【廃墟マニヤ File023】
Y・もあ村(茨城県)
(その4)
……気を取り直してどこから攻めるかを検討します。いつものことながら、こういった施設の地図はものすごくわかりにくく、地図に出ていない建物もあちこちにあるようです。
「SLの森」へ行ってみると、客車らしきものが放置されていました。
以前はミニSLも残っていたらしいのですが、残念ながら一人で旅に出てしまったようです。
係員用の小屋を覗いてみると、おそらく動力用でしょう。たくさんのバッテリーと、ほのぼのとした感じのポスターが残されていました。
赤門。元々赤門というのは医者の屋敷の門のことだったらしく、本当は「医薬門」というようです。ちなみに東大の赤門は、徳川家斉が娘を前田家に嫁がせたとき、加賀藩邸正門の黒門とは別に丹塗りの門を設けさせたのが始まりだそうで、赤いペンキが塗られているわけではありません。
まあ、それはおいておくとして、ポツンと置かれたトロフィーが気になりますね。
侵入者によって放置されたのでしょう。でも、ここに置く意味がわかりません。芸術?
その少し先にあったみやげもの屋さん。やっぱり荒らされてます!
たぶんワタあめの販売機だと思うのですが……。
みやげもの屋の中には、みうらじゅん言うところの「いやげもの」が大量に残っていました。さすがのヤンキー君たちも、これは換金不可能でしょう。
(続く)
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