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岩瀬 古い町並みが残る岩瀬地区は、江戸時代から北前船の港町として栄えてきました。土蔵や廻船問屋が建ち並ぶ大町通りや海が見える美しい町並みは散策にピッタリ。
 
 ホテルを9時にチェックアウトして駅の観光案内所に行きました。富岩水上ラインを利用することにして、路面電車案内所で路面電車片道乗車券付1,700円の乗車券を買って、富山地方鉄道富山港線で岩瀬浜駅行きに乗りました。北前船寄港地で栄えた岩瀬の街歩きです。東岩瀬駅で降りました。お花がきれいです。現在の駅の少し富山駅寄りにJR時代の駅舎が残されています。現在は休憩所として利用できますが、外観は当時のままです。ここから街歩きの出発です。
 歩き始めるとすぐに古い石造りの祠がありました。説明のチラシが置いてあり、それによると地元の石工が造った「観音堂」で江戸末期のもののようです。すぐ先の岩瀬小学校には、学校のシンボルになっている大きな「からかさ松」があります。次の通りが旧北国街道の大町新川町通りです。通り沿いに岩瀬の特徴的な廻船問屋型や土蔵造り、町屋型などの建物が並んでいます。岩瀬街歩きのハイライトです。
 上左は、「佐藤釣具店」の看板が掛かっていますが閉まっています。外には生えさの自販機が置いてありました。上右は、「Kartell富山」という家具屋さんになっています。閉まっています。下左は、造り酒屋の「桝田酒造店」です。脇の道を入ると酒蔵と高い煙突が目に入ります。右は、「旧岩瀬銀行」です。岩瀬銀行は明治33年から昭和10年まであった銀行で、今は北陸銀行岩瀬支店になっています。
 国指定重要文化財の北前船廻船問屋「森家」です。明治11年に建てられたもので、前庭を持つ三列四段の間取りとなっており、玄関から背後の船着き場まで「トオリニワ」(土間廊下)が通じています。上左は母屋の吹き抜けで、天窓からの光と梁の組み合わせが美しい。上右は前庭の建具で、隅柱のない作りが見事です。下左は裏の土蔵、下右はトイレですが屋久杉を使った贅沢なものです。
 国登録有形文化財の「旧馬場家住宅」です。明治6年の大火の後に以前の部材を用いて建てられたと考えられています。東岩瀬町の中でも最大規模の住宅です。上左はオイ(広間)で豪壮な梁組です。上右は井戸ですが建物内にあります。下左は前倉の中の沢山の金庫です。外に出て気付いたのですが、手前の塀の大きな家も表札には「馬場」となっていました。
 富山港展望台に上りました。昭和61年に富山港の南西にある金比羅社境内の除夜塔を模して建てたそうです。高さは24.85mで晴れた日には立山連峰や能登半島のほうまで望むことができるそうです。
富岩水上ライン 富岩水上ラインは、富岩運河環水公園と港町岩瀬エリアを結ぶ運河クルーズです。水辺のきらめきと歴史ある街並み、自然の美しい景色を、ゆったりと流れる時間とともに楽しめる1時間の船旅です。
 
 富山港展望台から富岩水上ラインの乗降場の岩瀬カナル会館へ急ぎます。途中にある古い料理屋は松月です。松月は明治44年創業の老舗料亭で、天然のいけす富山湾の四季折々の味覚を楽しめるそうです。急いで通過します。岩瀬運河に出るともうすぐ目の前に岩瀬カナル会館が見えてきました。今回乗る船は「KANSUI」で16トン、定員55名です。
 
 14時35分、定時に出航です。岩瀬カナル会館を右に見て岩瀬運河を進みます。すぐに富山港に出ます。先程上った富山港展望台が見えてきます。上流に向かうと柱が2本建っていて「これより・・・富山港です」と書かれていました。富山港から富岩運河に入ってきました。
 国指定重要文化財の中島閘門です。昭和9年に富岩運河の開通とともに築造された、水位差を二つの扉で調節するパナマ運河公式の閘門です。水位差2.5mの水のエレベーターです。閘門に入ると後ろの扉が閉まります。すると通水孔から水がどっと流れ込んできて水位を上げます。運河が上流と同じ水位になると前の扉が開いて船が進みます。
 
 途中ですれ違った「SORA]号で、定員55名です。終点の富岩運河環水公園に入ってきました。水辺には世界一美しいといわれるスターバックスがあります。下船して環水広場から天門橋を望みます。
富山城・富山市郷土博物館 富山城は、天文12年(1543)に神保長職によって築かれたのが初めで、その後一向一揆や上杉謙信など戦国武将たちにより争奪されるところとなりました。寛永6年(1639)に富山藩分藩により前田利次が入城してからは富山前田家の居城として明治に至るまで藩政の中心となっていました。明治6年(1873)に廃城となり、解体や復元などを経て、現在は富山市郷土博物館になっています。
 
 富山城の天守は昭和29年の富山産業大博覧会の開催に併せて建造された模擬天守です。天守の下に唯一残された内堀です。門は、千歳御殿の正門として建てられたもので千歳御門と呼ばれており、富山城唯一の現存建築遺構です。天守から見た大手門の石垣と内堀です。
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