プラハ 有名なプラハの天文時計のある旧市庁舎。フランツ・カフカの小説に描かれているユダヤ人街のゴーレムの古の伝説に彩られた曲がりくねった路地。つい腰を下ろしたくなるカフェ、ブティック、ヴルタヴァ川の遊覧観光。ゴシック様式のカレル橋、マラー・ストラナ(小地区)のプラハ随一の美しさを誇るバロック様式の聖ミクラーシュ教会。都会の喧騒から離れたプラハ城下庭園、小さなエッフェル塔を思わせる展望台のあるペトシーンの丘、そしてプラハ城……プラハのどの地区にも、それぞれ固有の雰囲気と独特の魅力があります。プラハはスタイルも含め絶えず移り変わる街という印象を受けます。ロマンティックで性急で、古風であり現代的でもありますが、どこからどこまで国際的な都市であり、外国人を受けいれることに慣れています。さあ今がプラハの魅力に触れる時です。(チェコ観光局HPから)
 今回は、プラハ日本語観光に参加し、その後は市内を散策しました。(プラハ市公式観光ポータル)
 9時5分にホテル前に集合して観光バスで出発しました。最初は、世界で一番大きな城プラハ城です。ヴァルタヴァ川西岸の小高い丘に建つプラハ城は、9世紀半ばに城の建設が始まり14世紀にほぼ現在の偉容が整ったそうです。城の正門プラッチャニ広場から第一の中庭、第二の中庭、第三の中庭と進んでいきます。
 第三の中庭に入るとすぐ目の前に聖ヴィート大聖堂が迫ります。右に回り込んで南口方面からやっと全体をとることができました。正面の塔のバラ窓は美しいものです。大聖堂は多くのステンドグラスで飾られていますが、特にアールヌーボーアーティストとして有名なアルフォンス・ミュシャ作の成人キリルと聖メトディウスのステンドグラスが有名です。また、1736年位建てられた聖ヤン・ネポムツキーの銀の墓碑も有名で、カレル橋にも聖像があります。聖ヴィート大聖堂内には18の礼拝堂があって、その内の中心がチェコの第一守護聖人の聖ヴァーツラフの礼拝堂です。特別に神聖な空間で、見どころの一つです。
 南門から大聖堂を出ます。南門はゴールデンゲートと呼ばれ、金色のモザイクで飾られています。
 大聖堂の後、イジー広場からの眺めです。
 聖イジー教会です。920年にベネディクト修道院の一部として建てられた美しいロマネスク様式の教会で、現存する城内最古の教会です。
 ここは黄金の小路と呼ばれている狭い路地です。もとは城に仕える従者たちの住まいでしたが、錬金術師が住むようになってこの名が付けられたということです。青い壁の本屋は、フランツ・カフカが一時執筆するために住んだところです。ここでは洒落たブック・マークを売っていました。そのほかの部屋は、お土産物屋や甲冑などの展示室、また当時の職人などの生活の様子が展示してあります。ここを抜けるともう城外で、プラハの街の展望が広がります。
 紅葉したブドウ畑と赤い屋根の連なり、多少煙っていましたが、プラハ城からの帰り道の眺めです。
 11時過ぎに観光バスで移動しました。着いたところは市民会館の前でした。市民会館の中には音楽祭「プラハの春」の会場となるスメタナ・ホールなどがあるそうです。その隣には火薬塔(火薬門)があります。1475年に建てられた旧市街の城壁にあった門の一つで、火薬庫として利用されていたことから名付けられたそうです。ツェレトナー通りを進むと間もなく、モダンな建物が見えてきます。ガイドさん一押しのキュービズムの建物です。外観も内装もすべてキュービズムでできているそうです。時間があったら入ってみたいものです。
 通りをさらに進むと、モーツアルトが『ドン・ジョバンニ』を初演したエステート劇場があります。その隣にはカロリヌムと呼ばれるカレル大学の本部の建物があります。カレル大学は中欧最古の大学だそうです。右奥の出窓は創建当時のゴシック様式で唯一残されているものです。
 ヴァーツラフ広場からの道を右に曲りハヴェルスカー通りに出ると、1232年からあるハヴェルスカー市場に出ます。新鮮な野菜果物から伝統的なチェコのお土産まで幅広い品揃えで、お土産を買うにも良いところだとのことでした。
 旧市街広場の天文時計の前で12時になるのを待ちました。時計の前には大勢の観光客が集まっていました。15世紀に作られた天文時計は、空の太陽や月の位置などの天文図を示すための文字盤、「使徒の行進」と呼ばれるキリストの使徒などが時間ごとに動く人形仕掛け、それから月々を表す浮き彫りの暦版から出来ています。毎正時に「使徒の行進」が始まるので集まっているわけです。
 旧市街広場の北側には、チェコの英雄ヤン・フスの像が建っています。その前に聳える2本の塔はフス派の本拠地であったティーン教会です。また、広場の西側には、バロック様式の聖ミクラーシュ教会が建っています。
 再び観光バスに乗り、12時30分にカレル橋に着きました。ちょうど橋の修理をしているところで、現在は鉄の枠ですが、建設当時は木の枠を使って石を積み上げ、アーチが出来上がると次のアーチと、建造したそうです。この橋は、神聖ローマ帝国の皇帝カレル4 世の命によるもので、現在では橋上には30体もの聖人像が並んでいます。東側の橋塔から観光客が溢れていました。最初に建てられた聖人像が聖ヤン・ネボムツキー像で、銅板に触れると幸運が訪れるということで皆が触れるため輝いていました。日本になじみ深い聖フランシスコ・ザビエル像を支える人々は、東南アジア風の容貌です。橋を渡った正面は、クレメンティヌムという旧修道院の建物で、現在はチェコ国立図書館などとして利用されているそうです。
 カレル橋からのヴルタヴァ川の眺めは美しく、プラハ城も一層素晴らしく見えます。
 フォーシズーンズ・ホテルの前から観光バスに乗って1時過ぎにレストランに着きました。スラブ島のカフェメネスで、典型的なチェコ料理のクネドリーキとチェコビールです。
 昼食の後は自由行動です。川沿いの道をプラプラと歩いてカレル橋に戻り、旧市街地広場周辺でお土産を買いました。  4時40分、夕暮れ時のヴァーツラフ通りです。奥には国立博物館が見えています。
 最後に、前回のプラハ訪問の時に寄ったレストランを探して入りました。創業1499年のプラハで最も古いとされるウ・フレクーというビアホールです。アコーディオン奏者がとても楽しい雰囲気を作っていました。客は生ビールを大いに楽しんでいました。

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