【廃墟マニヤ File012】
O仁金山(静岡県)
(その2)
O仁金山の存在はだいぶ以前から知っていたのですが、伊豆半島には見たいところが山のようにあったため、つい後回しにしてしまい、ようやく私がこの地を訪れたのは1999年3月のことでした。
こちらは鉱山手前にあった建物です。おそらく鉱山かヘルスセンター(金山と同じ帝国産金興業株式会社が経営していました)関連のものだと思いますが、頻繁に人が出入りしていて近寄れなかったので、正体は不明です。
あまり近づいてしまうと選鉱場上部が見えなくなってしまうので、民家の屋根越しに一枚。
もう少し寄って見ると、かなり崩壊が進んでいる感じです。
狭い道を選鉱場に向かって進んでいくと、満開の桜が私を迎えてくれました。
かなりの迫力! あいにくの雨のため、不気味な印象が当社比150%アップという感じです。
手前にあった素敵な変電所。ちょっとファニーフェイスですね。色合いも妖しい感じでイカしてます。
碍子がゴツゴツといい雰囲気。
ドラム缶もいい色じゃないですか。
中には変電施設は残っておらず、物置になっていました。
脇に残っていた事務所のような建物。
選鉱場の真下へ。3000枚も使われたというガラスはほとんど残っておらず、虚ろな穴がずらりと並んだ姿に圧倒されます。
(続く)
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