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風の松原 能代市の海岸沿いに連なる日本最大の規模を誇る松林です。南北総延長14km、面積は約760haで、東京ドーム163個分もの広さです。厳しい海風による飛砂をふせぐために江戸時代から植栽されたもので700万本もの松林です。
 
 9時30分に能代港に下船しました。能代の物産と観光案内のテントが出ています。写真の灯籠は、能代七夕天空の不夜城です。本物は高さ24.1mで日本一だそうです。港湾地区から徒歩で出ようとしたら、氏名などを記載して出入管理証を渡されました。
 能代港の港湾緑地にあるはまなす展望台に上りました。高さ27mです。四面の窓からの展望は、一番左の南面からは日本海の風を利用した風力発電の風車が立ち並ぶ様子が見えます。西側は日本海でにっぽん丸の停泊しているのは一番深い-13m岸壁です。北面からは白神山地の山々が望まれます。東側からは能代の街を強風から守る風の松原が望まれます。
 
 港湾緑地の一角に「日本海中部地震大津波殉難者慰霊碑」がありました。台座には36名の殉難者の名前が刻まれていました。そして、能代港の防波堤には地元の名物をはじめ様々な絵が描かれています。はまなす画廊というそうで、約260点の作品があるそうです。
 運河を渡って進むと気になる踏み跡があるのでそちらに行ってみました。しばらく行くと左に曲がる道があったので、能代の街の方へ行けるかもしれないと思って森の中を進みました。橋から10分ほどで広い道に出ました。「健康づくりの道」の看板があり、遊歩道に出たことが分かりました。
 
 大きな松が聳え、見上げると怖いようです。松林を抜けると港の反対側に出ました。こちらは街中です。こちらの入り口には立派な看板が建っています。「日本の自然100選」「日本の冥松00選」「森林浴の森日本100選」「日本の白砂青松100選」「日本の音風景100選」「かおり風景100選」と沢山の100選があります。
 時間がないので街中には行かずに元の場所に戻りました。森の中にはニセアカシヤの花があちこちに咲いていました。港湾緑地の道端には赤や白のハマナスが咲いていました。
十二湖 十二湖は、白神山地西部に位置するブナ林に囲まれた33の高将軍の総称です。1704年に発生した大地震による山崩れによってできたといわれ、崩山から眺めると12の湖沼が見えたことから十二湖と呼ばれるようになりました。特に有名なのは鮮やかなコバルトブルーに輝く「青池」です。
 
 能代港からバスで1時間ほどで十二湖散策の出発点、森の物産館キュロロに着きました。ここからは歩いて回ります。まず「青池」に向かいます。最初に見えてくるのは「鶏頭場の池」です。水深約22m、面積41,150㎡の大きな池です。
 「青池」です。非常に透明度の高い青色の池で、季節や時間帯によって変化するそうです。水深約9m、面積975㎡の小さな池です。本当にインクを流したようなという形容がぴったりの色合いでした。
 「青池」から木の階段を登るとブナの自然林に着きます。約500mの明るい森です。
 「沸壺の池」です。「青池」と同じように透明度の高い池です。  「沸壺の池」の湧水が流れてきています。平成の名水100選に選ばれているそうで、この脇の茶屋ではこの水で点てたお抹茶とお菓子が頂けるそうです。残念ですがお休みでした。
 
 コースを外れて十二湖ビジターセンターに行きました。センターでは十二湖の地形模型や周辺の動植物に関する展示をしています。また、幻の巨魚イトウの養殖をしていました。キョロロへ戻る途中の「落口の池」と「がま池」です。
 バスの車窓からですが、凝灰岩の白い岩肌を「日本キャニオン」と呼ぶそうです。日本では特異な景勝だそうで、アメリカのグランドキャニオンに模したようですが?  やはりバスの車窓からですが、海の向こうに遠く男鹿半島の寒風山が見えます。
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