観 光 編 < 第3日後半 サールナート > |
ホテルに戻って昼食後、ベナレスからクルマで30分ほどの仏教遺跡・サールナート(鹿野苑)へ。仏陀が初めて説法をした (初転法輪)場所、らしい。
ガイドさんと女王様6号・しもべ2号を乗せたクルマが前になり、女王様1号・5号としもべ1号・3号が乗る車が後に続いて一路 サールナートへ…その時、助手席に座っていたしもべ1号が突如叫んだ!
「象だ象だ!」
なんと対向車線前方から悠然と象がやってくるではないですか!それも観光用の象ではなく、背中に人間2名と荷物の袋を積んだ 「働く象」。(顔面にはペインティングがされていたけど。)
これがインド初の象との遭遇だったので、車内の4人は逆上して写真を撮りまくった。中でも象好きしもべ3号がカメラを取り出す 速さは特筆モノだった。 (^^)
一瞬の興奮状態が収まり、一行が去りゆく象の後ろ姿を眺めていると、今度は前方から見覚えのあるクルマが猛スピードでやって くる。そう、女王様6号&しもべ2号を乗せたクルマは先程の象を激写すべく、Uターンして行ったのでした。後ろの車内は思わず 爆笑。
サールナートでは、遺跡を見る前にまず考古学博物館を見学。ここのメインはサールナートで発掘されたアショカ王の石柱の上に
載っていた4頭のライオン像。他にも仏陀の石像などが展示されている。
しかし善行は積んだものの(?)熱心な仏教徒ではない一行は、ガイドさんの「数珠を売っている店に行きますか?」という誘いを
あっさり断りシルクサリーの店へ。さらにホテルへの帰路で「他に寄りたい
ところはありますか?」と聞かれて女王様5号が「酒屋。」ときっぱり。
ありがたい仏教遺跡も煩悩だらけな一行には猫に小判だったようだ。 (^^;
ガイドさんに仏陀の話をしてもらいつつ、石造りの遺跡を見て回る。仏教を学ぶために来ていた学生たちの寮の部屋
(?)や、彼らが帰国するときに寄進していったストゥーパなどが残っているらしい。サールナートは仏教遺跡なので、インド国内や
国外からオレンジの衣をまとったお坊さんが結構見学に来ている。
その中に、観光客ではない日本人のお坊さんがいた。後藤さんという元々は曹洞宗のお坊さんで、20年前にインドに渡り、ここ
で貧しい子供のための学校を建てたりしているらしい。後藤さんに学校の様子を写したアルバムを見せてもらい、一行は予備の
ボールペンやお金を寄進した。たまにはいいこともするのだ。(自分で言うな)
この日はお祭り日だったことと関連があるのか、外務大臣が来訪するとかでヒンズー寺院が派手な電飾でライトアップされて
いたり、あちこちで結婚式が行われていて我々の泊まっていたホテルでも
ベナレスのお金持ちの披露宴が行われていたりした。そんな中部屋に戻ったGO GO INDIA隊は、買ったばかりのビールを
手に、明日朝の沐浴見学に備えて鋭気を養うのだった…(?)。