エジプト観光編

< 第4日(後半) カイロ市内自由行動 >

◆◇◆ 「明日の朝はちょっと早い」 ◆◇◆
 ナイル川に浮かぶ船上レストランで昼食後、ホテルに戻ってここでガイドさんとはお別れ。 現地係員のアリさんに「午後の自由時間に出かけますか?」と聞かれたので、一行は「ハーン・アル・ハリーリバザールに行きたい」とリクエスト。 するとアリさんが1人$10でタクシーを手配してくれた。(しもべ4号はハライタダウンによりホテルで留守番。)
 さらに、明日の起床時間についてアリさんが「明日の朝はちょっと早い」と言う。確かに明日は朝のうちにカイロからイスタンブールへ飛行機移動なのだが…。
「モーニングコールは…時45分です」
よく聞き取れなかったので「5時45分?」と確認すると
「2時45分です。」と容赦ない答えが返ってきたのだった。(ちなみにホテル出発は3時30分。)
 どこが「ちょっと」なんだ、どこが。 (^^;

◆◇◆ しもべ1号 アリババになる ◆◇◆
 やってきたタクシーの運転手はカタコト英語でよくしゃべる。ダッシュボードに各種観光名所のパンフ類を装備しており、次から次に取り出しては「ここに行かないか?」と言っている模様。 そんなことになったらボラレるのは明らかなので、一行はきっぱりと拒否。
 目的のバザールに到着し、待ち合わせ時間を決めて降りようとした時、運転手が急に尋ねた。
「お前たちはガイド(アリさんのこと)にいくら払ったのか?」
我々がアリさんに払った金額を聞き出して、それだけもらっているならもっと俺に寄こせ!とアリさんに言うつもりに違いない。 $10と本当のことを言ったらアリさんの取り分が減ってしまうかも。ここはアリさんのために実際より安く言わねば!…と、同じ考えが一行の脳裏を瞬時に駆けめぐった。 ではいくらと答えればいいのか?
 一行はどきどきしながら日本語で相談した。運転手は英語がわからなかったら数字で書けとメモを出して催促してくる。 (その程度の単語はわかるわい! (-_-#) 結局一行が出した結論は1人$6として$30。アリさん、これで良かったでしょうか?(って誰に聞いてるんだか)

 ハーン・アル・ハリーリバザールはカイロ最大の観光バザール。だが思ったより小さかったので、最初は距離感がつかめずに迷ってしまった。 こういうところを日本人が歩いていると「おしん」と声をかけられる(以前エジプトで放映され大人気だったらしい)と聞いていたのだが、それは1度しか言われなかった。 この時バザールで流行っていた日本語は「さらばじゃ」だった。
 しもべ1号が病床のしもべ4号の代理としてヒエログリフ模様のTシャツ購入を頼まれていたので、Tシャツ屋に入って5人全員で値切り交渉。 かなりしつこく値切り倒した末に商談成立。 しもべ1号は店の人に「アリババ」と呼ばれていた。日本的に言ったら「持ってけドロボー」って感じなのだろうか?
 女王様1号・5号・6号が買いたかったのはガラスの香水瓶。 みやげ用にまとめ買いするため、安い店を探しつつ、どんどんバザールの奥へ進んで行くと、通りを挟んで2軒のガラス屋があった。 1軒の方にはあまり品数がなかったので、もう1軒へ。1ヶ5ポンド(当時1エジプトポンド≒30円)のサイズの香水瓶が手頃そうである。 値切るために
「あっちの店では1ヶ3ポンドだったよ」とハッタリを言ってみると…向かいの店に確認に行かれてしまった。  (^^; 戻ってくると
「OK、1ヶ3ポンドでいいよ」とのこと。しまった、もっと値切れたのか?だがもう引っ込みがつかないのでその値段で妥協。 女王様たちが香水瓶を買い終わって店を出る時、店員が向かいの店の店員と握手していた…。くぅ。
 なお、女王様たちが香水瓶をあれこれ物色している間、ツタンカーメンの呪いはしもべ2号にも及び、彼はバザール内の公衆トイレに案内してもらうという貴重な(?)体験をしたのだった。 (こんなネタばかりで失礼)

 ホテルに戻った後はさっさと夕食を済ませ、「ちょっと」早い起床に備えて良い子は8時就寝。


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