郵便局めぐりの記録・2005年前半

●2004-12-31,2005-01-01(ニワトリの里・初日の出放浪)
 年越しは秋田県比内町のあたりで過ごしました。ニワトリということで街はもう少し盛り上がっているのかなと思ったのですが、見事に期待を裏切られてしまいました(^^;; 酉年記念どころか、まるで普通の休日のようでした。
 比内郵便局の局員さんのお話では、正月にここの消印を押印して投函される年賀状が1000通近く(だったかな?)あったとのことでした。訪問記はこちらです。

●2005-01-10(ハードな愛知・一日目)
 2日間かけて、今年話題の愛知県に行ってきました。一日目のこの日は祝日ということで、郵便局は外から撮影するだけです。

  
 半田板山局、知多朝倉局、東海南局

 
 三好局、三好莇生簡易局

 この後は深夜3時まで営業している◎0085今池などでウダーとした後、無茶苦茶寒い夜の町を、翌日の郵便局めぐりの起点となる高蔵寺まで自転車で移動しました。

●2005-01-11(ハードな愛知・二日目)
 寒さに震えながら何とか高蔵寺に到着。駅近くにある24時間営業のガストに入ってしばらく時間を潰します。そして眠い目をこすりつつ今日最初の訪問局、内津簡易局へ。時間があったので近くを周遊して、19号線の内津PAや神社などを見てきました。

  
 郵便局の少し上には「内々神社」があります。「内々」とは「うつつ」=「内津」の事。境内にはノートも置いてあって旅人が言葉を綴っていきます。
 右の2枚は郵便局。小雪の舞う寒い日となりました。


 春日井神屋簡易局

 
 中部大学内簡易局です。大学の中にありますが構内は自転車進入禁止。

 高蔵寺高森台局
 やがて高蔵寺地区に入ります。高蔵寺地区は典型的なニュータウンで、その中に郵便局も6局ほどあります。中でも高蔵寺局(三桁集配局)はかなりの混雑でした。

 
 春日井東山簡易局、大草簡易局。


 つい最近「造形短大前簡易局」から改称した造形大学前簡易局です。

 春日井市から小牧市に入って、小牧上新町郵便局まで29局にて今日の郵便局めぐりは終了。急いで自転車を片付けて、再び18切符で東京に向かいました・・・が、寝不足がたたって体調を崩してしまい、東京に戻った時は半死にのような状態でした。

●2005-01-20(群馬・埼玉 郵便局めぐり)
 群馬県と埼玉県の県境のあたりで郵便局めぐりをしてきました。訪問記はこちらです。風邪は治りましたが風とか色々に悩まされました・・・

●2005-02-05(ふらりと荒川東尾久四郵便局)
 
 荒川東尾久四郵便局。3月に移転するそうです。

●2005-02-07(ふらりと多摩・武蔵)
沢井駅前郵便局

所沢三ヶ島郵便局

●2005-02-16,17(名古屋空港と中部国際空港)
 名古屋空港内郵便局と常滑郵便局セントレア分室を訪問するために愛知県に行ってきました。当該局はどちらも大行列・・・しかも豊山町の名古屋北部市場内簡易局は一時閉鎖のため訪問できませんでしたが、何しろ久々の開局ということで楽しんでまいりました。訪問記はこちらです。

●2005-02-23,24(小笠原へ!)
 2月21日から28日まで小笠原を訪問。久しぶりに東京都内の訪問局を積み増すことができました。小笠原郵便局は南の島の雰囲気が漂う外観、母島簡易郵便局は農協受託の簡易局です。


 ここが小笠原郵便局。どことなく南国な雰囲気が漂ってます。
 はるばる来た記念に貯金と小為替、押印などをお願いして、さらに
スケッチなどもしてみたり。


 小笠原と内地の郵便を結ぶのは一週間に一往復のおがさわら丸。
というわけで郵便局の郵便物取扱いの時間もおが丸中心で決まっています。


 引き続いて母島上陸、まずは何は無くとも母島簡易郵便局へ。
東京都最南端の郵便局は農協受託の明るい感じの簡易局でした。
 こちらでも貯金、小為替、押印と一通りお願いしました。

●2005-03-08(惜別・中野本町五郵便局)
 一時閉鎖目前の中野本町五郵便局に顔を出してきました。局内の数カ所に「郵便局の一時閉鎖について」の張り紙が貼ってあります。交通量の多い中野通りに面していてお客さんも少なくなさそうなだけに残念です。

  

 都内では特定局の廃止がちらほらと続いています。続いているといってもまだ一桁ですが、民営化論議が本格的に進んでいくとこれが百あるいは千という単位になっていくのでしょうね。郵便局ファンとしては寂しいことです。

●2005-03-10(惜別・川角簡易郵便局)
 埼玉県で農協の統廃合があり、その関係で3つの郵便局が一時閉鎖になるとのこと。というわけでそのうちのひとつの川角簡易郵便局(毛呂山町)をお別れ訪問してきました。
 コースは北本市→坂戸市→川角簡易郵便局→都幾川村→大里町。勢い勇んで行ったのはいいのですが、この日も恒例の?自転車転倒をしでかしてしまい、おかげで自転車の前輪関係が少し曲がってしまいました(^^; いやー自転車の運転って本当に難しいですね

●2005-03-11(惜別・大甕簡易郵便局)
 二日連続の郵便局めぐり、この日は朝一番の電車で東京を出発して福島県原町市あたりに行ってきました。


 小高町の桃内駅で電車を降りてまずは蛯沢郵便局へ。一応は駅の最寄局ということになるのですが駅からは数km離れていて、周りの集落の規模もかなり小さめ。本当にひっそりと建っている郵便局です。


 飯崎簡易局、小高局を訪問したあとは磐城太田局へ。


 続いて、今日をもって閉鎖となる大甕簡易郵便局を訪問。農協受託の郵便局で貯金は取り扱っていません。

 
 こちらも農協の統廃合によって農協自体が無くなるために郵便局も閉鎖となります。国道6号線沿いですが、磐城太田局とそんなに離れていないからということでしょうか、このまま廃止となってしまう可能性が高そうです。いろいろと面倒なお仕事をお願いして申し訳ありませんでした。


 その後は原町市内の局密度の高い地域へ。写真は原ノ町駅前郵便局です。去年の12月31日に行った時はかなり雪が積もっていましたが、今日は雪はまったくありませんでした。
 さらに信田沢(移転していたことを知らず、1km以上引き返す羽目になりました)、大原簡易、小池簡易の各郵便局へ。小池簡易局の局員さん談「栃窪局はみなさん喜びますよー」というわけで期待して行ってみると・・・


 言われたとおり、非常に趣のある郵便局でした。立派な門をくぐって家の中の局舎に入りますが、門の壁は元々白かったものが黒く塗りつぶされています。戦時中に敵から目立たなくするために塗られたものだそうです。
 さらに鹿島町や相馬市の郵便局へ。北海老簡易局は16時、磯部局は17時ぎりぎりセーフでした。最後は◎0918相馬を訪問してから急いで自転車を畳み東京へ戻ってきたのでした。

●2005-03-14(近江八幡沖島郵便局訪問)
 郵便局めぐりを兼ねてまた島へ渡ってきました。この日行ったのは琵琶湖に浮かぶ沖島という島です。


 朝一番に近江八幡市の堀切港に自転車で移動しました。
 写真は時刻表。一日に10往復くらい出ています。


 逆光で分かりにくいですが船です。漁船に客室が付いたような感じ。堀切港と沖島を約10分、片道400円で結んでいます。


 客室内には長椅子と机があります。操縦は左前の操縦席で。


 沖島に到着。しばらく島内を歩いていましたが、よそ者なのでちょっと肩身が狭いです。
 沖島には車が無いので(正確には福祉車両などが2台ほどあるそうですが)、道は全て路地のような狭さ。しかも家には門などの仕切りがなく、どの道はよそ者が通ってもいい道なのかかなり迷ってしまいます。
 写真はちょっと高いところにある神社からの眺め。


 近江八幡沖島郵便局。非常にわかりにくい、細い路地を入った左手に隠れるように建っています。実は局の正面にも縦に伸びる道があって、埋め立てで現在の道ができる以前はその道がメインストリートだったんだそうです。
 実は、行きの船に自分以外に一人だけお客さんが乗っていたので「もしかしたら・・・」と思っていたのですが、その方は予想通り郵便局の局員さんでした。


 沖島には小学校もあります。高台にあった学校が最近下りてきたということで、新しい校舎で勉強しています。


 狭い路地を抜けると、港とは反対側の海岸にもすぐに行けます。雪をかぶる比良山系の眺め。


 ついでにこれは安土郵便局。今日は近江八幡市、安土町、能登川町、彦根市の南部のあたりを回ってきました。八日市市改め東近江市の八日市浜野郵便局改め八日市本町郵便局も訪問。途中で自転車のギアのワイヤーが切れるというおまけ付きでした。

●2005-03-15(惜別・天王寺郵便局NTT西日本大阪病院内分室)
 天王寺区で今月末に郵便局の廃止があるということで、その訪問を兼ねて大阪市内中心部の郵便局を回ってきました。

 JR→京阪で天満橋へ。ここから徒歩(というか小走り)でひたすら大阪環状線内の郵便局を訪問していきます。

 
 3月をもって廃止となる天王寺郵便局NTT西日本大阪病院内分室。局員さんは2人だけという小さな分室です。

 結局この日は一日で52局も訪問することができました(ATM貯金も含めて)。自分史上4番目くらいの局数かな。自転車も使わずに、ミスドめぐりもしながら、しかも1局目が9時半だったにも関わらずこれだけ回れてしまうとは、さすが大阪市の中心部だけのことはあります。阿倍野郵便局阿倍野橋分室は特定局でもよさそうなのになぜ分室なんだろう?

●2005-03-16(再び東の川へ!)
 15日に友人から電話があり、なんと東の川簡易郵便局に行こうというお誘いでした。というわけでこの日はあの秘境局に行ってまいりました。

 フェリーで大阪までやってきた友人と桜井線畝傍駅で待ち合わせ。桜井線って大阪からそんなに遠くないのにかなりローカル線な雰囲気があっていいですね。交通量の多い国道169号線を南下してゆき、吉野町を越えたあたりから車も少なくなってきました。そこからさらに40kmほど南に行き、上北山村の村役場がある集落へ到達。今日向かう東の川簡易郵便局もこの上北山村にありますが、実は一番きついのがここからの道のりです。
 上北山村役場からほっそ〜い山道を通る近道があるのですがこちらの道は崩落により通行止めだそうで、今回はさらに国道を南下して一度下北山村に入ります。池原ダムからはいよいよ酷道425号線。道幅も狭く細かい上り下りがあり、さらにこの日はタンクローリーが何台か行き来していましたが、友人は四国の山道でかなり馴らしていたとの事であんまり運転に苦労していない様子。自分の印象としても、2年前にはじめてこの道を(自転車で)通った時ほどは道の狭さを感じませんでした。初めての経験というのは何でも自分の記憶の中にオーバーに残ってしまうのかもしれません。それでも、じゃあ自分がこの道を運転できるかと言われれば絶対に無理だなあ。というわけで友人の運転技術に関心しきりでした。
 425号線を走っている途中で、「明らかに郵便局に行ったんだろうな」という車と2度ほどすれ違いました。そして坂本ダムに架かる出合橋を渡って「←東の川局」の標識に従ってさらにしばらく走ると、いよいよ東の川簡易郵便局が姿を現しました。
 郵便局の近くには既に車が3台停まっていてかなり驚きました。皆さん考えることは同じのようです。こんな辺鄙な場所にもこんなに人が集まることがあるんだなーとちょっと感慨深くなりながらも早速通帳をもって局のほうへ。中では局員さんが、長野から来られたという方の預入を金額器で処理されています。東の川局では郵便貯金がオンラインでつながっていないため、とりあえずはこの金額器で通帳に記入だけしてオンライン処理は後日行われるという形を取るのですが、この金額器を使っている郵便局は全国にたった2局しかないということもあってかなり希少価値が高い郵便局なのです。そんな東の川局が3月末でいよいよ廃止されるということで、ここのところお客さんがかなり多くなっている様子でした。
 局員さんはお仕事を丁寧にこなしてくださいます。通帳に金額を押印する時には曲がらないようにきちんと定規を当てて押印するなど、嬉しい心遣いです。こうしている間にも後から一台の車と一台のバイクが到着。局員さんは今日一日休む間もなかったそうで、「昼ご飯を食べて昼寝をしたかったのにそれもできないよ」と言っておられました。局員さんは御年80歳!とてもそんな風には見えませんが、今はただ「長い間お仕事ご苦労様でした」とお声をお掛けしたい心境です。
 一通りの依頼を終えて局員さんにお礼を言い、局周辺を少し見て回ります。以前来たときは周辺の家をパッと見ただけで「まわりには家は3軒くらいしかない」と思い込んでいましたが、改めて見てみると全部合わせて10軒以上の家がありました。でも住んでいる人は誰もいません。家の扉の上にある明かり?が全て同じ形をしているのがなかなか面白いです。2年前の同じ時期に来た時にはきれいに咲いていた桃色の花。桜だったか梅だったか、また確認するのを忘れてしまいました。今はまだまだ満開には程遠いという状態で残念ながら花とともに記念写真を撮ることは出来ませんでしたが、東の川簡易郵便局を廃止前に再び訪問することができていい思い出になりました。
 廃止されればもう時間の制約は無いでしょう。また10年くらい経った後に、東の川簡易郵便局や坂本の集落がどうなっているのか、再びふらっと訪問して、しばし感慨にふける、そんなことができたらいいなと今から考えています。

●2005-03-24(流山市内をちょっとだけ)
 この日は学会のついでに千葉県流山市のあたりの未訪局をいくつか回ってきました。新川局からスタートして流山加台局までの8局です。


 途中の八木郵便局は、一瞬「本当に郵便局かな?」と思ってしまいました。緑色の外装など、どことなくほかの局とは違った雰囲気です。

 最後に流山平和台局を訪問して流山市完訪、と思ったらわずかに1分!遅れてしまいました・・・また落ち穂拾いに来なくては。


 総武流山電鉄流山駅です。駅には硬券もありました。しかも運賃変更前のもの。どれくらい駅に眠っているのでしょうか(^^;


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