めてある模様)、手で押したくらいでは全然開かない。女王様1号がキレのいい「女王様キック(?)」をドアの隅に連発し、 どうにか開く。チップ制だけあって、中は予想外にキレイだった。トイレチップの相場は1人5ルピーなんだそうだが、3人で 10ルピーしか出しませんでした。
とりあえず駅構内に入り、ホームにある薄暗い食堂でお弁当を食べる。ポット入り紅茶を頼んだら、期待したようなチャイでは なく、単なるティーバッグの紅茶だった。
食べ終わってホームを探検。お牛様はホームにもいた。お弁当に入っていたリンゴをしもべ1号がお牛様に差し出すと一口 でゴクリ。これまた周囲のインド人の笑いを取る。彼らは通りすがりのお牛様にわざわざ餌をやったりはしないらしい。(ちなみに ほとんどは野良牛ではなく誰かの持ち物だそうだ。街中で放牧してるだけなのね…って、どうして街中に放しちゃうんだか (^^;) 別な牛が線路を歩いているのも見たが、列車が入ってきたらどうするのだろうか…。10時頃になってガイドさんがさらに列車が遅れそうだという情報を持ってきた。そこで絵はがきに貼る切手を買いに郵便局に行き がてら、駅近くをちょっと散歩する。露天の八百屋の店先で写真を撮ったり、電話屋(長距離電話や国際電話もかけられる電話が 店内に1台あるだけ。日本だったらもちろんただの電話ボックスだ)で女王様6号&しもべ2号が実家にTELしてみたり。 (安くて、びっくりするほどよく聞こえたそうだ)
だがそうやって時間をつぶしてもまだ列車は来ない。しかもガイドさんが駅長から得た情報によると、「乗っている学生たちが 非常停止ボタンを押して遊んでいるためしょっちゅう止まっている」だと~?!これはもう列車が来たら奴らに女王様キックを お見舞いして社会常識を叩き込まねば!と怒る女王様1号だった。(しかし、一行が乗ったときには奴らはもう降りてしまっていた)
結局列車が来たのは13時ちょっと前。駅周辺で5時間も過ごしたことになる。列車に乗ってからは昼食のお弁当を食べ、昼寝をし、 ガイドさんに一行の名前のヒンディー語での書き方を教わり、という具合。ようやくアグラについて、ホテルまでの車中ではみな落ちかか っていた。ホテルでの遅い夕食を摂っているときも気を抜くとそのまま寝そうなほど。(でもビールは飲んでしまう。)