郵便局めぐりの記録・2003年後半

●2003-07-12(川崎扇町郵便局跡)
 今日、4年前に廃止になった川崎扇町局を見てきました。「川崎扇町郵便局」の文字がはがれていたのですがそのはがれた跡がしっかり残っていて、局舎やポストも健在でした。さすがにあの場所だとそう簡単には置き換わらないのでしょうね。

●2003-07-28(峡南地方郵便局めぐり・山保簡易郵便局惜別訪問)
 山梨県峡南地方の郵便局を自転車で回ってきました。

◇平林→◇増穂小林→△大久保→◆青柳

 朝いちの電車で東京を脱出して、市川大門駅から出発。1局目は平林局でしたが、予想よりもはるかに高いところにあってひたすら難儀しました。30分以上かけてやっと到着。こんな高いところにこんな集落が・・・と驚いてしまいます。
 また来た道を戻って、大久保局を探すもののなかなか見つからず、数分かけてやっと発見。いい雰囲気の建物で、局員さんと5分くらい長話をしていました。昔懐かしい集特の感じがする青柳局を訪問して、富士川を渡ります。

△高田(非扱)→◆市川大門

 高田局はJA受託の非扱局。「山保郵便局は・・・」と話を切り出すと「もう営業してません」といきなり言われてあせりましたが、さすがにこれはフライングでした。今週いっぱいは営業しています。続いて市川大門局。こちらでは同じく郵便局めぐりをしておられる方が自転車で局を後にされるのを目撃しました。前後の証言から、この時点では山保局にはまだ行っておられなかったようでしたが、あとで行かれたのでしょうか?自分はここから直接山保局に向かいます。

△山保(非扱)

 市川大門町街から、四尾連湖方面にひたすら坂を上っていきます。この坂もまたきつい!やっぱり途中で歩いてしまいました。一つ目の集落を越えてさらに上っていくと、やがて別の集落が見えて、なにやら農協らしきものも確認できました。この建物が山保簡易郵便局です。
 中には局員さんが2人おられて、百円の小為替がないということで五十円のものをお願いしました。局員さんによると、郵便局めぐりの訪問者はやはり最近多いとのことでしたが、今日は自分が最初とのこと。「市川大門局で見かけた方がいらっしゃるかもしれません」と言うと、なにやら「電信振替が・・・」と心配しておられましたが、ここのところは自分はよくわかりません。為替と押印をお願いして局を後にしました。
 山保(清水)集落は、幼稚園らしいものがあるものの家20軒ほど(だったかな?)の小さな集落。局の移転再開は傍目からみてもかなり厳しい気がします。市川大門局、山保局とも「移転再開の予定はない」との答えだったので、おそらくこのまま廃止となると思われます。

◇黒沢→◆鰍沢→△鰍沢新田→◇穂積

 山保局からは、芦久保集落経由で身延線沿いに下り、ここから黒沢局、鰍沢局を訪問。鰍沢局では先程とは別の、横浜ナンバーの数名をお見かけしました。
 少し北上すると、一見特定局かと思ってしまう鰍沢新田局。「みなさんそう言われるんです。でもうちは簡易局から出発したんですよ」。「特定局のふりをしてやってますから」とのコメントが秀逸でした!そしてこちらには、市川大門局、鰍沢局で見かけた方々が今日すでにいらっしゃったとのこと。やはりみなさん山保局を中心に移動しておられるのだと思います。小室局は再び坂の上。疲れます。しかも往復・・・

△鰍沢鬼島

 52号線を下ってしばらく行くと、商店の前に小さなポストが立っています。ここかも、と思って近づいてみると、窓には「郵便局」(←公社のロゴマーク)のシールが貼ってあり、確かにここが郵便局でした。特に南から来られる方はここに気付かないことが多いらしく、よく通過した後引き返してこられるとのことです。すごく疲れた表情をしていたのを見るに見かねてか、売り物の栄養ドリンクを「こんなのしかないけど飲んで」と言われて頂いてしまいました!100円しか貯金していないのにこんなものを頂いてしまって恐縮です。それでも疲れた体によく効きました。ありがとうございました!

△鰍沢中部→△五開

鬼島局から余り離れていないところに、JA受託の鰍沢中部局。こちらはJAですが貯金も扱っています。そして国道を離れ、四たび山の中へ。栄養ドリンクが効いたのかこれまでほどきつくはありませんでしたが、下を向いて自転車をこいでいて工事中の看板にぶつかるなんてことも^_^;;さいわい自転車のチェーンが外れただけでダメージも怪我も無く一安心。ようやく行き着いた五開局は木造りの洋館みたいな雰囲気のある局で、かなりいい感じです。
 ここから山の中の道を通って大須成簡易局に向かいます。でもこの道の選択が間違っていたかも・・・

△大須成

 実はこの局は既訪なのですが、その時に見た郵便局のいい雰囲気と、局員さんに桃を頂いたりしたことが頭にあって、ぜひもう一度訪問したいと以前から思っていた局です。五開局からは地図にかろうじて載っている山の中の道を行くことにしましたが、ほとんど水平な道と思っていたのが大きな間違いで、道はほとんど上り、しかも途中からダート(!)という悪条件を前に、これまた30分以上挌闘してしまいました。「本当に道が合ってるのかな」と心配になりましたが、やっと大塩集落のほうに下ってゆく分岐にたどり着き一安心。あとは下るだけです。
 局に到着、局舎の扉を開けると、3年前と全く同じ、左には畳の大広間があって、その一角に郵便局のスペースが仕切られていました。局員さんに以前訪問したことを話すと、なんと自分のことを覚えていてくださいました!インパクトが強かったからかもしれません(http://www5f.biglobe.ne.jp/~zae/travel/t08zaru.html)。そして前に頂いた桃のこともお話しすると、「ちょっと待ってて、桃があるから持って来るわよ」といってわざわざ家まで取りに帰られて、また桃を頂いてしまいました。しかも2つも!3年前のことが懐かしく思い出されます。
 おいしい桃を行儀悪くかぶりつきながら局員さんとしばらくお話をしていました。ここ(畳の大広間)は配達の局員さんが食事をしていく場所で、冬はコタツも出しているとか。そして、実は「大須成郵便局」で検索してこのページの存在も知っていらしたとのこと!お恥ずかしい限りです・・・^_^;
 桃も食べ終わって、そろそろ御暇しなければなりません。局員さんの話を聞いて、また冬の時期にでも来れればいいなという思いを持ちました。今回の郵便局めぐりでこのあたりの郵便局は既訪になってしまうのでまた来れるかどうかは実際のところちょっとわかりませんが、いずれにしても「好きな郵便局は?」と聞かれればここ大須成簡易郵便局を挙げられる、それだけの雰囲気を持っている郵便局だと強く感じました。そして局に別れを告げます。

◇西島→◇久那土→◇古関→◆富里

 西島局も既訪ですがもう一度訪問。3年前にはここで団扇を頂きました。昨日も局に団扇が置いてあって、「よろしければどうぞ」といわれたのですが、自転車だったので今回はいただきませんでした。
 久那土の駅を過ぎてしばらく行くと久那土局。ここから古関局までは上り坂5kmという証言を得てまた坂を上っていきましたが、午前中の難所たちに比べると楽な坂で助かりました。古関局の後は下部町役場近くにある富里局。集配局なのですが、郵便車は本当に停まれるのでしょうか?小さな局です。

◇下部→◇下山→◇飯富→◇身延→◇大河内

 富里局で4時になり、下部、下山、飯富局ではATM預入で局名印をお願いしました。そこからググッと南下して身延駅のほうへ。身延駅近くには身延局、大河内局という2つの集配局があって、ゆうゆう窓口が6時まで開いているので、そちらでも局名印をお願いしました。身延山局はまた次回ということにして、この日はここで郵便局めぐり終了。
 身延駅から少し北にあるショッピングセンターで食事を調達し、電車で東京までの帰路につきました。

 今回の局めぐりは「山保局惜別訪問」と「大須成局再訪」がメインテーマでしたが、どちらも達成できて、また郵便局めぐりの奥深さが一つ味わえた、そんな一日となりました。


●2003-08-04(柏駅周辺ご近所局めぐ)
 今日は3時から2時間だけ、柏市内の4局(柏駅西口、柏豊四季台、豊四季駅前、柏東台)を回ってきましたが、それだけでもう汗びっしょりになってしまいました。本当に暑いですね!

●2003-08-20,21(安曇地方郵便局めぐり)
 山から下りた後の2日間は、松本市南部、豊科町周辺の郵便局を回ってきました。久々再開の松本野溝簡易局や流通団地内簡易局、和の雰囲気を醸し出す広岡局や郷原簡易局、近いうちに再開すると思われる三溝簡易局など。信越の簡易局の多さを再び実感してきた2日間でした。ただ時間が無かったために、一時閉鎖中の光簡易局(豊科町)に行けなかったのが少し悔やまれます。

●2003-08-27(横須賀金谷局)
昨年移転改称した横須賀金谷局に行ってきました。元の横須賀衣笠栄局の建物は無くなって新しい家が建っていましたが、その前にはポストがどどーんと残っています。
 今回の訪問で、改称局も含めての神奈川県内全局制覇を達成しました。
(編註:こう書きましたが、実はこの週の始めにポスタルローソン青葉台局内店が開店していました。)

●2003-08-29(三田台局廃止を惜しんで)
 今日は太陽が照りつける中、営業最終日を迎えた三田台局を訪問しました。
 局の入り口には郵便局が閉鎖されることが書かれた張り紙がしてあり、ATMはすでに昨日で稼動を終えていました。
 無集配局ながら固有の3桁番号を持っているという珍しい局でしたが、位置的なものもありお客さんは多くはなかったみたいで、それが廃止の原因の一つだと思われます。三田台局がなくなっても簡易保険事務センターはそのままの場所で営業するということで、ここが〒109を使い続けることになりそうです(あくまで推測ですが)。

●2003-09-01(長岡市チャリめぐ)
 すっきりとしない天気の中、残っている18切符を使って長岡に行ってきました。
 始発に乗って谷川岳を越え、長岡駅に10時到着。駅西口の近くにある自転車屋で自転車を借りて、長岡殿町からスタートしました。ここからまずJRの西側の市街地を回ります。長岡局の前では、100mくらいにわたって野菜などの出店が並んでいました。
 大手大橋のたもとにある長岡日赤町局。町内には以前日赤病院がありましたが、今は橋を挟んで向かい側に移っていて、町の名前だけが残っています。
 その次は橋を渡って長岡ジャスコ内局。ジャスコの入口のところにあり、最近シフト局になったようです。ついで長岡大島、長岡希望が丘の両局を回り、次に貯金非扱の才津簡易局に向かうところで雨が降ってきました。何とか局に駆け込んで定額小為替を頂きました。
 次はすぐ近くにある長岡新産局。長岡ICに近い卸売市場の中にあり、以前簡易局だった時代と場所は変わっていないそうです。日越簡易(非扱)、長岡西、関原、宮本、大積局まで行った後、刈羽村飛地の中にあると思われる油田簡易局跡に行くことも考えましたが、今回は時間が足りなさそうだったので諦め、引き返して三島町方面に向かいます。
 日吉、脇野町局の次は三島上条簡易局(非扱)。JAとしてもかなり小さめの局舎です。ここと次の大津簡易局(非扱)は、定額小為替は200円以上のものしか在庫がありませんでした。
 長岡市に戻って下川西局、そしてさらに上川西簡易局(非扱)に向かおうとしたところで今度は大粒の雨が降り出し、道中かなり必死になってようやく上川西簡易局の入ったJAを見つけて駆け込みました。
 強い雨の中さらに福戸局、長岡下柳局を回ります。長岡下柳局も以前は簡易局だったそうですが、こちらについては伺いませんでした。さらに橋を渡って市街地に戻ると再び雨は止みました。長岡宝、長岡新町局、そして最後は長岡石内局。
 ここまで回ったところで駅前まで戻って急いで自転車を返却し、16時35分発の水上行き(東京に18切符で戻るための最終列車)に乗ってそそくさと長岡市を後にしました。
 上越線は、本庄・岡部駅間で人身事故があったということでダイヤが乱れていましたが、途中下車をしながら23時ごろようやく東京に戻ってきました。

●2003-09-08(郡山市の広さを肌で感じる郵便局めぐり)
 余った最後の18切符を使って福島県郡山市に行ってきました。

 郡山にはレンタサイクルがあるかどうかわからなかったので、今回は自転車持参でした。安積永盛駅で降りて自転車を組み立て、郡山笹川駅からスタートします。郡山南・郡山荒井・郡山久留米・郡山柴宮と行ったあとは集配局の面影を残す三穂田局。旗を掲げるポールがありましたが、今は使われていないようです。

 このあたりから局間距離が長くなっていきます。三和局からは進路を変えて北上し、多田野局の次は非扱の安積河内(ごうち)簡易局。集落の中で場所をうかがったところ、30m先にありました。
局での会話:
  「100円の小為替をください」
  「マニアですか?」^_^;;;;;;;図星。そりゃそうか。

 というわけで片平・郡山大槻・郡山西と回ったあと、市街地に突入します。郡山の市街地は局数が多くて密度も高く、数を稼ぐという意味ではかなり回りがいがあると思いました。また、郡山開成局は9月1日に移転したばかり。移転記念としてポスト型貯金箱を頂きました!
 郡山駅西口には郡山駅前・郡山駅前大通り・郡山細沼・郡山虎丸町・郡山長者町などの局があり、手持ちの1993年版の地図とはかなり様子が変わっていました。
・郡山大町局が郡山駅前局に移転改称(旧局舎確認せず)
・郡山細沼局が移転(旧局舎は小改装して薬局(だったかな?)になっています)
・郡山清水台局が郡山虎丸町局に移転改称(現在公園になっている場所に旧局があったのでしょうか)
・(旧)郡山虎丸町局(郡山虎丸局?)が郡山長者町局に移転改称
・・・という感じです。

 今月からの地域区分局変更で忙しくなったと思われる郡山局を訪問したあと、郡山希望が丘・富田と回って、磐越西線沿いに再び市街地を離れていきます。
 郡山ICすぐ、卸センターの中にある郡山卸町局は、簡易局ではなく特定局でした。卸売団地に併設された特定局は珍しいのではないでしょうか・・・と思ったら先週行った長岡新産局も特定局でした。

 喜久田・安子ヶ島と一駅ごとに一局あり、次は磐梯熱海駅のすぐ近くにある熱海局です。熱海も郡山市だったのですね・・・郡山市の広さを実感しました。時間は3時半でしたが、ここで石筵簡易局が4時まで営業していることを確認して一安心。
 そうきつくない坂道を上っていくと、20分ほどで石筵集落に到着し、少し迷いましたが局に到着。貯金をお願いすると、「局名は読めましたか?」はい、恥ずかしながら実は読めませんでした。というわけで局員さんに読み方を教えていただきました。「いしむしろ」です。
 「むしろ」という漢字は「筵」と「莚」の2種類があるのですが、昔はこのあたりは貧しかったためわらではなく竹でむしろを編んでいたので、「筵」の字のほうが当てられるようになったのだそうです。

 来た道を戻り、熱海町街まで戻ってきた後は本宮町方面に向かいます。磐越自動車道と交差してまもなく岩根局。4時を過ぎているのでATM貯金に押印をお願いしました。
 さらに東にある荒井簡易局(非扱)は次回にとっておくことにして、次は日和田局へ。ここは日和田駅のすぐ近くにある集配局です。今日はここで打ち止め、訪問成果は38局+非扱1局+再訪1局でした。

●2003-09-13(千葉5桁局を訪ねる)
 千葉県の集配普通局の我孫子・印西・白井局を見てきました。3局とも5桁局ですが、局舎は3桁局と比べても遜色ない大きさです。千葉ニュータウン地区は、建物が建っているところと建っていないところのギャップが大きく、国道464号線沿いにある森の中からは遅い蝉の鳴き声が聞こえていました。まだまだ暑いですね・・・

●2003-09-19(ポスタルローソン青葉台局内店)
 青葉台局に併設で先日開店した「ポスタルローソン」に行ってきました。代々木局と違って青葉台局は特定局であるために、こちらのポスタルローソンにも「郵便局」の名前が与えられています。そのため一度は行ってみないと、とは思っていたのですが、他の方のHPの情報では記念押印やはがき等の郵便物への押印はしていないとの事だったので、訪問して何が出来るのかあまりわからないままとりあえず訪問することにしました。

 青葉台駅で降りたあと、まず青葉台駅前局を再訪。現在は風景印はないのですが10月1日に登場するそうで、局内にはそれについて書かれた市(区?)の広報誌が貼ってありました。カボチャ型の変形印で、図案は子供たちが考えたものの中から選ばれたそうです。

 続いて青葉台局へ。前回(青葉台局が集配廃止になった後です)訪問したときには青葉台局の向かって右側のスペースがガランと空いていたのですが、行ってみるとその場所がポスタルローソンになっていました。普通のローソンよりは少し狭い感じで、青葉台局とは局舎内でつながっています。
 
 まず青葉台局で、ポスタルローソンで記念押印を行っていないことを確認。「小包を送っていただければそこに消印が押されます」とのことでした。神奈川から東京まで小包を送るときには一番小さい箱でも610円かかるのでちょっと迷いましたが、「ゆうパックの小箱に切手を張って消印を押せば一種の郵趣品になるかな」と思って、結局ゆうパックを自宅に送ることにしました^_^;;
(ちなみに宛先を「青葉台郵便局留」にすれば510円で即受け取り出来るかもしれません(笑))

 というわけで箱+送料分の切手(=710円)を青葉台局で払って、局内でせっせと組み立てて、中には何も詰めずにゆうパック完成。ポスタルローソンに差し出して、依頼主控の用紙には日付印、箱に貼った切手にはローラー印を押してもらいました。店員さんがカウンターの下から取り出した箱の中には、日付印、ローラー印のほかにもう一本何かが入っていましたが、これは料金別納印か何かでしょうか?確認はしていません。

 こうしてポスタルローソンの「訪問」は終了。印影を見返してみて気付いたのですが、どうやらこちらは「ポスタルローソン青葉台店内簡易郵便局」や「ポスタルローソン青葉台店簡易郵便局」ではなくて「ポスタルローソン青葉台局店簡易郵便局」のようです(ちなみにポスタルローソンには郵便局名の書かれた表札はありませんでした)。印影は「ポスタルローソン青葉台局店」となっています。あくまで主なのは「局」ではなくてローソン、ということかもしれません。
(編註:そうして送られたゆうパックが土曜日に家に届きました。配達の方も、ゆうパックの中身が空で、しかも品名のところに「空気」と書かれているのを見て不思議に思ったみたいでした。)

●2003-09-29(栃木・茨城 山越え郵便局めぐり)
 栃木県から茨城県にかけての郵便局を回ってきました。目的は9月末に一時閉鎖になるという茨城県美和村の鷲子簡易局です。

 始発に都内を抜け出して、安い東武線で宇都宮へ。自転車を組み立てたあと、この日最初の訪問局まで移動します。本当は途中、宇都宮市の清原工業団地の簡易局も目にしておきたかったのですが、時間がぎりぎりだったので今回はパスしました。

◇小貝→◇須藤→◆中川
 
 市貝町の小貝局には、宇都宮駅から1時間強で到着。開局時間にはゆうゆう間に合いました。ここからさらに一山越るとまもなく茂木町の須藤局。最近移転した局で、少し下ったところには旧局舎もしっかり残っていました。
 さらに中川局を訪問し、ここから北上して烏山町に入ります。

◇小木須→△下境

 中川局から小木須局へは、坂が緩やかで少し距離が長い道と、坂がきつくて峠を越える道と2本ありましたが、自分は坂がきついほうを選んでしまい、途中で自転車を押して歩く羽目になりました。やがて橋を渡って烏山町に入り、さらに北上すると小木須局。周りの風景からすると、ここに特定局があるというのはちょっと不思議な感じもします。ただ地図で見る限りはこのあたりはさらに先のほうにも集落は続いているようです。
 自分は局のところで来た道を外れ、峠越えをして次の下境局へ向かいます。畑の中のきつめの峠をやっと越えて下ると・・・なんだか地図にない道が。よく見ると道を1本間違えてました!おかげで越えてきた峠を戻ってもう一度別の峠を越えることに・・・ちゃんと地図で現在地を確認しないとこういうことになってしまうと思い知らされました。
 というわけでやっと下境簡易局に到着。一見したところ中に人がいないようにも見えましたが、ちゃんと営業していて一安心。

 少し北上したあと再び那珂川を渡ります。国道294号との交差点に出ると、その向こう側に向田局がありました。手元の地図ではここからさらに1km以上離れたところに〒マークが打ってあったので、これには少し驚きました。
 このあたりは烏山線の沿線。自転車を走らせていると横で電車の通過するゴーッという音も聞こえてきました。烏山駅の隣の滝駅の横の踏切を通過します。
 自転車で郵便局めぐりをしていてふと鉄道の駅を目にすることがよくありますが、そういった時の風景は、電車から途中下車して外から駅を眺めるときの風景とは気分的にどこか違うような気がします。

△神長→●烏山→◇烏山仲町→△興野→△宮原

 さらに1km行って広い道に出ると、真新しいトンネルの手前側に神永簡易局がありました。長さ約700mのこのトンネルを抜けると烏山町街に入ります。
 烏山駅の近くにある烏山局は、割と大きめの普通局。一方、町の中央通りから少し路地を入ったところにある烏山仲町局はあまり目立ちませんが、「POST OFFICE」の看板文字が赤かったのが印象に残りました。
 町街地から少しだけ離れてまた那珂川を渡ると、すぐに興野簡易局が目に入ります。面白いというかメルヘンチックというか、言葉では言い表しにくいのですが、かなりいい感じの局舎でした。現像出来次第トップページに載せようと思っています。
 続いては宮原簡易局。宮原交叉点から局舎を見上げることができます。
 烏山仲町局の局員さんのお話によると烏山駅には貸し自転車があるということですが、烏山町は駅の周辺の郵便局密度がやや高めなので、局めぐりの手段の一つとしても十分活用できるのではないかと思いました。
 栃木県内はここで終了。山越えをして茨城県に入ります。

△鷲子

 宮原簡易局から峠を越えて美和村までは約6kmの道のりで、坂もきついのかなと予想していたのですが、距離が長かったのが幸いしたのか勾配自体はそんなにきつくなく、自転車のギアをそんなに緩める必要も無く15分ほどで県境の峠に到着しました。ここまで来れば鷲子局ももうすぐです。
 すぐに国道293号に突き当たって右折して下ってゆくと、まもなく右手の枝道に郵便局が現れました。
 局に近づくと2種類の張り紙が貼ってあります。

   お知らせ
  長年に亘り当局をご利用頂きまし
  てありがとうご座いました。
  今回当局は九月末日を以て郵便局業
  務一切を取りやめとなりますので
  ご承知ください。
        鷲子簡易郵便局長

 一方もう一枚の張り紙は、美和郵便局の名前で、「鷲子地区で郵便局の受託を募集しているので希望する方は9月30日までに申し出てください」といった内容のものでした。鷲子簡易局の周りはそんなに人が少ない集落といったイメージではなく、それなりに民家も並んでいるところなので、美和郵便局としても簡易局を存続させたいと考えているのでしょう。話が前後しますが、美和郵便局の方の話によると「受託を検討中の方がいる」とのことなので、再開の可能性も低くはないと言えると思います。
 
 鷲子簡易局の中に入ると年配の男性局員さんがカウンターに座っていて、もう一方女性の局員さんは奥のテレビで、この日から始まった連続テレビ小説を見ておられました。貯金と押印をお願いして、局員さんに少しお話をうかがいましたが、こちらの局員さんは新しい受託者がいるかどうかなどはよくわからないとのお話でした。
 局に20分くらい滞在したあと、この局舎に別れを告げて美和局に向かいます。

◆美和→△上桧沢→◆檜沢

 鷲子簡易局から美和局までの道は緩い下りです。この日(月曜)定休日だった道の駅を横目に、15分ほどで美和局に到着。ところが、鞄の中のどこを探しても通帳がない!どうやら鷲子簡易局で押印に夢中になっていて通帳を横に置いてきてしまったようです。仕方がなく再び自転車で、今度は緩い坂を登ること15分、再び鷲子簡易局に戻ると、通帳を入れていた袋はカウンターのところにそのままの状態で残っていました。5月に埼玉県を回ったときにも同じ失態をしてしまったことがあり、それ以来注意はしていたのですが・・・痛い時間ロスとなってしまいました。
 再び局員さんと局舎に別れを告げて、15分かけて美和局へ。いつ発行されたものかはわかりませんが美和村のエコーはがきが残っていたので購入しました。
 美和村には4つの郵便局があり、鷲子簡易局から順に、那珂川水系緒川の川上→川下に一列に並んでいます。だから道は下りで楽、と予想していたのですが、いざ走ってみると細かいアップダウンが多くて、なかなか大変な行程でした。
 まもなく上桧沢簡易局。商店に併設の郵便局です。交通手段を尋ねられたので「自転車で回っています」と答えると、わざわざ局の外に見送りに出てくださいました。
 続いて2km弱で檜沢局に到着。移転後間もない新しい局舎で、こちらの「檜」は旧字体の「檜」です。

◆緒川→◇八里

 檜沢局から緒川村に入るか山方町に入るか少し悩んだのですが、どうせ自転車で回っているのだからせっかくならJRから少しでも遠いところを、と考えて緒川町方面に行くことにしました。
 また細かいアップダウンのある道を行って、村役場の近くに緒川局。ここから八里局までの道は、逆に川下から川上まで上ってゆく感じになります。そろそろ疲れもたまってきましたがここはもうひと我慢。坂道を登ると立派な小学校が見えて、その近くに八里局もありました。集落の規模はあまり大きくはないようです。

◆御前山→[廃]△伊勢畑→◆野口

 八里局からさらに少し登ると峠があり、厳密には峠は村境ではないのですが、そこから御前山村に向かっては下ってゆくことになります。この峠は、手持ちの地図には「八里トンネル」として描かれていたのですが、行ってみるとトンネルではない峠でした。それでもって峠の頂上付近には「八里随道」という標識があったり・・・不思議です。もしかすると以前はトンネルで、それが拡張工事か何かで普通の道に変わったのかもしれません。
 それはともかく御前山局に到着。通ってきた広い道を横に100mほど外れたところにあるのですが、それに気付かずに一度国道まで出てしまいました。局では、1995年?に廃止されたという伊勢畑簡易局について少しうかがったところ、受託は個人で、貯金も扱っていたとのこと。幸い?手持ちの地図は1991年版で、〒マークもちゃんと載っているので、いざそちらに向かいます。
 那珂川沿いを走る国道123号を東に向かうと御前山橋という橋がありますが、その橋を渡って川の向こうの道路に突き当たった場所のあたりに、現在も営業している商店がありました。店の前にはポストもあります。おそらくここが旧局だろうと目星を付けて、飲み物を買いつつ店内を見てみると、特にカウンターのまわりに「ここが昔郵便局だった」という雰囲気が滲み出ていました。店の方にお話をうかがうとやはりそうだとのこと。木のカウンターや切手箱(現在も切手販売はしています)、はんこを押すためのマットなどが今もそのまま使われているようでした。
 ゆっくりしたいのですがそろそろ時間も押してきたので、先を急ぎます。国道に戻って役場周辺も通過してさらに行くと、道路右手に野口局。こちらも集配局です。現在15時40分。

[△大宮小野]→◇阿波山→◇岩船

 ここから大宮町の北塩子簡易局に16時までに行ける自信がなかったので、続いて同じ大宮町の大宮小野簡易局に行くことにしました。道は上りがちでしたが、なんとか16時前に局に到着。ところが・・・営業時間は15時までで、入り口にはカーテンが閉められていました。これにはかなりショックを受けつつ、残りの時間はATM貯金をするため特定局を回ります。
 ちょっと不思議な大桂大橋をわたり桂村に入ります。少し行ったところに阿波山局。ここから岩船局までは地図で見る限りはあまり遠くなさそうでしたが、予想したより坂がきつくて、とうとう見事に途中でバテてしまいました。崩れるように途中の商店に駆け込んであんパンを購入。そんなこともありましたがやっと岩船局に到着しました。桂村は郵便局はこの2局だけ。さすがにもう一度山越えして七会村に入る気力は無かったので、このあたりで収束に向かうことにしました。

◆石塚

 石塚局は常北町の中心局。集配局なのでゆうゆう窓口は18時まで開いています。ということで一部の方にはお葉書をこちらでお出しする予定でしたが、局員さんにうかがうと「風景印は置いていない」とのことで、お葉書の消印はかなりありきたりの局のものになってしまいました。申し訳ありませんm(__)m

 ・・・この日の郵便局めぐりはここで打ち止め。もう10月になるということで、17時半の時点であたりはもうかなり薄暗く、その中を那珂町の広域農道を通って水戸市街方面へ戻ってきました。◎1359那珂町や◎0718勝田などに寄り道したあと、赤塚駅22時台の電車で帰京しました。


●2003-10-20(松戸河原塚局初日訪問)
 松戸河原塚局の訪問を兼ねて、〒27北部の未訪地域を回ってきました。

 家を自転車で出発し、8時59分に松戸河原塚局に到着。既に20人くらいの方が並んでおられました。局の掲示板には「よろしくお願いします」の文章と局員さんの似顔絵が描かれた紙が貼ってあります。
 9時になって中に入り、番号"札"(紙ではなくプラスチックのもの)が配られましたが自分は20番。15分ほど待ってから貯金と小為替をお願いし、日付印を頂いて局を後にしました。

 その後は松戸市の未訪地域(稔台〜五香周辺)を訪問し、柏逆井南局の近くでは自動車と接触事故を起こしながら(笑)、柏市の未訪局も順次訪問。柏中新宿・柏十余二東・柏田中・柏松葉・宿連寺簡易・富勢・北柏駅前と訪問して、柏市は柏みどり台局を残すだけとなりました。宿連寺簡易局には普通局や特定局にあるような「宿連寺郵便局」という赤い看板がきちんと掲げられていて(「簡易」の文字がない)、立地的にも特定局でも不自然ではない感じです。

 その後は全く未訪だった我孫子市内を順次訪問。そして一瞬だけ茨城県に渡って利根局に行き、印西市の永治簡易(ここで4時)・木下駅前・沼南町の手賀の各局を訪問して打ち止めとなりました。

 最近は自分は遠征が多かったので、自宅から自転車に乗って日帰りで郵便局めぐり、というのはかなり久しぶりです。


●2003-11-05(惜別・甲簡易局 山梨梨北郵便局めぐり)
 山梨県西北部・長野県富士見町の郵便局を回ってきました。一番の目的は週末をもって廃止となる甲簡易局の訪問です。

 中央線穴山駅で降りて、円野局(韮崎市)からのスタート。武川町の2局を回ったあとは白州町の横手簡易局です。商店に併設で建物は新しいですが、これは後から改装したもので局自体は昭和30年代から続いているそうです。

 これまで登ってきた分を下って国道20号沿いに戻り、小さいながらも集配局の台ヶ原局のあとは、再び急な坂道を登って長坂駅前の長坂局へ(再訪)。局内に置かれているこのあたりの町並みの写真がいい感じでした。

 秋田局に行った後、坂道を少し下っていくとJA受託の甲簡易局がありました。林と川に挟まれていて人家は少なく、このまま廃止になっても仕方がないと思えるような立地です。中で定額小為替と押印をお願いしたところ、「ご自分でお願いします」とのこと。面倒なことをあれやこれやと職員さんに申し付けてしまって恐縮しきりでした。押印もちょっと失敗しましたが、とりあえず局に最後の別れを告げた後、郵便局めぐりを続けます。

 熱見局の後は、高根町役場の目の前の安都那局。玄関にある蛙の大きな風船がかなり気になります(笑)。そして須玉町に入って、細めの県道をさらに高度を上げていくと、集配局ながらこれまた小ぢんまりした津金局です。

 そこからさらに数km行くと、JA受託の安都玉簡易局がありました。定額小為替をお願いすると、「甲局には行かれましたか?」と訊かれました。同じようにこのあたりを回ってらっしゃる方が多いのかもしれません。今回の甲簡易局の閉鎖はJA梨北の再編によるものですが、それによってこの安都玉支所も「高根支所」と名前が変わるとのことでした。ただ郵便局名の変更の予定は今のところないそうです。確かにここが「高根簡易郵便局」になる可能性は少ないような気がします。

 大泉村に入って大泉局。今回は甲斐大泉駅近くの大開局はとばして、次は甲斐小泉駅近くの小泉局へ向かいます。このあたりは八ヶ岳の山麓なので、八ヶ岳の頂上に向かう方向になるここの登りは非常に大変でした。道は森の中、別荘がたくさん建っています。やっとのことで小泉局に到着した後は、再び下って大井ヶ森簡易局へ。

 家に併設された大井ヶ森簡易局では、局員のおじいさんが貯金を扱ってくださいました。そして奥からノートを取り出して、名前とこれまでの訪問局数をメモされていました。郵便局めぐりの人が訪れるとこうしてメモを取っているのだそうで、横からのぞくと既に9月頃から10人くらいの名前があります。郵便局めぐりをしている方は自分が考えているよりもかなり多いんだな、と実感しました。

 続いて小淵沢局町の篠尾局。小淵沢局は既訪なので今回はとばし、整備されたループ橋を通って再び国道沿いに戻って鳳来局に行った後は長野県富士見町に入ります。

 長野県の最初は蔦木簡易局。このあたりは蔦木宿という宿場だったそうで、近くには道の駅があります。
そしてまた国道を離れて信濃境駅方面に向かいます。この坂道がまたきつい!へとへとになりながら信濃境駅近くに到着。最近移転したということで局を探しましたが、駅の目の前に立派な局舎が建っていました。

 民家併設の先達簡易局、さらに北西に向かって乙事簡易局に行った後は、いよいよ今日一番標高の高いところにある本郷局へ。汗をだらだら流してやっと到着すると、本郷局は外装工事中でした。時間が押していたのでここから原村に行くのはやめて、今まで稼いだ高度を武器に爽快に富士見駅周辺まで下っていきます。駅から少し離れたところにある富士見局の後は、国道を挟んで若宮簡易局へ。局員さんは、自分が今日行った大井ヶ森簡易局や小泉局に遊びに行ったことがある、とおっしゃって、せっかくだからということでボールペンを下さいました。

 ここから地図に書かれている道を頼りに瀬沢局に向かったのですが、いつの間にか道はダートになってちょっと大変でした・・・がなんとか16時に局に到着すると、「ここで貯金するのとしないのとではぜんぜん違うもんね」と快く窓口貯金を受けてくださいました。

 さらに国道を北上して、すずらんの里駅近くに御射山局。CD機しかなかったのですが、カードで貯金を引き出し、通帳の印字予定場所に局名印を押していただきました^_^;;局名印は数種類ありますが、局員さん「みんな『すずらんの里』を選ぶんだよね・・・」
 
 これで富士見町を完訪し、最後は茅野市の信濃金沢局へ。ここもCD機だったので同じことをお願いしたところ、まだ端末を動かしているということで窓口で通帳記入をしてくださいました。

 こうして今日の郵便局めぐりは終了。その後は未訪のミスド◎0779諏訪ショップを訪問して、茅野駅より帰途につきました。

 今日一日の行程はひたすら坂が多く、円野局(450m)→横手簡易局(670m)→台ヶ原局(580m)→小泉局(1040m)→鳳来局(680m)→本郷局(1140m)→茅野駅 というように高低差が大きくて大変でした。もうすこし高低差を考慮に入れたコース取りをすればよかったと少し後悔です。


●2003-11-17(さいたま市改称局訪問)
 さいたま市内の改称後未訪局(さいたま中央・大宮区役所内)に行ってきました。大宮市役所内局が外付けのみというのははじめて知りました。またついでに大宮高島屋内局も訪問。ここは休日も含めて何度か訪問しているのですが、どうも柏高島屋内局とイメージが混ざってしまうので・・・


●2003-11-23(横浜上大岡局移転の下見に行ってきました)
 横浜上大岡郵便局が移転するということで、現地を歩いてきました。
 京急上大岡駅に降り立つと、駅の目の前に未開業の大きなビルがそびえていて、局がこの中に移転するというのはすぐに予想がつきました。まだ工事中で中には入れません。ということでとりあえず現・横浜上大岡局へ足を運ぶと、幸運なことに(?)ATMが故障中で修理の方が局にいらしていたので、その方にお話を伺ってみると、確かに駅前の新しいビルに局が移転するとのこと。局前にも既に張り紙がしてあります。

   12/6(土)からcamio(編註:ビルの名前)
   地下一階に郵便局が移転いたします。
 
 そして現在は郵便9〜18、貯保9〜16となっているのが、移転後は郵便10〜18(!)、貯保10〜17となる、と明記されていました。
 修理に来られていた方に改称の有無についても伺ってみると、今のところははっきりとした話はないとのこと。また張り紙にも改称するとは書かれていませんでしたが、その方は「上大岡にはもう一つ上大岡駅前郵便局もあるけど、移転したらこっちのほうが駅に近くなっちゃうし、改称するんじゃないかなあ」とおっしゃっていました。
 そう、上大岡駅前にはもう一つ、駅ビル「ウイング上大岡」の地下一階に上大岡駅前郵便局がありますが、局が移転すると確かにこちらのほうが「駅前」になります。というわけで2局同時改称の可能性は40%位かな、と勝手に判断してみました。あるいはもしかすると現「ウイング内」局は淘汰されるということもあるのかもしれません。現在のところはまだはっきりとしないので、しばらくは様子見ということになりそうです。
(追記:結局改称や淘汰はなく、横浜上大岡局のみが移転するという形になりました。)


●2003-12-04(千葉市完訪へ)
 千葉市の未訪局を一気に回ってきました。
 昨日のうちに自転車を移動させて、稲毛海岸駅前局からスタート。まず美浜区内の団地内・市場内の各局を回ります。千葉稲毛海岸局の古い局舎が印象的でした。
 続いて稲毛区内に入ります。最近開局した千葉小仲台八局の次は、坂の上の千葉小'中'台北局。以前はこのあたりは「小中台」だったのが、住居表示で「小仲台」となったのだそうです。
 その後、千葉穴川四局が移転改称してできたとどろき局は、木を基調としたいい感じの局舎です。もと千葉穴川四局があった場所は現在道路拡張工事中でした。
 一度稲毛区を出て、中央区で残っていた千葉氏周辺の5局を訪問。千葉CCプラザ内局はかなり混んでいて20分待ちでした。そこから再び稲毛区に入って完訪したあと、若葉区北部の未訪地帯を訪問します。千葉みつわ台局もかなりの混雑でしたが、なんとか4時に千葉加曽利局にたどり着きました。
 次はこれまた最近開局した四街道鷹の台局を訪問してATM貯金。千城台の2局のあと、最後はかなり暗くなった中、更科局で千葉市内の郵便局を完訪しました。


●2003-12-15(惜別・東浪見簡易局)
 今月末で一時閉鎖になる東浪見簡易局の訪問を兼ねて外房地区の郵便局を回ってきました。

 茂原駅から自転車でスタート、まずは◎0621茂原でおおまかな訪問順序を決めて、9時前に1局目の茂原緑ヶ丘局に着きました。
 二宮本郷局の後は、茂原市から長柄町に入ります。長柄局は「名前が『長柄』だから結構大きいのかな」と思ったら、見事に気付かずに通過してしまいました。小さな集落の中にある目立たない局です。
 水上局の後の長富簡易局は、JAですが郵便貯金も扱っています。そこから次は長南局に行く予定だったのですが、辿り着いたのは豊栄局。豊栄局の場所が分からなくて長南局で尋ねる予定だったので、ラッキーでした。

 長南、長南西、給田と回ってから一瞬だけ茂原市に戻って鶴枝局。そして再び軽く山越えをして睦沢町の瑞沢、睦沢両局を回ります。千葉県は御存じの方も多いように「最高峰が日本一低い都道府県」なので、山越えもそんなにきつくはありません。(そういえば千葉県は全国有数の交通事故多発県ですね・・・)

 再び線路沿いに戻って一宮局へ。車の量も久しぶりに多くなります。ここは東浪見簡易局の引き継ぎ局なので東浪見簡易局について少しお話を伺ってみたところ、この先の再開の予定は今のところはないとのこと、そして他の方の掲示板にも書かれていた定額小為替については「扱ってますよ」という返事でしたが、やや半信半疑のまま東浪見簡易局に向かいます。

 国道沿い、でもあまり目立たない農協の建物が東浪見局です。玄関には営業終了を知らせる貼り紙がしてありました。中に入って定額小為替があるかどうか伺ってみると、やはり「廃止が決まったのでもうありません」とのこと。ちょっと残念でしたが事情が事情なので仕方がないと思います。(局員さんも何度も謝っておられました。)そこで小為替はあきらめ、年賀はがきに消印とゴム印を押して頂きました。なお通常葉書も現在在庫がないそうなので、訪問される方は葉書持参のほうがよいかもしれません。
 郵便局は今月末までですが、農協自体は来年の3月までは営業するとのことでした。

 東浪見簡易局に別れを告げた後は岬町内の3局を訪問。岬局の外付けのゆうゆう窓口がどことなくかわいらしくて面白いです。そして夷隅町に入り、今日3局目の簡易局、千町簡易局に到着。この建物がまた小ぢんまりとしていて風景に溶け込んでいます。そして局員さんには「こつぶっこ」まで頂いてしまいました(^^)

 次はいすみ鉄道国吉駅近くのいすみ局。そしていすみ鉄道沿いに山田局経由で大原町まで走りましたが、電車とは一回もすれ違いませんでした。
 大原駅近くには3局の郵便局があります。三桁局(〒298)の大原局、ゴム印のイラストがかわいい大原小浜局、そして大原南町局を訪問し、次は隣駅の浪花局へ。電車からも見えるこの局の局舎は薄いピンクで、どことなく味があります(帰りの電車から見た、暗い中に赤い〒マークが浮かび上がっている姿はさらに味がありました)。こちらのゴム印も面白くて好みです。

 続いて「月の砂漠」御宿町に入り、最近移転したらしく旧局舎も残っている布施局、そして御宿局に到着したところで4時になりました。
 あとは国道沿いをさらに南下し、歩道のないトンネルをヒヤヒヤしながら通り抜けたりして勝浦局、そして無人の鵜原駅のとなりにひっそりと建っている勝浦鵜原局を訪問してATM貯金をしたところで今日は打ち止めとなりました。

 帰りに◎1464あすみが丘、◎1073鎌取ジャスコに寄り道。さらに来週移転改称して誕生する新浦安駅北局も見てきました。浦安美浜局には移転を知らせる貼り紙がしてあり、それに従って新浦安駅北局の場所に行ってみると、駅前にあるマンションの1階に外付けされている局舎がありました。内装は暗くて見えませんでしたが、外観は完全に出来上がって「新浦安駅北郵便局」の文字もちゃんとあります。局前の郵便ポストはコーンと棒で「立ち入り禁止」を示していましたが、投函口は塞がれておらず誰かが間違えて投函してもおかしくないような状態でした。郵便事故がおこらなければよいのですが・・・


●2003-12-22(水上・沼田 郵便局めぐり)
 群馬県北部の郵便局を回ってきました。

 一昨日、昨日はかなりの雪が降ったとのことで、今年の初めに同じく群馬県を自転車で回った時に大変だったことを思い出しながら、とりあえず湯桧曽駅に向けて出発します。
 雪は埼玉県北部あたりから現れ始めて、水上についた時にはもうかなり積もっていました。12月に無人駅になったという湯桧曽駅で自転車を組み立てます。本当は旧湯桧曽駅や旧湯桧曽局舎も見に行きたかったのですが、時間が押していたので今回はパスして、今日最初の訪問局の水上藤原局に向けて出発しました。

 天気は晴れ、でもあたりには雪がかなり積もっています。道路の中央には融雪のために水を流す設備が導入されているので、道自体には雪はほとんどありませんが、そのかわり道路が濡れているので、その上を自転車で走ると水が勢いよく上に跳ねてきます。自転車についているはずの泥よけもあまり意味がなく、容赦なくズボンなどに水がかかってきて、いきなりブルーな気分になってしまいました(この日は一日中こんな感じでした・・・)。

 湯桧曽駅から少し北西に進むと、藤原地区に向かう道は2つに別れます。一つは藤原ダムの周りを通る道、もう一つはトンネルを抜ける近道(でも勾配はきつい)。初めはトンネルのほうの道を行こうと思ったのですが、分岐からすぐのところにある勾配のきつい坂を登ろうとしたところ、いきなり自転車のタイヤが空転!してしまったので、これはとても無理だと思って、結局ダムの縁を行く道を行くことにしました。
 雪が積もっているのでスピードは出ません。それでも幸いこの当たりの路面はアイスバーンにはなっておらず、雪の上に滑り止めの砂が巻かれているような状態で雪が積もっていたので、比較的楽に走ることができました。トンネルを数個抜け、湯桧曽駅から走ること約1時間、予定より大幅に遅れましたが、9時40分頃にようやく藤原の集落に到着しました。

◇藤原

 ここ水上町藤原を御存じの方も多いと思います。関東に大雪が降った時には毎回と言っていいほど「積雪○cm」と紹介されるほど雪が多い地域なのですが、それだけあってやはり積雪は高く、約1mは積もっていました。自分が今その藤原と言う場所にいるということでちょっと感動しつつ、水上藤原郵便局に入って貯金と風景印をお願いしました。この時期に自転車で回っているということでちょっと珍しがられましたが、話によるとこの土日に雪が積もる前には平地では雪は全く積もっていなかったとのこと。2日間でこんなに雪が積もるというのはやっぱり驚きです。でもそれだったら一週間前に来ればよかった・・・
 せっかく来たのにすぐに立ち去るというのはちょっと名残惜しいですが、局に別れを告げてまた来た道を戻ります。

◇湯桧曽 → ※水上駅前(再訪) → ◆水上

 帰りは下り道ですが、雪や水たまりがあるのでスピードは出せません。行きと同じくらいの時間をかけて湯桧曽駅まで戻り、駅のすぐ隣にある湯桧曽局へ。さらに一駅戻ると、水上駅のすぐ正面にあるのが水上駅前簡易局(9-15)です。この郵便局は、「『鉄道を趣味としていてその片手間に郵便局めぐりもしている人』がよく訪れる駅前郵便局ランキング」で上位に入りそうな局だと思っているのですが、ちょっとランキング自体がマイナーかもしれません(^_^;
 駅前局からちょっと温泉街を下っていくと、集配局の水上局があります。普通だとこの規模の集落なら郵便局は一つしかない所が多いような気がするので、ちょっと得した感じになれます。

 ◇上牧 → ※後閑駅前(再訪) → ◆月夜野

 水上から再び南下します。相変わらず水跳ねがひどいですが、もうそんなことを気にしていたら自転車には乗れないので、ブルーな気分になりながらもスピードをあげて進んでいくと、やがて上牧駅に到着。駅の近くに郵便局があるはず・・・でもあったのは、まだかなり雰囲気を残す旧局舎でした。移転先をさがして川を渡ったりもしましたが、駅から通りを少し南下したところに新しい局舎がありました。

 どんどん南下して、やがて後閑駅の近くに後閑駅前簡易局。ここも既訪なのですが、どんな局だったかあまり覚えていなかったので再訪しました。そして後閑駅からそう遠くないところに月夜野局があります。道路は雪がでこぼこになっていて、通過に非常に苦労しました・・・
 月夜野局から先は、国道17号に合流して三国峠方面に向かいます。

 ◇布施 → ◇猿ヶ京

 道は登りですが、そうきつくはありません。水跳ねさえ無ければ快適なサイクリングになるはずなのですが、それも叶わず。やがて新治村に入り、暫くすると右手に、雪の中の布施局が見えました。
 あまり関係ないのですが、先週千葉県の郵便局を回った時にもその中に水上郵便局・布施郵便局という局があったので、2週連続の水上局・布施局訪問となりました。それを意識しているのでしょうか、この日回った2局にはいずれもゴム印に「群馬県」の文字が入っていました(千葉県の方はどちらも何も付いていませんでした)。

 さらに登っていくと、やがて左手に大きな湖が見え始めます(赤谷湖)。湖のほとりにはホテルらしきものがいくつか立ち並んでいました。このあたりが猿ヶ京温泉郷ですが、少し寂れているようにも見えたのは季節のせいでしょうか。まもなく猿ヶ京局に到着しました。
 局に入る前に、向かいのコンビニで昼食を購入。そして局で貯金と風景印をお願いしました。来年の干支は「猿」ですが、特にこれといって何かをするという予定は無いとのことです。
 ここから三国峠を越えたいのもやまやまですが、今回はここで引き返して沼田市方面に戻ります。

 ◇薄根 → ◇池田

 また来た道を戻ります。月夜野町の真庭局は既訪なので今回はパス。月夜野町からさらに17号線を下り、自転車が通ってはいけないような道に間違って入り込んだりしながら(^^;)やがて沼田市に入ります。
 市街地に入る前に、薄根、池田の2局を訪問。池田局では局員さんは「こんなに雪が積もることはそうはないですよ」とおっしゃっていました。相変わらず走りにくい道です。
 池田局からは高速の沼田IC方面に向かい、IC近くの◎0802沼田ショップへ。いい加減ブルーな気分を少し直すために、店内でちょっと休憩。そしていよいよ追い込みに入ります。

 ◇沼田上久屋 → ◇糸之瀬

 ◎の所にある信号を入って、河岸段丘の上部から下部へとこれでもかというほど下っていくと、川の近くに沼田上久屋局がありました。そして川を渡り、遥か上部を走る関越自動車道を見上げながらスピードを上げていき、16時ちょうどに昭和町の糸之瀬局に到着しました。

◇沼田原新町 → ●沼田 → ◇沼田駅前(再訪)

 あとは沼田市街を通って沼田駅に戻るだけ。糸之瀬局からは再び丘の上に上がります。沼田市は面白い構造をしていて、JR沼田駅などは川沿いの低いところ、そして市街地はそこから坂道を登ったところ(河岸段丘の上部)にあり、それぞれが一見独立しているようにも思えます。その市街地にある沼田原新町局・沼田局でATM貯金をして、中途半端に雪が積もって非常に走りにくい道をなんとか走り切ったあとは、再び坂を降りて沼田駅前局(再訪)でATM貯金をして、やっとフィニッシュ地点の沼田駅に到着しました。

 当初の予定では、水上から沼田市を越えて川場村・片品村に入って尾瀬花の谷局まで行ければ・・・などと考えていたのですが、やはりこの雪の中ではとても無理でした^^;
 今日の初訪は13局。今年初めに草津のほうを自転車で回った時も13局だったので、悪くはない結果だと思います。でもズボンが・・・

この後は◎0079前橋、◎0742前橋南に寄り道をしたあと東京に帰還しました。


●2003-12-30(静岡市・落穂拾い)
 帰省を兼ねて静岡市内の郵便局を少し回ってきました。

 東海道線清水駅で下車して、まず清水相生局を訪問しました。こちらは清水市消滅とあわせて清水市役所前局から改称した局です。こちらで通帳を新しくしたところ、これまで見たことがなかった通帳が出てきました。新しい通帳はこんな図柄なんだーと思いながら次の局へ。

 清水桜橋通、清水船越、清水北矢部、清水日立の各局を訪問して旧清水市を完訪。ここから30分待ちでバスがあったので、それに乗って久能山ふもとの久能局に移動しました。
 道路からは、久能山に続く長い階段を見上げることができます。見ていて面白そうだったので、自分もバスを一本遅らせて階段を往復してきました。

 ここからまたバスで静岡駅の近くまで移動し、年季の入った局舎の静岡稲川局、建て替え改称した静岡小黒局、静岡横田局、静岡伝馬局を訪問して、再び帰省の電車に飛び乗りました。


●2002年前半
●2002年後半
●2003年前半
●2003年後半
●2004年前半
●2004年後半
●2005年前半