郵便局めぐりの記録・2003年前半

●2003-01-17(吾妻シリーズ)
 この日は群馬県を走る吾妻線のあたりを回ってきました。そして今回初めて、家で自転車を分解して電車に乗り、着駅で自転車を組み立てる、いわゆる「輪行」をしてきました。

岩下→川原湯

 吾妻線の岩島駅を降りて岩下局からスタート。ここと川原湯局との間には以前簡易局があったのでしょうか?しかしそれらしき建物は見当たらないので、そのまま川原湯局へ。
 川原湯局は、数年後にはダムの底にに沈むことになる局です。線路のあるところからはそれなりの高さがあるのですが、ダムというのはこの高さまでも飲み込んでしまうのか、と感心?せずにはいられませんでした。

◆長野原→六合→入山→草津栗生

 長野原局からは線路沿いの道を外れ、山の中に入っていきます。道路はシャーベット状になっていて、しかも登りが多いので思うようにスピードが出ません。特に入山局から草津栗生局までは、シャーベット状の道の急な上り坂が延々と続いて非常に疲れました。草津栗生局は、国立療養所の中にある局ですが、特定局なので貯金は4時まで営業しています(青葉東簡易局で苦い経験あり)。

◆草津→◆三原→△干俣

 さらに大きな三角屋根の草津局まで登り、ここまでに稼いだ高度はおよそ700m!ここからやっと三原局まで下ります。
 再び登り始め、大きな道を外れてスキー場の方へ行くとしばらくして干俣簡易局。かなり雪が積もっています。今年はやはり雪が多くて寒いとのことでした。
 
◆大笹→田代→北軽井沢→◆応桑

 再び国道に戻ります。国道は峠を超えて上田まで続いているので、道は上り坂になります。田代局までやっとの思いで登りきり、今度は同じ道を再び引き返した後で道を変えて、別荘地のある北軽井沢の方に登っていきます。
 北軽井沢には樹木に囲まれた別荘地や背の高いホテルなどもありますが、この時期はなんといっても寒いので人は少なめ。でも雪に囲まれた風景もかなり良いです。
 北軽井沢局からはひたすら下り、応桑局そして長野原草津口駅へと戻ってきました。

 せっかく家から持ってきた自転車も、途中のひどい泥跳ねでかなり汚れてしまいました。次の電車までは1時間以上あったので、その間ひたすら自転車の泥落としをしていました。
 掃除は大変でしたが、輪行という手段はなかなか使えるなあと手応えを感じました。

●2003-01-20(佐原・鹿嶋シリーズ)
 この日は四街道で新局の開局がありました。早速お葉書が届いております。どうもありがとうございます!

 自分も四街道に行こうかなとも考えたのですが、それでは18切符の元が微妙に取れていないのが気になったので、四街道は通過して佐原のあたりで郵便局を回ってきました。

本新島→△北佐原(非扱)→新島

 佐原駅の北側には無料の貸し自転車があると伺ったので、それを期待して佐原駅を降り、無事自転車を借りることが出来ました。佐原市から利根川をわたって茨城県の東町の本新島局からスタート。次の北佐原簡易局は貯金非扱いでしたが、定額小為替をお願いすると「ご苦労様でした」と声をかけられました。郵便局めぐりの客もよく来るのでしょう。
 畑の中のまっっすぐな農道を走り、新島局に行ったあと潮来市に入ります。

●潮来→潮来辻→△潮来慈母観音前→延方→鹿島神宮前
→鹿嶋平井→●鹿嶋

 潮来市に入ると、いきなり4頭の野犬が向かってきて事故を起こしそうになりましたが、何とか無事に潮来局へ。
潮来市内の4局を回った後は鹿嶋市に入ります。鹿島神宮前局は、紫の局舎と赤い柱。神宮をイメージしているのでしょうか。
 鹿嶋局は非常に混んでいたので後回しにしましたが、帰ってきた時も混んでいました。

高松→深芝→神栖大野原→◆神栖→萩原

 高松局は国道沿いに移転していましたが、それに気づかずしばらく走り回っていました。その後は神栖町へ。局間距離は長くはないとはいってもそれなりにあります。隣には旧局舎も残っているエメラルドグリーンの萩原局に行った後、利根川を渡って再び千葉県に戻ります。

小見川東→△小見川八軒町(非扱)→◆小見川→神里
→小見川富田→豊浦

 そろそろ2時、時間も押してきたので自転車を飛ばして小見川東局にたどり着いた後、JA簡易の小見川八軒町局へ。JA簡易と予想していたので場所はすぐにわかりましたが、もしそうと知らなかったら局周辺でひたすらさまよっていたかもしれません。郵便局であることを示すものは、どこにでもありがちなポストを除いてほかにはなく、JAの建物の中に入って初めて「簡易郵便局」の文字を目にしました。
 道路を往復したりもしながら小見川町完訪。あとは佐原市街を回って、時間までに自転車を返すだけです。

津宮→香取→佐原上仲町→佐原関戸→●佐原→大戸

 香取神宮の目の前の香取局からは、市街地らしく局間距離は短くなりました。16時すぎに佐原駅前で自転車を返した後、電車で隣の大戸駅まで移動し、駅の近くにある大戸局まで行って、この日の局めぐりを終了しました。

●2003-01-28(汐留シティセンター)
 汐留の状況を見てきました。電通など一部もう稼動しているビルもありますが、新橋駅に近い汐留シティセンターというビルも工事がほとんど終わっています。そしてそこに立てられた看板の中に、B2階のところに郵便局のマークが入っていました。ここに郵便局関連の施設が入るのは間違いないようですが、郵便局なのかポスタルショップなのかATMなのかはまだよくわかりません。
 ビルの引渡しは今月末、稼動開始は4月10日(予定)だそうで、いましばらく様子見となります。

 http://www.mitsuifudosan.co.jp/home/news/030123_4.html
↑ここにはシティセンターに入る商業店舗の一覧が載っていますが、なぜか郵便局はありません。その代わりにB2階に「テナント様の希望により、公表は控えさせていただきます」という謎の区画が・・・ここが郵便局かもしれませんね。

●2003-02-28(杉並成田東局最終日訪問)
 この日限りで一時閉鎖となる杉並成田東局へ行ってきました。
 中に入ってみると、ATMが故障したとのことでかなり混雑しています。お客さんは口々に「今日が最後なのねー」と別れを惜しんでおられるようでした。
 再会のめどはとりあえずないようで、このまま廃止になりそうな雰囲気です。局前のポストも3月末で撤去するとの張り紙がしてありました。
 その後は久しぶりに西友荻窪簡易局へ。駐輪場は機械(輪留め)式で2時間までは無料。いいアイデアだと思います。

●2003-03-03(館林シリーズ)
 館林市周辺を回ってきました。
 朝、東武日光線藤岡駅からスタートしようと思ったのですが、事故の影響でダイヤがもろに乱れたため急遽スタート地点を変更し、伊勢崎線の川俣駅で下車しました。
 移動は基本的に徒歩で、川俣局から館林市内に入っていきます。茂林寺駅前局は、分福茶釜で有名な茂林寺があるところ。とりあえず境内に入ってみましたが、左右に狸の像が並んでいました。
 ダイヤの乱れが続く中、東武線に乗って市内に移動し、そこからは東向きに藤岡町の方に歩いていきます。渡良瀬川沿いですが、川の北側の道はダンプカーが絶え間なく走っていてなかなか大変です。
 藤岡町内の三鴨・赤麻・藤岡局に行ったところでこの日は打ち止め。合計14局でした。考えてみると栃木県はずいぶんと久しぶりな気がします。

●2003-03-07(中央大学内ほかシリーズ)
 雨の中、ふと思い立って中央大学内局に行って来ました。
 新宿から京王線で多摩動物公園駅へ。多摩動物公園線は初めて乗ったのですが、車体の外側にも中の広告にも少しびっくりです。
 駅からは歩いて中央大学へ。モノレールの駅の周りをうろついていると・・・駅の真下に局がありました。場所的にはあまり目立たないような気がします。貯金して、開局記念の品物を頂きました。
 ついでに旧局も訪問。途中の道で、高さ制限の道路標識の縁取りが赤い「O」(丸)ではなく「C」になっていて、そのさりげない自己主張には笑ってしまいました。
 トンネルを抜けて旧局へ。外からも内部をうかがうことができましたが、内部はほとんど手つかずの状態でした。これから搬出作業が行われていくのでしょうか。「中央大学内簡易郵便局」の局名標もそのままでした。

 そのあと、当初は改称後未貯金(行ったことはあるのですが・・)のあきる野局に行くつもりが、心変わりして埼玉県に入り、日高市の平沢簡易(JA・外からは全くわからず、窓口の方にここが郵便局なのか尋ねてしまいました)、毛呂山町の埼玉医科大学内簡易・毛呂山(この2局は非常に近いです)、越生町の越生、越生高取、そして坂戸市の坂戸森戸・坂戸駅前の各局を訪問しました。

●2003-03-10(熊谷シリーズ)
 熊谷市・妻沼町・南河原村を回ってきました。熊谷で貸し自転車を探そうとしたのですが見つからず、結局歩いて(走って)回る羽目になってしまいました。

 熊谷局は24日に単なる集普局に格下げになりますが、見てみると局舎もさいたま新都心局や川越西局に比べるとはるかに小さく、管轄区域などを考えても川越西局への移管は無理もないな、と感じました。
 熊谷市内の郵便局には、夜間の便がなくなるので郵便物は19時までに出さないと当日の便に載らないようになる、といった内容の張り紙がしてありました。

 熊谷市内に2局ある簡易局のうちの1局、熊谷上中条局は、午後1時まで昼休みになります。ちょうどその時間にバッティングしてしまったという不運にも遭ったりしましたが、この日は21局まわることができました。

●2003-03-17(尾鷲〜吉野シリーズ一日目<東の川>)
 前日はユースホステルに泊まり、尾鷲市の賀田郵便局から自転車でスタートしました。太平洋沿岸を北上していきます。途中の三木浦簡易、早田簡易、九鬼の各局は漁港の目の前にあり、特に九鬼漁港は賑わっていました。
 国道の山越えをして尾鷲向田簡易局。向かいにある農協から、つい数ヶ月前に移転して貯金扱いを開始した局です。

 尾鷲・尾鷲駅前とまわり、ここからいよいよ「あの局」に向かいます。尾鷲駅裏にある国道425号始点(かな?)は、すでに車のすれ違いが困難な狭路です。そんな狭い道を高度を上げていくと(一度下がります)、すれ違う車はますます少なくなっていきます。それでもこんな山奥にも人がいるもので、かなり登ったところでは木材の運び出しの作業が行われていました。

 どうにか峠にあるトンネルに到着。トンネルは暗くて道が見えずヒヤヒヤものでしたが、そこを抜ければ道は下り気味になってスピードも上がります。やがてダムの湖面が見えてきて道は平らっぽくなり、しばらく行くとついにあの赤い出合橋が見えてきました。
 それから約十分で橋のたもとに到着。有名な「←東の川局 1.5km」の標識もちゃんとあります。
 そしてそれから5分、いよいよ集落が見えてきました。廃校と思われる建物を過ぎて急な坂を少しのぼると、目の前に〒マーク!感動ものです。ついに東の川局に到着しました。

 局の扉が少し開いているので、ちゃんと営業しているのでしょう。中に入ると局長さんが「わざわざ遠くからありがとうございます」と温かく迎えてくださいました。貯金、定額小為替と日付印をお願いします。
 少し局長さんに話を伺ったところ、(もう有名な話ですが)この辺に住んでいるのは局長さんただ一人。週に一回尾鷲に買い物に行かれるとのことです。そして驚きなのは、ちゃんと一日一回、郵便車(バイクではなくて)がこちらまで来るのだそうです。
 そして「今日は車で2人いらっしゃいましたよ。前日(日曜)は明治村に行って、松阪で一泊したって」。一週間に一人来るか来ないかというこの局、一日に2組も来訪者があるというのはかなり珍しいかもしれません。

 というわけで用件を終え、去り難いながらも局を去ることにしました。もう二度と来ることはないだろうし、集落ともども目にしっかり焼き付けて局をあとにしました。

 ここからは425号線に戻ってさらに西進します。ダムの湖面に沿っているはずなのですが、アップダウンが激しくてかなり疲れます。自転車なので道幅や障害物はほとんど問題になりませんが、車だとなかなか大変そうです。
 東の川局から1時間、やっと池原ダム取水口に到着しました。そこからはみるみる高度を下げて上池原局に到着。そして新しくなった桑原簡易局と下北山局を訪問して4時になりました。

 当初の予定では今日は吉野で一泊。しかし下北山村からは山越えを含めて60kmで、到底行ける距離ではありません。とりあえず国道169号を吉野方面に北上することにしましたが、途中でバテて動けなくなったり・・・それでもなんとか6時前に上北山村中心部までたどり着き、上北山局でATM貯金。村内で民宿を見つけて、そこで一泊することにしました。

●2003-03-18(尾鷲〜吉野シリーズ二日目)
 一晩ぐっすり寝て、朝ごはんもいっぱい食べて気力回復。今日はとりあえず国道169号の山越えを制するのが第一の行程です。

 宿を8時前に出発。まもなく上北山西原局に到着しました。西原集落はこぢんまりとしていて、この規模の集落に特定局があるというところはあまりないかもしれません。
 ここからは山越え。しかし意外とあっけなく最高点のトンネルに到着して拍子抜けしました。ここからは下り気味で、柏木・迫・大滝・吉野宮滝と訪問。迫局は目立ちにくいですが、役場などの建物と並んでいます。

 吉野町の吉野上市・吉野局。そして自転車で再び高度を稼いで吉野山局。そのあとは大淀町内8局を完訪しました。門構えが立派な北町簡易、家の門の中に局がある今木簡易・薬水簡易など、味のある簡易局ぞろいです。

 あとは道なりにある数局を回って訪局は終了。当初は京都市まで自転車で行く計画でしたが、これまた奈良駅で挫折。分解して京都まで電車に乗せる羽目になりました。京都に自転車を置いて明日に備えます。

●2003-03-19(京都局数トライアル)
 前日置いておいた自転車を取りに行きます。京都で自転車と来れば、局数トライアルをしないわけにはいきません(笑)。ということで今日は一日に京都市内の郵便局を何局回れるかチャレンジしてきました。

 最初はJR奈良線東福寺駅近くの塩小路局から・・・のはずが、たどり着いたのはなぜか少し北にある七条米浜局でした。いきなり先が思いやられますが、移動は時間のロスということで、急遽予定変更でここをスタートにしました。

 週の真ん中だからか、それとも郵便局過剰とも言われる京都だからこそなのかはわかりませんが、どこの局も窓口はすいています。ほとんどの局は待ち時間なし。たまにあっても最大でも3人待ちくらいでした。

 途中で道を間違えて3分ほどロス、ということもありましたが、基本的に5分1局のペースを刻んでいきます。心配していた京都赤十字病院内・京都大学病院内・京都府立医大病院内の各局も短時間でクリア。京都高島屋内局では、「自転車を止めた場所がエレベーターの近く→すぐにエレベーターが来て7階へ→エレベーターから近いところに郵便局→下りのエレベーターもすぐに来てノンストップで1階へ」という幸運も重なりました。

 コースは徐々に東から西に移っていくという局順で、結果は

  9:00〜16:00 窓口で預入   85局
 16:00〜17:00 ATM預入+局名印 8局
 17:00〜18:00 窓口(京都中央) 1局

となりました。ATMをどう扱うか意見が分かれますが、以前の東京トライアルでは窓口(〜16:00)79局+窓口(16:00〜18:00)6局、あわせて85局だったので、それよりは上回ったことになります。
 
 前より自転車のスピードが速くなったということもありますが、やっぱり「京都市はすごかった!(郵便局的に)」。おそらく東京主部・京都市のほかにはこれほど大規模な密集地帯はないのではないでしょうか?

●2003-03-20(大阪駅周辺シリーズ)
 大阪市の中心部の郵便局を歩いて回ってきました。

 まずは新大阪駅周辺で6局。「新大阪センイシティ内郵便局」を最初「セインシティ」と勘違いしていましたが、つまりは「繊維都市」なんですね。中には服や糸などの店が入っていました。

 その後は大阪駅に移動し、まず↑タイトルの局を訪問。3月いっぱいで廃止になるとの旨張り紙がしてありました。同じ区画の一階には大阪阪急内局もありますが、この先シティポストは生き残りにくいのでしょうか・・・
 そろそろ通帳が終わりに近づいてきて、このあたりに縦型通帳が残っているところがあるか心配でしたが、大阪鶴野町局で無事に更新することができました。昨日のトライアルもあり、わずか2日での更新となりました。
 その後もこのあたりの局を訪問します。通帳のページはカタカナが目立ちます。

 最後に桜島線沿線を訪問します。自分の記憶の中にあった風景とすっかり変わってしまった新生桜島駅に驚きつつ桜島局を訪問。そして安治川口駅に戻り、大阪安治川口駅前・新大阪(風景印)・大阪小包(風景印)を訪問しました。
 そして新大阪・大阪小包局を外から一周してみました。ずらりと並んだ発着場は壮観です。昨年新東京局と東京小包局が統合されましたが、新東京局と東京小包局は同じ建物の上下に位置しているのに対して、新大阪局と大阪小包局は局舎が分断されているので、それが昨年の時点で統合とならなかった理由なのかもしれません。しかしやはり場合によってはこの先統合もありうる、という話でした。いよいよ1週間後に迫った集配局再編で、新大阪局はさらに忙しくなりそうです。

●2003-03-24(一宮シリーズ)
 一宮市のあたりを自転車で回ってきました。
 岐阜県内の郵便局についての情報が全く手元にないまま、岐阜駅からスタート。そして岐南町に入ったのですが、やっとみつけた岐南局で岐南町にほかの局がないか尋ねてみると、「岐南はここだけだよ」とのこと(←後から見てみると、もう一局簡易局がありました・・・やっぱり下調べはしておかないとなあ・・)。そのあと笠松中島局を訪問した後、橋を渡って一宮市に入りました。
 一宮北方局から続いて木曽川町に入ったところ、木曽川局では15人待ち。月曜日は混みます。
 一宮市内には一宮局のほかに3つの集特局があり、この日はそのうち奥田局と葉栗局に行くことができましたが、どちらも昔の集配局を思わせる窓口で、私書箱もこぢんまりしていてどこか懐かしくなりました。同じように昔の雰囲気を残しつつも集配廃止になってしまった土浦南局が思い起こされます。
 一宮市外側を時計回りに半周した後は一宮市内の密集部を回り、今日は総計28局。郵便局を回り終えた後はそそくさと自転車を畳んで愛知県を後にしました。

●2003-04-01(日本郵政公社発足記念)
 いよいよ日本郵政公社が始動しました。まずは近所の郵便局で公社発足の記念切手シートを購入すると、部屋に飾るアクセサリーをくださいました。

 そのあと、日本郵政公社内局を昼過ぎに訪問すると、局内はすごいことになっていました。貯金は約30人待ち。でもそれよりも驚いたのは、記念の押印に並んでいる人の多さでした。これに並んでいるとおそらく2時間くらい待たされそうだったので、貯金と小為替を頂いて、結局押印はせずに局を後にしました。
 今日はこの1局だけ。さいたま市はまたの機会に行こうと思います。

●2003-04-07(汐留シティセンター局)
 汐留シティセンター局に行って来ました。ビルの地下2階にありますが、予想していたより人が少なくて拍子抜けしました。昨日は六本木ヒルズ局も営業開始だったということを後で知って、結局こちらは初日訪問は出来ませんでした。近く行こうと思っています。

●2003-04-20(ちょっとさいたま市へ)
 さいたま市にふらっと行って色々と見てきました。
 さいたま市は4月1日に政令指定都市になって9つの区に分かれたはずなのですが、道を歩いても区を示すような標識は驚くほど少なかったです。
 大宮日進三局、大宮日進局のあとは大宮西局。西区と北区を受け持つ局ですが、局舎を見ても全く前に来た記憶がよみがえらず・・・というわけで今日の記憶をとどめておくことにします。
 ついで大宮局。〒330から〒337に変わった、見沼区の集配局です。でも局があるのは北区。とりあえず局員さんに改称の予定を聞いてみましたが、特になしということでした。ただいつ改称されてもおかしくないので、とりあえず風景印を頂きます。
 配達区域内に局舎の無い集配局は、自分はほかに落合局(東京都中野区)、若葉局(千葉市中央区)しか知らないのですが、ほかにもあるのでしょうか?ご存じの方がおられましたらぜひご教授下さい。
 その後行った大宮高島屋局は高島屋の8階にある普通局。デパートなどの中にある局の動向は最近あまり芳しくないようですが、個人的にはこれからも続いてほしいです。こちらは風景印はありません。
 次は、改称に改称を重ねる大宮区役所内局。以前は区役所の道を隔てた向かい側にあったような気がしたのですが、行ってみると、そことおぼしき場所には「ぱるるコーナー」というものがあってATMなどが並んでいました。郵便局は大宮区役所に外付けされています。こちらの局はまた平日に貯金をしに行こうと思っています。
 さらに与野ハウス内、さいたま新都心合同庁舎内、さいたま新都心の各局を見た後、最後は与野駅前局。以前見た小さなプレハブはもう無く、駅前の広い通りに面して新しい局が出来ていました。行政地名からは姿を消した「与野」の地名はこの先どうなっていくのでしょうか。
 最初はこのあと埼玉中央局にも行くつもりでしたが、時間が少し遅くなってしまったので打ち切り。こちらは後日訪問しようと思います。

●2003-04-27(日曜なのに神奈川県西部)
 最近、日曜日に郵便局を色々回ったりすることが多いのですが、この日も神奈川県西部に情報集めに行ってきました。ほとんどが去年12月に行ったところと重なっていますが・・・

昨日行ったところ:
 相模湖千木良→(相模湖)→沢井→佐野川
 →桜井→奥牧野→(牧野)→篠原(廃)
 →津久井青根→(青野原)→三ヶ木→(串川)
 →宮が瀬ダム→(上荻野)→(厚木鳶尾)
 →厚木宮の里→(厚木北)→(中津)
 →愛川春日台→(愛川)→相模原青葉(廃)
 →(相模原北里)

 中でも、篠原局、相模原青葉局が形をそのままにとどめて残っていたのが印象的でした。

●2003-04-30(今日で廃止の名鉄観光日本橋局)
 今日限りで営業終了となった名鉄観光日本橋局に行ってきました。時間が中途半端だったためかあまり最終日という雰囲気ではありませんでしたが、最終の日付印を頂きました。東京から簡易局がまた一つ減って寂しくなります・・・

●2003-05-25,26(秩父シリーズ、廃局めぐり)
 日曜・月曜と、秩父の郵便局を回ってきました。

-------1日目-------
 日曜日は廃局めぐりが中心でした。

◆下里簡易局(小川町)
 10年ほど前に、東小川局開局の時に廃止になった局です。建物は今はなく土地も二分割されて、左右対称に2件の家が並んで立っている様子はなかなか面白いです。

◆木持簡易局(寄居町)
 玄関先にポストの立っている家が旧局だったそうです。今は別の店になっています。外装は比較的新しいように見えるので、改装したのかもしれません。

◆寄居末野局旧局舎(寄居町)
 現局舎から1km以上離れた、寄居橋の近くです。ガソリンスタンドの隣が更地になっていて草が生えていますが、おそらくここが旧局舎のあった場所だと思います。

◆金沢簡易局(皆野町)
 皆野町金沢地区、峠の頂上にあたるところに金沢小学校がありますが、その体育館のある場所に旧金澤村役場があって、どうやら郵便局もその中にあったようです。集落からも少し外れていて、今はかなり寂しい場所になっています。

◆日野沢局旧局舎(皆野町)
 現局舎から2kmほど上ったところにあります。郵便局だけでなくすぐ近くにあるJAも廃止されて、どことなく寂しげ。局舎はそのまま残っていて、局前のスペースには白い花がたくさん咲いていました。今回回った局跡の中では、ここが一番雰囲気が出ていたと思います。

◆秩父尾田蒔簡易局(秩父市)
 現局から100m離れたところにある商店にそれっぽい雰囲気がありましたが、その店の方に聞いても「よくわからない」とのことでした。局の廃止から40年も経つそうなので、さすがに建物はもう残ってないかもしれません。

◆秩父浦山簡易局(秩父市)
 浦山ダムは見てきましたが、時間が遅かったこともあってそれより奥には行かなかったので、局舎がどうなっているかはわかりませんでしたが、おそらく残っていないのではないでしょうか。

 こういった局を回った後、秩父鉱山簡易局まで自転車で往復3時間の道のり。非常に疲れました。前回来た時は郵便局の周りを少しだけうろうろしてすぐ帰ったのですが、今回はそれより上のほうにある住居(跡)などもゆっくり見ることができてなかなか良かったです。

 夜は奥秩父レイクビューYHで一泊。温泉もあって眺めも良く、いい所です。

 2日目に続きます。

-------2日目-------
朝、YHを出発すると・・・自転車のタイヤがパンクしてました!ペアレントさんに余計な心配をかけたくなかったのでそのまま出発。そのため午前中はかなりハードでした。

◆三峰山簡易局(大滝村)
 表札が外されていた以外は、何も変わっていませんでした。なんか拍子抜けしてしまいました。ポストもそのままで、一日一回取集に来ます。
 簡易局ができる前の特定局もどうやら境内にあったようですが、詳しい場所はわかりませんでした。

◆久那簡易局(秩父市)
 今週をもって廃局になりますが、いまのところお客さんの数はあまり変わらないとのこと。JAが3月に閉鎖されて、局も5月末に閉鎖される、という張り紙が「一月吉日」に貼り出されていたみたいで、結構早くから閉鎖が決まっていたようです。代わりの受託者も多分いないのではないかとのこと。このまま廃止になる可能性が高そうです。ちなみに100円小為替の在庫が少なめです。

 秩父市まで戻って、やっと自転車屋さんでタイヤを取り替えてもらいました。ここまでペッコンペッコンと、われながらよくがんばりました^_^;

 秩父市を13時前に後にして、小鹿野町街、両神を経由して、合角ダムに向けて上っていきます。そしてダムにかかる橋を渡ってさらに峠を越えると・・・

◆倉尾簡易局(小鹿野町)
 局員さんは留守で、留守番の男性が一人いらっしゃいました。郵便業務についてはあまりよくわからないということでしたが、小為替は後で送っていただけることになりました。そして日付印の更植(「8-12」から「12-18」)も、「こうなってるんだー」と感心しておられました。そして瓶牛乳まで頂くなど、なかなか面白い時間を過ごしました。簡易局ってこういうことがあるのがまたいいですね。
 なお小鹿野局の話によると、代わりの受託者は探しておらず、局はこのまま廃止になる予定とのことでした。

◆藤倉簡易局(小鹿野町)
 倉尾局からさらに数km上ったところにあります。「八谷」バス停の近くになりますが、現在は局舎は残っておらず、一部は公衆便所が新しく建てられていました。
 隣に住んでおられる方の話では、昔は農協の支所があってそこで郵便も取り扱っていて、廃止から数年たって局舎も取り壊された、ということでした(小鹿野局局員さんの話と一部矛盾あり)。隣に残っている旧農協倉庫だけが、ほんのわずかにその雰囲気をとどめています。

 そんなこんなで後は上吉田・吉田の両局に行った後、国神局まで行ってから通帳を吉田局に忘れたことに気づきまた取りに戻ったなどということもあって、やっと西武秩父駅に付いたときは本当にくたくたでした。

 
 今回の「廃局めぐり」は、残念ながら神奈川県の篠原局跡や相模原青葉局跡を目にした時ほどの深い感動はありませんでしたが、都会から離れたところの雰囲気を久々に満喫できた旅となりました。

●2003-06-14(映画「手紙」)
 本日、郵便局が舞台の「手紙」という映画を見てきました。手紙が人々の心をつなぐ、というもので、ちょっと冗長なところもありましたがなかなか面白かったです。古谷一行演じる主人公の郵便局員がとても熱い!ロケ地が現役の郵便局、というのが嬉しいです。(編注:ロケ局は金沢中央局、あとは二俣局でしょうか、それとも旧北方局でしょうか?まだ確認していません)

●2003-06-26(韮崎・南アルプスシリーズ)
 韮崎市で簡易局の3局同時一時閉鎖があるということで、朝早く家を出てそのあたりを回ってきました。

 中央線穴山駅で下車。以前訪問したことのある穴山局と再会したあと韮崎市の円野局に行きましたが、時間の関係でこの日は写真だけ。再訪を誓いつつ須玉町の穂足局へ移動、この日はここからのスタートとなりました。

 次に行った明野村の朝神局はプレハブの小さな小屋といった感じの佇まいが印象的で、写真が出来次第トップページに載せたいと思います。
 そして明野村から韮崎市に入り、一時閉鎖局の集まる地帯に入ります。まずは神山局。非扱局ですが、低額小為替を切らしているということで訪問される方はご注意ください。自分は300円のものを購入することになりました。局の方に話をうかがうと、韮崎局のほうで移転再開の道を探っているとのことでした。

 続いては韮崎旭局。こちらもJAですが、郵便貯金は扱っています。さらに大草局のあと下条東割局へ。こちらも一時閉鎖されるJA局ですが郵便貯金を扱っています。局員さんがてきぱきと取り扱ってくださいました。こちらの2局については、移転再開の話は今のところ特にないようでした。

 南アルプス市に入り、白根百田局の次は御影局。こちらもJA局で非扱です。JA自体はとても広かったので、この地区を統括している支店かもしれません。郵便局の窓口はフロアの一角に設けられています。次の田之岡局はそれとは対照的な小ぢんまりした簡易局でした。

 竜王町に入り、本竜王局はヤマザキショップに併設の簡易局。このパターンは初めて見ました。竜王町と甲府市の一部を回った後再び南アルプス市に戻り、旧若草町の藤田・三恵の両簡易局へ。こちらも両方非扱局です。藤田局は広い道沿いに移転していて、元の場所にはコミュニティーセンターみたいな建物が建っていました。

 さらに南アルプス市内を回り、最後は旧芦安村の芦安局へ。ふもとからは御勅使川沿いを数km上ることになります。なぜか芦安の集落から少しだけ下がったところに局がありました。

 この日はここまでで、訪問局は30+6局でした。簡易局は全部で13局とかなり多かったです。

 その後は竜王町に戻り、大盛りで有名な食堂「ぼんち」へ。店内は広く、80人くらいは入れるでしょうか。地元の放送局の色紙もありました。定番の中華丼を注文して、容赦のない大盛りになすすべもなく撃沈してしまいました。

 甲府市へ戻って、廃止された甲府伊勢一局を確認しようとしましたがはっきりとはわからず(ポストは移動したようでした)、甲府駅へ戻って今日の行程を終了、東京に戻りました。

 心配していた天気もまずまずで、局密度もそんなに低くなかったので、予想以上に多くの局を回ることが出来ました。韮崎市の一時閉鎖は再開するのかどうか、今後に要注目です。神山局は移転再開貯金取扱開始という事もあるかもしれません。

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●5月に廃止を惜しんで訪問した倉尾簡易局の局員さんが、最終営業日を迎えられた後こちらの掲示板に書き込んでくださいました!
 先ほど、きでらさんのHPのBBSに書いたのですが…
ご本人のHPがあったのでこちらにも書きます(^−^)。

倉尾簡易郵便局の職員です(もう「元」かな?)。
ご来訪いただいたのに、留守にして申し訳ありませんでした。
事前にお電話いただいのだから、支店長(留守番をしてたのは農協の支店長です)に少しくらい教えておけばよかったですね。
小為替は無事に届いたのでしょうか? ちょっと心配です。(←丁寧なお手紙とともに無事届きました。有難うございました!)
実は、うちの母親にその日の話(支店長が牛乳をあげた話とか)をしたら、ZAEさんを見かけた!と言っていましたよ(^^;

なにはともあれ、遠方からのご来訪、有難う御座いました!

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