【廃墟マニヤ File012】
O仁金山(静岡県)
(その9)
小屋側から外を眺めるとこんな感じでした。ちなみにインクラインの跡を見下ろす方向の写真は、木が生い茂っていて何がなんだかわからないので撮っていません。
草の茂った鉄板のところがインクラインの車両(?)部分。そういえば、また軌間を測ってくるのを忘れました!
車両の下側ですね。
上の写真で、右側はH型のフランジを持つ車輪、左側はフランジの無い幅広い車輪になっていました。登ってくる途中のレールでは確認できませんでしたが、おそらく途中に交換用のポイントがあったのでしょう。
こちらのほうが平車輪の形状はよく確認できますね。ツメのような部分はロック装置でしょうか?
手前はロックを外すためのレバーだと思います。あくまでも想像ですけど……。
この小屋、下から見たときはもっと小さい印象だったのですが、意外と奥行きがあります。小部屋の後ろにも空間があるようです。
「なになに、このはしわたるべからず? それならば真ん中を通ればよいのでしょう、はっはっはっ」ポクポクポク……「ギャッ!」……といったような経緯があったのかどうか知りませんが(間違いなくないですね)、小屋の前の通路には誰かが踏み抜いたような跡がありました。
(続く)
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